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商品説明
苔むした森、蒼い氷河、ザトウクジラの海。太古の気配を残す南東アラスカにワタリガラスの神話を追い、シベリアへと人類の足跡をたどる。主に北極圏を撮り続けてきた著者が遺した最後の物語。軽装版になって登場。〔1996年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
星野 道夫
- 略歴
- 〈星野道夫〉1952〜96年。千葉県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。写真家。アラスカの自然と人々を追い続け、作品を発表。カムチャツカ半島でのヒグマによる事故で急逝。木村伊兵衛写真賞等を受賞。
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書店員レビュー
星野道夫という引力
ジュンク堂書店松山店さん
白樺のようにも見える表紙の写真は、鯨の骨である。遠くに小さく、白い半月も見える。空はまだ明るい。離れて写る海面は、穏やかに波打つ。
ここに時間などない。絵に描いたような、非日常である。
著者は確かに「動物写真家」だ。北極圏を中心に、雄大な自然を撮り続けた、紛うことなき写真家である。そして素晴らしい探検家である。
人間も含む生物と自然のあり方を、何一つ損なわず捉える。テーマを追って歩みを止めない。そこには脚色も見落としも、おこがましさもない。何もこぼれ落ちない。
一読すれば、この旅の終わりを迎えることなく世を去った著者の見たもの、見たかったものに触れることが出来るだろう。
そしてまたどこかで、誰かの旅が始まるのかもしれない。