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- 税込価格:4,840円(44pt)
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紙の本
近年稀にみる感動&秀作
2007/03/20 20:59
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくらもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
栄養剤のような胸に染み入る数々の言葉を有難うと言いたい。
まさかそんなところに収まるとは思っていなかったので多少驚いたけれど、最後まで作品のテンションを乱すことなく綺麗に完結に至った、近年稀にみる感動&秀作だと思う。
ここまで完成度の高い長編漫画は、30年近い私の漫画読み人生の中でも他には片手で数え切れるほどしかない。
何度も胸と目頭を熱くさせてくれた作品だけれど、最終巻である本書では、それはもうぐしゃぐしゃの酷い顔でべそべそ泣いた。特に目に焼きつくようなラストシーンは涙が止まらず、今思い出しただけでも涙が出そうになる。
この作品では人と人とのつながりの尊さを教えられた気がする。苦手な人とは付き合いたくないし、煩わしい人間関係なんてまっぴら・・・そういう人も多いだろう今の世の中。避けることは思いのほか簡単なものだ。けれど、避けているだけでは自分の中で育つものが何も無い気がする。
昔から人付き合いの嫌いだった私なんかは大学に入学した時から就職のことしか考えておらず、学生時代の思い出らしい思い出が何も思い浮かばない。友人らとどういうふうに過ごし、どんな会話をしたかさえ思い出せない。いい大人になった今、なんてもったいないことをしたのだろうと思わずにはいられない。
「今」を大切な栄養分としてきちんと吸収せず、遠い未来ばかりを見過ぎると、大切な忘れ物をしてしまう。今頃気が付いても遅いのかもしれないが、今からでもあの頃知らんぷりしてきた青春を取り戻せるだろうか。この作品に出会ってから、些細な人との出会いをも大切にするようになれた。
はぐちゃん、竹本くん・・・他の皆それぞれが選び取ったそれぞれの道。5年、10年、20年後の彼らはどうなっているだろう。やっぱりいろんな壁にぶち当たり、もがきながらも、一つ一つ乗り越えている彼らの姿と清清しい笑顔が容易に思い描けることがなんだか嬉しい。同じように自分の未来も思い描いていけたらと思う。「今」しか手にできないものを、両の掌できちんとキャッチしていきながら。
大切なことに気が付かせてくれたこの作品に感謝。きっと一生忘れることのない名作だ。
電子書籍
ラストシーンが
2017/01/15 00:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:四郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感涙ものです。この作品の良い読者とは言えない私ですら、目が潤みました。それから先生!「修ちゃんの人生を私に下さい。」この人も青春の只中にいたのですね。
紙の本
一番好きな漫画 10巻
2015/08/26 20:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:paguapgu - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に本当に大好きな作品。手元にずっと置いておきたいと思った初めての漫画作品です。最終巻を読み終えて、終わってしまうのが本当に名残惜しい。作者の言葉選びのセンスの良さ、ギャグの面白さ、登場人物の一人一人の魅力が満載でどれをとっても秀逸の一言。羽海野チカ、凄い作者ですね。
紙の本
静かで穏やかな2人のラストシーン
2006/09/10 20:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
完結し、読み返してみて思ったことは、私にとってこの物語は、竹本とはぐみの物語だったのだということ。
作中竹本は何度も壁にぶつかりますが、それはどちらかというと「自分探し」につながる自身との葛藤。この物語のメインテーマ(?)である恋愛に関して見れば、主人公の竹本は実に地味です。ただ、静かに穏やかにまっすぐはぐみを思い続け、思いを告げ、それでも何ひとつ起こらない。
はぐみはその想いを感じ続け、けっして応えることはできないけれど、ほとんど無自覚にけれど誠実に受けとめ続ける。
その静かな関係こそが、『ハチミツとクローバー』の芯に存在し、個性的な登場人物たちの個性的かつ強烈な恋愛の中にあって光を放っていたのだと思います。
この最終巻で、2人の関係はひとつの結末を迎えます。
静かで穏やかな2人のラストシーン。
竹本とはぐみが、ただただ誠実に重ねてきた日々そのままの、優しい光に満ちたラストシーンでした。
紙の本
未確定の世界へ
2006/09/11 00:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻で崩された安定した世界がそれぞれのパーツとなって再構築されていく。こういう終着点をつくろうとするならば、世界を派手に壊すことも必要だったのかも、と思う。出された回答は意味のあるものだった。
それぞれを縛っていたそれぞれのクサリ。だがそれはただの束縛では終わらず、新しくおとづれる世界の礎となった。この土台があるから、どこへ行っても自分でいられる。前を見て進んでいける。
…最後に出てくるハチミツとクローバー。食べるのがもったいないくらいだ。
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真山と山田がすきー
2020/08/09 11:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スニン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストは私にとっては納得いかないカップリングもありましたが刺さるシーンや言葉がたくさんあって当時すごくキュンキュンして読んでました!
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最終巻
2017/04/15 13:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻でかなりの持ち上がりをみせたこの物語。最終巻も気になります。
そうですか、そうだったんですか修ちゃん先生。そおかあ。
優しい終わり方で良かったです。
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切ない、甘酸っぱい思い出
2016/11/07 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nya - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれだけ長い追いかけっこ(両思いがなかなか出てこない)を読むのか、と思い続けて数年、羽海野先生は途中で何度も掲載誌が変わり、本当に心身共に苦労して執筆されたのだろうな、と思うと余計に泣けてきました。
普通の大学に通った私にとっては、美大や芸大の中が少しのぞき見できた感じなのと、本当に「学ぶ」環境ってすごいな、と改めて感じました。
恋だけではなく、全体的に甘酸っぱい、青春を思い出しました。
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あれ?何かが違う
2017/03/22 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
はぐちゃんと修エンドに首に傾げてしまいました。二人はあくまでも擬似親子だと思っていたので 急に生々しく感じられて戸惑ってしまった。ラストシーンは素晴らしいです。