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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 19件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.8
  • 出版社: 東洋経済新報社
  • サイズ:20cm/295p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-492-22273-1

紙の本

ニッケル・アンド・ダイムド アメリカ下流社会の現実

著者 バーバラ・エーレンライク (著),曽田 和子 (訳)

日本にも迫りくる「ワーキング・プア」という悲劇。必死に働いても貧困から這い上がれない、アメリカ低賃金労働者たちの実態を描く。ミリオンセラーを記録した衝撃の潜入ルポ。【「T...

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ニッケル・アンド・ダイムド アメリカ下流社会の現実

税込 1,980 18pt

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商品説明

日本にも迫りくる「ワーキング・プア」という悲劇。必死に働いても貧困から這い上がれない、アメリカ低賃金労働者たちの実態を描く。ミリオンセラーを記録した衝撃の潜入ルポ。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

バーバラ・エーレンライク

略歴
〈バーバラ・エーレンライク〉1941年モンタナ州生まれ。アメリカ屈指のコラムニスト。『プログレッシブ』誌等で活躍。全米雑誌賞、フォード基金賞を受賞。著書に「われらの生涯の最悪の年」など。

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みんなのレビュー19件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

アメリカ下層民の現実、もしくは新自由主義の嘘

2007/06/06 13:30

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:越知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 先日の報道によると、アメリカではほぼ10年ぶりに最低賃金が引き上げられることになったという。貧富の差が開くばかりと言われてきた超大国も重い腰を上げたわけだ。新自由主義的な傾向に歯止めがかかったのも、一つにはアメリカ下層民の実態を調べ上げ本にまとめたジャーナリストらの活動が引き金になっていると思われる。そうしたルポは複数邦訳されているが、その中でも10カ月前に邦訳が出た本書はページ数も値段も手頃でお薦めできるものだ。
 著者のエーレンライクは41年生まれの女性コラムニスト。アメリカではよく知られた存在で、その著書は本書以外にも邦訳されている。本人は高学歴で階層的には中か中の上に属するが、敢えて下層民の仕事を体験して、彼らの生活や思考の実態を本書で明らかにしたのである。
 彼女は居住地を変えながらレストランのウェイトレス、掃除婦、巨大スーパー・ウォルマートの店員として働く。こうした労働体験の末に判明したのは、アメリカの下層民は怠けているから下層なのでは決してないという事実である。
 最低賃金ぎりぎりの給与で仕事をしていると、まずまともな暮らしはできない。その結果どうなるかというと、仕事の掛け持ちをすることになる。つまり昼間はウェイトレスとして働き、夕方からは別の職場でアルバイトをするといった生活である。睡眠時間や食事の時間も満足にとれないきつい労働に一日が明け暮れる。そうした毎日を過ごしていると、考えること自体ができなくなっていくと著者は指摘している。過酷な肉体労働によって思考能力までがむしばまれていくのである。アメリカンドリームを実現するどころではなくなっていくわけだ。
 大企業が社員に労働組合を作らせまいとして様々な妨害行為を行っていることも本書で実例を挙げて告発されている。基本的な労働権すら守られていないアメリカの実態が白日のもとにさらされている。
 新自由主義者は、上層階級が巨額の利益をあげていけばやがてその利益が下層民にも回っていくと主張するが、それが虚偽であることも本書でデータを挙げつつ証明されている。すなわち2000年上四半期に労働者の最も貧しい10パーセントが得た賃金は、73年の同じ層が得ていた賃金より低くなっているのである。他方で最近の上流階級は以前にも増して巨万の富を稼ぐようになっている。つまり上が稼いだ富はいささかも下に環流してはいないのだ。
 下層民の暮らしがきつくなってきた理由として、低賃金に加えて住居費が上昇していることが挙げられる。1960年代始めには平均的な家族の住居費は収入の29パーセントだったが、99年には37パーセントに跳ね上がっているのである。実際、著者はいくつかの州で下層民の仕事に従事したわけだが、就職するごとに住居を確保する作業にまず四苦八苦している。特にミネソタ州では住宅が不足しており、著者はここでは最終的には低賃金に見合った住居を見つけられないという理由で仕事を辞めることになってしまう。
 以上のような事実を、われわれ日本人は言うまでもなく他山の石として知っておくべきだろう。ソ連崩壊により共産主義国家の夢想はついえた。しかし完全自由放任の資本主義などというものはそもそも存在しない。自由放任の資本主義か共産主義国家かという二者択一でしか物事を語れない人は、現実を見る能力が欠如しているのであって、天下国家を語る資格などないと言えよう。

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紙の本

格差社会アメリカでのミリオンセラーは、今の日本の事情にもあてはまりそう

2006/11/25 21:13

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 題名にあるニッケルとダイムはアメリカの安い硬貨のことだが、この題名が暗示する通り、低賃金労働者の実態を体験ルポした本である。そこそこ豊かなジャーナリスト生活を送っている著者が、雑誌編集者と話すうちに、その社会的属性を捨て去るプロジェクトに乗り出すことになる。
 離婚して家から放り出されたばかりの社会的弱者という設定で、低賃金労働者の世界に飛び込み、体験ルポする著者の度胸はなかなかのものだ。いくつかの州で、ウェイトレス、掃除婦、スーパー店員などの職につき、こうした社会の底辺を支える人々の暮らしぶりを詳細に描写する。
 そこから浮かび上がってきたのは、こうした低賃金労働者は、日々の暮らしの糧を得るのに精一杯で、過酷な状況から抜け出すすべをほとんど持たないことだ。低賃金労働者は、いつまでたっても低賃金労働者のままである。それは、こういった職種の時給をあの手この手で安く抑え続ける経営者の目論見もあるが、労働者の側でも、この階級に意識を固定化されてしまっているという側面もある。
 アメリカというと、無名の存在から自分の才覚だけで社会の頂点に上り詰めるアメリカンドリームが代名詞だが、実際には階層の固定化が相当に進んでいる。著者が体験ルポをしていたのは1998年から2000年にかけてであるが、社会全体としては経済が好調で、賃金が上昇傾向にあるものの、この底辺層はその恩恵をあまり受けていない。
 怖いのは、このような現実を、中流以上の暮らしを送る人たちが知らずにいることだ。言い換えれば、豊かな暮らしを送る人たちが、低賃金労働者の犠牲の上に成り立っていることに無自覚なことである。低賃金労働者が、食費や家賃やその他の生活必需品をまかなうのがやっとという給与を得るのに懸命で、それ以上の生活を思い描く暇すらない厳しい現実がここにはある。弱者はいいように使われ、豊かな人々の生活を支え続けることになる。
 ここまで書いてきたことは、今の日本の状況にもだんだんあてはまりつつあるのではないだろうか。「格差社会」という言葉は、小泉政権の末期から、社会のゆがみをあらわすものとして用いられ始めた。安倍首相もその是正に向けて、「再チャレンジ」をキーフレーズに登場した。携帯電話で日雇い仕事を見つけ、それをこなすのに精一杯の若者が、テレビや新聞でレポートされることが多くなっている。
 5年あまりのタイムラグを経て、日本もアメリカ社会の現実に近づきつつある今、本書に描かれた低賃金労働者のおかれた状況を分析し、同じ道をたどることのないような政策的な支援が求められていると言えるのではないだろうか。
 実は、著者の飛び込んだ低賃金労働者の世界は、犯罪とは無縁の善良な人々の世界である。アメリカ社会は、さらに下層に位置して犯罪行為に走るしかない人々をたくさん抱えてもいる。
 日本社会は、事態が深刻にならないうちに、よりよき方へ社会の舵を切るべき時にさしかかっている。そんなことを本書に教えられたように思う。

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2006/11/01 03:14

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2006/12/14 11:52

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2007/01/13 12:15

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2007/03/06 23:56

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2007/05/07 04:24

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2008/08/15 11:24

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2010/03/10 22:41

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2010/06/03 00:38

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2010/06/10 11:06

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2011/05/30 10:30

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2011/07/31 14:39

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2012/03/12 23:01

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2012/08/25 17:09

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