読割 50
紙の本
天使の啼く夜 (幻冬舎ルチル文庫)
著者 高岡 ミズミ (著)
21歳の伊佐秀和は、女に追い出された日、田宮知則に拾われる。人材派遣会社を経営する田宮と同居するかわりに、行儀作法を叩き込まれる伊佐。目的を知らされず面白くない伊佐に、顔...
天使の啼く夜 (幻冬舎ルチル文庫)
天使の啼く夜
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商品説明
21歳の伊佐秀和は、女に追い出された日、田宮知則に拾われる。人材派遣会社を経営する田宮と同居するかわりに、行儀作法を叩き込まれる伊佐。目的を知らされず面白くない伊佐に、顔のよい男なら誰でもいいと田宮はそっけない。苛立つ伊佐は田宮を組み敷き身体を繋ぐ。やがて田宮の悲壮な決意を知り、伊佐は次第に田宮に惹かれていくが…。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
花開く感情
2021/04/15 06:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
読み始めた時は
根からのヒモ男の伊佐にちょっと引いたのですが
田宮も少し(かなり)壊れた感じですので・・・
どうなのこれって感じでした。
自分のも含めて人の感情とか愛情とかを分からない伊佐が
田宮と出会って少しずつそういうものを知っていく。
生まれて初めて「心配」してくれる田宮のために命をかけられると思うくらいに
彼はそういうことを知らなかったということですし。
この気持ちを感じるところが花開くような感じで切なく胸にきました。
ヒモ男の伊佐にちょっと引いてしまったのですが
最後には伊佐の心がきらきらとしているような感じに見えてしまうという。
田宮の心持ちが見えにくいのがちょっと物足りない気もしますけど
(田宮も同じく花開くように感情が噴出しているようなのですけど)
まあ、後書きで「主人公の心の変化以外はタイトに描いた」と
書かれているとおりではあったのですけどね。
色々と???もあったのですが、そこは片目をつむってというところでしょう。
伊佐の心の開き方があまりに鮮烈だったので、
私はそちらに気を取られた感じですけどね。
(伊佐が田宮を思うシーンは本当に切なくてたまりません)
桐嶋のブラコンぶりも気になるところですが
これはどうやら2作目に続くようです。
☆3.5評価の4です。
紙の本
シリーズその1
2012/10/09 18:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
人材派遣会社経営の田宮(受け)とその田宮に拾われる伊佐(攻め)のお話です。
田宮には固く決意したことがあります。その決意したことを決行するために田宮は拾われるのです。
伊佐視点でお話が進むので田宮のことや、田宮の思惑などがなかなか分かりません。
とてもじれったいのです。
で、田宮がなぜ、ただ拾っただけの伊佐のことを好きになったのか?も最後まで分かりませんでした。
なんだかとても、もやもやーっとした感じが残るお話なのです。
全体的に物足りなさを感じてしまった作品でした。ちょっと残念感が残ります。
心に残ったのは奈良さんのイラストかなぁ。この頃はとても秀麗でしたね。
このお話にはスピンオフがあります。
次は「天使の爪痕」です。