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紙の本
セーラー服と機関銃・その後 卒業 改版 (角川文庫)
著者 赤川 次郎 (著)
18歳、高校三年生になった星泉。高校卒業を間近に控え、できるだけ普通の女子高生として生活したいと願っているが、周囲がそれを許してくれない。星泉の名をかたる「偽者」が現れた...
セーラー服と機関銃・その後 卒業 改版 (角川文庫)
セーラー服と機関銃・その後 ――卒業――
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商品説明
18歳、高校三年生になった星泉。高校卒業を間近に控え、できるだけ普通の女子高生として生活したいと願っているが、周囲がそれを許してくれない。星泉の名をかたる「偽者」が現れたり、強引な地上げに苦しむ町から「町を救ってほしい」と頼まれたり…。スーパーヒロイン・星泉の成長と、セーラー服からの「卒業」を描く、大ベストセラー『セーラー服と機関銃』の続編。【「BOOK」データベースの商品解説】
〔初版のタイトル:卒業〕【「TRC MARC」の商品解説】
星泉十八歳。父の死をきっかけに〈目高組〉の組長になるはめになり、大暴れ。あれから一年。少しは女らしくなった泉に、また大騒動が! 待望の青春ラブ・サスペンス。【商品解説】
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紙の本
前作から9年後の1987年刊行
2023/07/27 19:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作から1年後、元目高組組長の星泉は受験と卒業を間近に控えながらも平穏な日々を送っていました。ところが偽の星泉が現れたり、地上げに苦しむ町から助けを求められたりと、再びトラブルに巻き込まれていきます。
電子書籍
帰ってきた星泉
2019/12/23 23:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の痛切な別れを乗り越えて、より一層魅力的になった星泉との再会が嬉しいです。高校生活の終わりと、まだ見ぬ世界への旅立ちに心温まります。
紙の本
親分 星泉再び!
2007/09/02 19:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひょんなことから弱小ながらもれっきとしたヤクザ目高組の親分を務めた女子高生の星泉。一連の騒動から時が経ち、普通の女子高生生活を送っていた泉だったが、卒業を目前に迫ったある日、またもやヤクザの争いに巻き込まれる。解散した目高組を一日だけ復活、セーラー服姿に機関銃を構えた親分星泉の戦い再び!
本棚の整理をしていたら奥のほうから出てきた『セーラー服と機関銃』、パラパラと読み返してみて続編があることを知り、手にとってみました。スピーディーな場面切り替えと共にテンポ良く進む話、登場人物たちの小気味良い掛け合い、軽くサラッと読めるところは前作同様(というよりは赤川次郎作品すべてに共通していえることですが)、前作を楽しめたのなら読んで損はないかと。
文体が軽いせいか、発表作品がとても多い多作家のせいか、赤川次郎という作家には、一般受けはするが通好みの凝った作品は無い、読み捨てられるような小説を数多く書いているという作家というイメージを持つ人も多いことと思います。実際そうなんですけど(ファンの人、ごめんなさい)。が、初期の『幽霊列車』のトリックや『マリオネットの罠』のあのゾクゾクするような雰囲気など、すばらしい発想力を持っているのは実証済み。今後、赤川次郎といったらこれ!と万人が認めるような一作を書き上げてくれるものと期待しています。
紙の本
コンパクトな世界に。
2006/10/03 15:33
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤川作品に夢中になったのは、もう何年前の事だろう。恐ろしい程のスピードで刊行されていく氏の作品群に、張り合うようにして読み漁ったものだった。そして・・・負けたw。
数百冊読んだ氏の作品。その中でも私の中で一線を画して輝いていたのが、「セーラー服と機関銃」だった。原作の素晴らしさはここでは省くとして、何せ映画の印象が強かったのだ。主演の薬師丸ひろ子の、うまいんだかヘタなんだか分からないけど、印象に残った演技と存在感。そしてこれまた薬師丸ひろ子の、うまいんだかヘタなんだか分からないけど耳に残った主題歌。とても切ない物語のラストとあいまって、とにかく印象深い作品であったのだ。しかしそれ以来、氏の作品からは正直遠ざかっていた。
が先日、本屋の平積みに「セーラー服と機関銃」の文字を見つける。何せ25年ぶりの邂逅である。少々驚きながら手にとって見ると・・・なんと「その後」とあるではないか!しかも「〜卒業」と。一瞬の躊躇も無く購入を決め、7.4秒後にはレジにて清算をしていた。これを読まない手は無い。
久々に開いた赤川作品。・・・当たり前だが、変わっていない。赤川作品は非常にコンパクトだ。物語がわああっと広がっていく、という事が無い。しかしそのコンパクトな物語の中に、所狭しと布石や地雷がちりばめられる。まるでボクシングのショートアッパーのように、それらが読み手の心を細かく打ち込んで行き、物語に引き込んでしまう。登場人物の相関関係などは、見事!の一言に尽きる。そんなのアリか!?等と考えてはいけない。コンパクトな物語の中に、人物も事物も緻密に組み込まれるのが、赤川作品なのだから。
前作で、女子高生ながらヤクザの組長となった星泉。大事件に巻き込まれながらも、何とか解決。組も無事解散となったのだが・・・。やはり世間は、泉をほっといてはくれなかった。否応無く引き込まれる土地買収事件。大物政治家が裏に潜み、親しい人の命が危うくなった時。また目高組は再結成され、親分星泉の命懸けの活躍が始まるのだった。
・・・多分、主人公が卒業した以上これにてシリーズ終了となるのだろう。他の作品に見られる「〜シリーズ第32弾!」みたいなべらぼうな事は無いと思われる。卒業してからもセーラー服でい続ける、というのは・・・ある種の仕事、もしくは趣味が関ってくると思うが・・・それは何だかテーマが違ってきてしまうように思われるwので、多分これにて物語は終わりであろう。
女子高生親分、星泉の最後の活躍と卒業姿。これを見逃す、手は無いのだ。