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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 17件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2006/07/19
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮新書
  • サイズ:18cm/191p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-610176-9
新書

紙の本

SF魂 (新潮新書)

著者 小松 左京 (著)

『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』—三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の草分け的存在。...

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SF魂 (新潮新書)

税込 814 7pt

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商品説明

『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』—三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の草分け的存在。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、SFに見た「大いなる可能性」とは何か。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔—。日本にSFを根付かせた“巨匠”が語る、波瀾万丈のSF半生記。【「BOOK」データベースの商品解説】

私が日本を沈没させました…。「日本沈没」でベストセラー作家となった日本SF界の巨匠が語る、その黄金時代、創作秘話、SFの真髄。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。波瀾万丈のSF半生記。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

小松 左京

略歴
〈小松左京〉1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒業(イタリア文学専攻)。SF作家。「日本沈没」で日本推理作家協会賞受賞。他の著書に「復活の日」「果しなき流れの果に」など多数。

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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (7件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

小松左京というビッグな作家にまつわる意外なエピソードを知る楽しみ。日本のSF界が辿ってきた道のりを小旅行する楽しみ。日本が大きく成長した昭和という時代を1つの切り口から振り返る楽しみ。

2008/12/08 23:55

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「さすがに面白い」「やっぱりすごい人だった」「期待以上のものが盛り込まれている」というのがストレートな読後感だ。
 それとともに「しまった」という思いも……。
 小松左京作品は、恥ずかしながら『日本アパッチ族』『日本沈没』『さよならジュピター』という大型ベストセラーすら読んでいないのだが、私には1つだけ小松左京氏とのご縁があった~。
 学校を出て初めて働くことになった、ある流通業の会社の入社式。そこで小松左京氏が講演をしたのである。1984年、それは本書で確認したところによると、映画「さよならジュピター」公開直後のことだ。
 何で入社式に小松左京なのだろう。
 それは、おそらく物を売るだけでなく、文化を提供していきたいという意欲を持ったその企業の姿勢を示したかったということ、これから働いていく社会人一年生たちに進取の気象に富む人物にエールを送ってもらい、改革的な意識を常に持つよう発破をかけてもらいたかったということ、旬のオピニオンリーダーに来てもらえるような象徴的な入社式を行うことで内外にその価値を認めてもらい、全社的な士気を高めたかったことなど、いろいろに考えられる。
 しかし、「小松左京かあ」という昂揚感はあったものの、もったいないことに、そこで語られたことをしっかり聞いていないバカ者であった、私は……。すでに四半世紀の時が流れ、社会人としての自分はややくたびれてしまっているようにも思えるが、小松左京氏のエッセンスと魂が込められた、このコンパクトな新書は、とても読みやすいにもかかわらず密度高く、そして、多くのことを成し遂げてきた人の豊かな発想力や慧眼ぶりは衰えることなく、いとも楽に高みに達しているかのように思える。

 正統派・小松ファンではなくとも、半生記を口頭で語るかのように肩の力を抜いて書かれたこの本には、最低でも3つの楽しみ方がある。
 1つめは、先に挙げたように社会現象にまでなったベストセラーを生み出した作家が、実に多くの独自性ある体験を経て作家となり、書きながらも尚、いかに多くの体験を重ねてきたかということを知る楽しみ。
 2つめは、筒井康隆、豊田有恒、半村良、平井和正、福島正実、星新一(有名どころが抜けていたらごめんなさい)といった人たちとともにSF作家・小松左京が引っ張ってきた日本のSF界がどのような歩みを経てきたのかということを大まかに確認できる楽しみ。
 そして3つめは、学生たちが知の担い手として左翼運動を中心に社会を動かしていた時代、高度経済成長へ向かいながらオリンピック、大阪万博を経て日本全体が明るい未来を信じて前進していた時代など、昭和を代表する時期について振り返ることができる楽しみ。

 中学三年で終戦を迎え、闇商売をやってみたこと、世界文学のほか安部公房や埴谷雄高に傾倒したこと、ダンテやピランデルロ好きでイタリア文学を専攻し、恩師が野上弥生子長男の素一であったこと、高橋和巳と親交があり、『悲の器』『邪宗門』にもヒントを与えたこと、漫画を描いて出版歴があること、「左京」ではなく「右京」になる可能性もあったこと、新婚当時、娯楽の少ない奥さんのために小説を書いたこと、万国博研究会から出発してプロデューサーに回ったことなど、内容は「そんなことがあったのか」「そうだったのか」と思わせられる意外なエピソードに事欠かない。
 どの切り口についても過去の話だから、普通ならばノスタルジィに浸り、読み手にもそれに浸ることを誘うような書き方がされるものだろう。あるいは功績を誇りに思う気持ち、人にない体験を聞かせてあげよう的な特権的な自意識がちょこちょこ顔を出していてもおかしくはないはず。だって、あの小松左京なのだから……。
 しかし、大衆のなかに生きつづけてきた「自由で、グロテスクで、明るい哄笑に満ちたイマジネーションを解放する可能性をはらんでいる」のがSFだという著者自身の説明の通り、権威や経歴、経験にこだわり重視するように姿勢はまるでない。必ずしも未来を描くばかりがSFではないが、過去や積み重ねてきたものに敬意は抱いても執着はせず、未来という前を向いて、明るく自由に闊歩していく気風が全篇にあふれている。
 昭和6年生まれ、御年75歳で書かれた本書が、どっかとした「なり」、とうとうとした調子でまとめ上げられたものでなく、コンパクトで舞い上がってしまいそうな勢いある軽みに支えられているのは驚きに値する。
 熟れすぎた果実のように人間が「老けていく」「腐っていく」というのは、おそらく権威や経歴、経験に執着する人ほど進行が早いのではないかというようなことも考えさせられる。
 自由な想像力はおそらく、人をいつまでも飛翔させてくれる。
 自分を縛るものにこだわらず、前向きでいられるからこそ出てきたと言える結びの一行にも新鮮ですがすがしい感動がある。そこを読むと、いかなる環境の変化により閉塞感を抱かされたとしても、どうにかすれば打破していけるんじゃあないか――何かそう思える力が湧いてくるのであった。
 生の声による講演ではないけれども、聞き洩らす心配なく繰り返し読めるので、「しまった」と思った分をきちんと取り戻せるじゃない。
 よかった。

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紙の本

小松左京作品の底を流れるもの

2006/11/24 03:48

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:T.O. - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小松左京のことはあまり詳しくはありません。そのあふれんばかりの才能のむくまま、自由闊達に次々と多くの作品を発表して来た人だと思っておりました。それが、日経新聞で彼が「私の履歴書」を連載していたのを読む機会があって、旧制中学時代の戦争体験が深く彼の心に残っていることを知り、意外なその一面にちょっと興味をそそられ、その直後に出版された本書を手に取りました。
 本書は、小松左京の長年のファンであるという新潮新書の編集者の依頼により、小松左京が自身の半生と自作について語ったものです。彼の作品についてばかりでなく、一九七0年の大阪万博開催へのかかわりなど、その多方面にわたる多彩な活躍についても語られていて、改めてそのあふれんばかりの才能とエネルギーに圧倒されますが、中でも興味を引いたのは、やはり最初に少し触れられている旧制中学校時代のことです。
 中学時代につけられたあだ名が「うかれ」というくらい、本人が言うところの「オッチョコチョイ」であったこと。そういう浮かれた性格を直せということで中学二年のときに図書委員をさせられ、そこで図書館にそろっていた世界文学全集を読む機会を得て、特にダンテの『神曲』に深い影響をうけたこと。昭和二十年の中学三年の時には、勉強もなくなり、工場動員の毎日であったこと。徴兵年齢も下がってきており、身近に死ぬ人も出て、自分もいずれ徴兵されて死ぬのだと思いながら、食糧難の辛い毎日を絶望的な気持ちで過ごしていたこと。機関砲を打ち込まれたり焼夷弾が降ってきたりして、実際に何度か死ぬ思いもしたこと。そんなさなかの八月、あっけなく戦争が終わったこと。
 中学のときのこの体験が、いろんな意味で小松左京の原点となったようです。彼は、何としてもあの戦争のことを書かねばならないと思っていたものの、旧来の文学の方法ではその思いはなかなか表現できず、文学的に行き詰まっていたところ、SFの手法を使えばヒストリカル・イフを使うなどして、自分の思いを表現できることに思い当たり、戦後十五年たったときにはじめてSFという形で『地に平和を』という作品を発表したのだそうです。彼は「僕はSFに出会うことで、自分の中にあった『戦争』にひとまずケリをつけることができた。」と語っています。
 この思いは、その後も、多種多様と思われる彼の作品の中を、一貫して通底音のように流れているようです。『日本アパッチ族』しかり、『復活の日』しかり、そして『日本沈没』しかり。一見ふわふわと多方面に漂っているかに見える彼の作品群を、その思いが底のところで繋いでいることを、本書を読んで改めて知りました。
 もっとも、彼の作品が、そのような思いがストレートに出た暗いものにならないのは、小松左京の持ち前の「うかれ」の気質によるものでしょうし、それを質のよいエンターテインメントたらしめているのは、彼の膨大な読書量に培われた文章力、表現力なのでしょう。その意味でも、旧制中学時代のさまざまな体験が、小松左京の原点になっているのだろうと思います。
 本書を読んで、改めて小松左京の懐の深さ、その魅力を再確認させられました。小松左京ファンにはオススメの1冊です。

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2006/11/05 08:21

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2011/08/15 15:29

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2010/03/29 20:29

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