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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2006/09/05
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:22cm/160p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-00-115578-8
- 国内送料無料
紙の本
クマのプーさん Anniversary Edition
著者 A.A.ミルン (作),E.H.シェパード (絵),石井 桃子 (訳)
80年にわたって世界中の子どもたちに愛されてきたイギリスの不朽の名作。幼い少年クリストファー・ロビンとゆかいな動物の仲間たちが美しい自然の森を舞台に大活躍。【「BOOK」...
クマのプーさん Anniversary Edition
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商品説明
80年にわたって世界中の子どもたちに愛されてきたイギリスの不朽の名作。幼い少年クリストファー・ロビンとゆかいな動物の仲間たちが美しい自然の森を舞台に大活躍。【「BOOK」データベースの商品解説】
幼い少年クリストファー・ロビンとゆかいな動物の仲間たちが、美しい自然の森を舞台に大活躍! 1926年以来、世界中の子どもと大人に愛され続けてきたイギリスの不朽の名作を、美しいフルカラーで贈る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
A.A.ミルン
- 略歴
- 〈A.A.ミルン〉1882〜1956年。ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学で数学を専攻したが文筆家を志し、諷刺雑誌『パンチ』で編集と執筆に携わり、劇作家として名を成した。
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あらためて思うんですね、絵の力は偉大だ、って。そして、このオハナシに関してはディズニーの影響力って凄いって。でも、ロビンて女の子みたい・・・
2006/11/17 20:53
11人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうも記憶力が落ちていますね。『クマのプーさん』とA.A.ミルンは何となく結びつきます。またA.A.ミルンが『赤い館の秘密』、『四日間の不思議』を書いたということもわかります。ただし、その両方に出てくるA.A.ミルンが同じ作家であるとは思いませんでした。確かに、解説にはそのようなことが書かれていた記憶はあるんですが・・・
で、実は我が家、本で『クマのプーさん』を読んだことがなかったんです。多分、同世代の人はみな同じだと思うんですが、この作品ばかりはディズニーアニメになっちゃうんですね。ま、最近のディズニーは、同じ「プーさん」ものでも、線に昔の味がなくなって、イマイチではありますが、昔の作品は本当によかった。で、それでいいか、と思っていたんです。
でも、こんど、岩波から実に美しい本で出版されたのを機会に、読んでみよう、そう思ったんです。
カバー後には、
「80年にわたって世界中の子どもたちに愛されてきた
イギリスの不朽の名作
幼い少年クリストファー・ロビンと
ゆかいな動物の仲間たちが
美しい自然の森を舞台に大活躍」
と書いてあります。ついでに目次を写しておけば
1 わたしたちが、クマのプーやミツバチとお友だちになり、さて、お話は始まります
2 プーがお客にいって、動きのとれなくなるお話
3 プーとコブタが、狩りに出て、もうすこしでモモンガーをつかまえるお話
4 イーヨーがしっぽをなくし、プーが、しっぽを見つけるお話
5 コブタが、ゾゾに会うお話
6 イーヨーがお誕生日に、お祝いをふたつもらうお話
7 カンガとルー坊が森にやってきて、コブタがおふろにはいるお話
8 クリストファー・ロビンがてんけん隊をひきいて、北極へいくお話
9 コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話
10 クリストファー・ロビンが、プーの慰労会をひらきます そして、わたしたちは、さよならをいたします
となります。アニメが自然と目に浮かぶところもありますが、そうでないものもあります。でも、ミルンの文だけでこの作品がこれほどまでに人に愛されたか、といえば、やはり挿絵の力が大きかった、あらためてそう思いました。そこで、挿絵を描いたシェパードの著者略歴を、さらに省略した形で本から写せば
〈E.H.シェパード〉1879〜1976年。ロンドン生まれ。画才に恵まれ、奨学金を得てロイヤル・アカデミー(王立美術院)で学ぶ。「パンチ」誌で絵筆をふるい、同誌の編集委員となる。ミルンの『クリストファー・ロビンのうた』『くまのプーさん』『くまのプーさんとぼく』『プー横丁にたった家』のほか、『たのしい川べ』(ケネス・グレーアム)のさし絵もよく知られている。
たなります。ちなみに、ミルンも同時期に「パンチ」で編集と執筆にあたっていることから、二人の縁があったのでしょう。それがこの名作を生みました。で、私が驚いたのはクリストファー・ロビンが、アニメと本では全く違うことです。立ち読みでもいいですから以下の頁を見てください。
12頁のロビンが階段をおりてくる場面、21頁のプーと相対するところ、22頁の風船を膨らます姿、39頁のロビンがプーに本を読み聞かせる姿、61頁のイーヨーにしっぽをつける後姿、119頁のプーに小声で話す光景、129頁の看板を見つめるところ、139頁の傘を差す様子、155頁の全員が食卓につく場面。
どうですか、このどこを見ても、私にはロビンが少女にしか見えないんです。驚きでした。
本好きの人、児童文学いのちの人からは怒られるのを承知で書きますが、ディズニーのアニメは、凄いなって思いました。原作を越えた輝きがあります。この作品もですが、『不思議の国のアリス』『白雪姫』『眠れる森の美女』そして『クマのプーさん』、これらは本でなくても十二分に楽しめる、それを再認識させられました。