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9・11ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録 (光文社文庫)
「さあ、かかれっ」—かけ声と同時に、乗客たちはコックピットへ突進した。運命を我が手に取り戻すために。—2001年9月11日、ユナイテッド航空93便は、高度35,000フィ...
9・11ユナイテッド93 テロリストと闘った乗客たちの記録 (光文社文庫)
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商品説明
「さあ、かかれっ」—かけ声と同時に、乗客たちはコックピットへ突進した。運命を我が手に取り戻すために。—2001年9月11日、ユナイテッド航空93便は、高度35,000フィートでハイジャックされた。機内に飛びかう絶叫と悲鳴。極限状態のなかで、愛する家族へ最後の電話をかける人々…。そして、おとずれる永遠の沈黙。いま明かされる、テロリストと闘った乗客たちの真実の記録。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔「墜落まで34分」(2003年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
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やはり、あれは戦争だった
2009/09/20 09:53
11人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「民主主義は怒り狂って戦争をする」という有名な言葉がある。専制主義、絶対王朝のもとでの戦争はゲームであり、将棋の様なものであってが、戦争を忌避する民主主義国家が戦争に踏み切る時、それは民主主義という大切な価値が根底から脅かされているという恐怖に多くの人々がとらわれた時、この「絶対悪」を取り除くため国家が立ち上がるという構図をとるのである。その意味で、アルカイダがとった戦術は最悪なものだった。いきなりアメリカ本土の、しかもニューヨークの商業ビルに、これまた何の関係もない一般人が乗る旅客機を乗っ取って突入されるという、これ以上冷血になりえないような「おバカな」なものだった。これを目の前にして怒らない人間は、すでに人間をやめてしまっているただのモノでしかない。だからこそ、「オサマビンラディンに復讐せよ」「やられたらやり返せ」というアメリカ民衆の澎湃たる声をバックにブッシュ大統領は立ち上がったのである。今、9.11事件から8年がたった。「アメリカを変えた102分」以下の映像が放映されている。諸君も、この映像を改めて見るがよい。確かにあれは世界の父にして母であるアメリカへの、いわれなき宣戦布告であったことを学ぶであろう。