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「つながり」という危ない快楽 格差のドアが閉じていく
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.2 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.7
  • 出版社: 筑摩書房
  • サイズ:19cm/206p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-86371-0
  • 国内送料無料

紙の本

「つながり」という危ない快楽 格差のドアが閉じていく

著者 速水 由紀子 (著)

ミクシィ、2ちゃんねる、サッカーなど、「マイ・コミュニティ」にいれば幸せな人々の未来は? 団塊ジュニア世代がどんなコミュニティに帰属しているのかを分析しつつ、自我を回復し...

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「つながり」という危ない快楽 格差のドアが閉じていく

1,512(税込)

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商品説明

ミクシィ、2ちゃんねる、サッカーなど、「マイ・コミュニティ」にいれば幸せな人々の未来は? 団塊ジュニア世代がどんなコミュニティに帰属しているのかを分析しつつ、自我を回復し、社会とつながるための解決策を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

速水 由紀子

略歴
〈速水由紀子〉フリージャーナリスト。激変する社会を、綿密な取材を基にしたルポで描写・分析している。著書に「家族卒業」「あなたはもう幻想の女しか抱けない」「恋愛できない男たち」など。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

なんか、消化不良・・・

2006/08/05 03:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BM1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

勝ち組・負け組、下流社会など「格差論」に一石を投じる本だと思います。日本社会のありようの、核心を捕らえていて、すごいと感じました。
感じましたが・・・なるほど!と感心する部分と疑問に感じる部分が半々で、全体として消化不良という印象を持ちました。
冒頭でいきなり「新しい階級を決める5つのコミュニティ」ということで
Aグローバル・コミュニティ
Bローカル・コミュニティ
Cオタク・コミュニティ
D脱コミュニティ(ひきこもり)
E非コミュニティ
と類型化しており(主にコミュニケーション力の高低で所属が決まる)、「どのコミュニティに属するかで人生が決まる」とまで言っています。そして所得の格差が問題なのではなく、コミュニティ間の「分断化」が問題であると言っています。
このくだりは、なるほどこういう分け方はわかりやすいと感心しました。
そのあと「下流社会」の批判的検証やメディア批判へと展開していき、なるほどそうだなと納得しました。
しかし、なんか素直に納得するには違和感があったので、その理由を一生懸命考えてみました。
疑問1.レッテル貼りになってないか?
5つのコミュニケーションの類型化は、わかりやすいだけに、安易なレッテル貼りに使われないか、注意する必要があると思います。
疑問2.コミュニケーション至上主義でいいのか?
著者は「下流社会」をはじめとする格差論について、価値観を「金」でしか提示できていないと批判しており、金に変わる価値観として「コミュニケーション」を提示しています。しかし、「金がない=脱落者」と同じように「コミュニケーション能力が低い=脱落者」と単純化されやすいのではないか?
疑問3.終わり方。コミュニティ分断化が進む日本社会をどうすればいいか、未来への展望が最後に書かれていますが、これでいいのかぁ?という気がした(これは、読んでみてください)。
などなど疑問点が沸き、すっきりした読後感は得られませんでした。そのため「評価保留」としましたが、いろいろ考えるきっかけになる本だと思います(もしかしてそれこそが著者の狙いか・・・?)。

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オモシロイけど、正読には併読がオススメかな

2006/10/05 18:05

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T.コージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の内容は05年に大いに話題になった三浦展の『下流社会』に対する批判がメインだといっても差し支えがないかもしれない。だが少なくともその過程でスルドイ現状認識が披露されていて、団塊世代に対する批判、団塊ジュニアに対する認識は明瞭でわかりやすい。ただし『下流社会』に対する批判そのものが正当化どうかは別だ。
 最初に「新しい階級を決める5つのコミュニティ」として5つのコミュニティのモデルが示されており、東大社会学あるいは宮台真司の実社会に対する最初の大きな成果だった『戦後若者世代の光芒』(『サブカルチャー神話解体』の正式姉妹書)で示された若者のタイプ別類型化モデルを思い出させるような趣きがある。
 本書のモデルはコミュニティへの帰属とスタンスで区別されている。その説明が本文中に散逸気味のためにちょっと解りにくいかもしれない。類型化の正否は別として、コミュニティごとに文章を分け、もっと読みやすく分かりやすい構成にすべきだったと思う。
 著者の鋭さが発揮されるのは団塊世代への批判と、団塊ジュニアを見据えるときの分析だ。下流・格差ブーム?の主役であり犠牲者?でもある団塊ジュニアに対する理解が深い。
 ....学生運動にはじまる反権力・反管理からバブル時代には無節操な拝金主義へと豹変し、今は既得利権を死守する....という団塊世代への激しい批判。そして親としての団塊世代の姿が団塊ジュニアに鏡のように反映し、社会に対する虚無や軋轢を生んでいる、という指摘。簡明で的を得たこの批判に当事者の団塊世代はどんな反論をするのだろうか?
 また団塊ジュニアを、20代30代になっても親たちがつくった社会への反抗が続いている…抵抗なくコミットできるコミュニティに帰属して生きる…モチベーションの中心が快をもとめ不快を避けること…と分析していて、これも説得力がある。
 本書は5つの各章に「鈴木謙介の話」としてテキストが5本掲載され、社会学者の理論で本文を補強するカタチになっている。鈴木のテキストはゴシック体なのですぐわかる。興味深いのは著者は鈴木を高く評価しているが、コラボ?しているワリには2人の意見は一致していない。鈴木と著者では基本的な認識が違っている。鈴木はこれまでの著作をみても若者をめぐる問題の大前提に所得や就職といった経済問題を見出してる。だが著者は....「コミュニティの」「帰属は所得ではなく、環境の文化」で決まり、それは「階層化より遥かに強固」....だという。「所得の差が拡大していることから「格差」「上流・下流」「階層」などという言葉が流行しているが、問題はそんなに単純なものではない」と断じている。
 ところで、団塊ジュニア世代の親は団塊世代だといっても、人口構成で最大値を占めるだけに親それぞれの属性は多彩なはずで、また両親ともに団塊世代とは限らないという事実がある。実際に父親が戦争を知っている世代と、両親ともに戦争を知らない世代があり、いわゆる戦前派の親と戦後派の親がいるわけだ。それらの家庭の価値観の相異は大きく、それこそ「単純なものではない」はずだ。この点を人口動態統計から指摘したのが三浦展であり、それは基本的な認識を是正するものとして高く評価されている(『ジェネレーションY』(日本経済新聞社)より)。日経新聞では両親ともに戦後派である子供を<ジェネレーションY>と呼んで団塊ジュニアと区別し、そこに将来への夢や可能性を見出している。『下流社会』への表面的な読解や、それへの単なる反発では事実を見誤る可能性が大きい。本書には関連書籍の併読がオススメだ。

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2008/05/12 14:28

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2006/08/28 08:47

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2006/10/05 21:31

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2008/10/13 13:41

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2010/03/01 01:34

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