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商品説明
どんな天命を持って生きているのか? それはどうしたらつかむことができるのか? 天命の暗号を解くことが、これまでの成功哲学をくつがえす! 著者が発する22の質問の中から、ほんとうの成功とはなにかが明らかになる。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ライフワークを決めるのは、強みだけではなくて、むしろ強みのその周辺にある弱み
2008/11/21 00:13
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を手にしたのは、
「私のバースミッションはなんだろう?」
という問いのヒントをくれそうだと思ったからだった。
私は、ずっと続けるだろうなということはあるけれど、
それに向いているとはあまりにも思えない!
それを続けようとすると、常に苦手と隣り合わせになり、
なんて不器用なんだと日々思いながらこの場にいるような、
そんな生き方をしてきた。
が、この本を読んで、自分の天職や天命は、青い鳥と同じで、
どこか遠くの出会っていないものの中にあるのではなく、
今、ここにある、ということがわかった。
一見、失敗続き、遠回りの連続と思われる過去でも、
結局は、自分のやりたいことを選んでやってきたのだということを
再認識できたのだ。
この本では、人の話を「どんな聴き方」をするかということを
天命をつかむヒントとしている。
聴き方は次の4つあるという。
・達成的傾聴
・親和的傾聴
・献身的傾聴
・評価的傾聴
その聴き方が、その人のものの見方でもある。
著者は、聴き方を通して、人の長所・短所を見ている。
聴き方がちがうと、見方もちがい、それに気づかないと
コミュニケーションがうまく行かなくなるというのだ。
4つの聴き方は、それぞれ一つだけしか使わないのではないけれど、
どれかの傾向が強くなり、それが個性となるというわけだ。
天命の暗号は、別に練習帳もある。
そちらは、天命の暗号の内容が見開きずつの項目でまとめられていて、
書き込みができる本なので、頭の整理になり、自分の天命と
向き合う格好のツールである。
特に自分の過去と向き合って、統合していくワークが、私には
とても有効だった。
過去を否定するのではなく、過去の失敗も肯定して
自分の中に統合していくこと。
そういったワークを通して、自分や周りの人に対する見方も
少しずつ変わっていったのだと思う。
長所と短所の背中合わせのその人の個性、
成功も失敗も全部含めてその人だからこそ、その選択をしている。
だとすると、その人の強みだけが天命や天職を決めるわけではない。
ライフワークを決めるのは、強みだけではなくて、
むしろその強みの周辺にある弱みなのではないか。
その仕事が自分の中で他のどれとも違うものになるには、
ただ無邪気に好きなだけじゃなく、
その底に、つらさや悲しさを経験しても
やめないで続けさせる強力な何かがあるのではないか。
それがあるからこそ、他の仕事ではなく
今の仕事を選んだというような取り替えのきかないものがある。
それが、天職であり天命である。
本と練習帳のワーク、そして、自分自身と友人を見つめることで、
自分なりにも暗号が解けた気がした。