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動物園の鳥(創元推理文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 255件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.10
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/265p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-45703-7

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文庫

紙の本

動物園の鳥 (創元推理文庫)

著者 坂木 司 (著)

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんが働く動物園で、野良猫の虐待事...

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動物園の鳥 (創元推理文庫)

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商品説明

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんが働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのか—。鳥井は外の世界に飛び立てるのか。感動のシリーズ完結編、文庫版特別付録付き。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー255件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

引きこもり探偵、大団円?<動物園の鳥坂木司著

2007/04/21 15:31

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴぃたぁ・パンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

出版社 / 著者からの内容紹介
春の近づくある日、僕・坂木司と鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。
僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。
高田さんがボランティアとして働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。
動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのか——。
はたして鳥井は外の世界に飛び立てるのか、感動のシリーズ完結編。
鳥井家を彩る数々の家庭料理をご自宅で作れる、簡単レシピ集「鳥井家の食卓」など、文庫版おまけ付き。
著者からのコメント
「あなたが最後に動物園に行ったのはいつでしたか?」 こう聞くととたいがいの人は首を傾げて、「ここしばらく、もしかしたら十年くらい行っていないかも」と答えました。
もしあなたがそうだったら、ぜひ次の休日にでも出かけてみて下さい。
小さい頃とは、また違った動物園が見えてくるはずです。そして鳥井と坂木が何を感じたのか、一緒に楽しんでいただければ幸いです。ちなみに昨年私は、五回も足を運んでしまいました。
=====
本作は、ひきこもり探偵三部作の最終編である。
主人公の相棒の坂木は、だんだん自分達が、不自然な状態に甘んじてはいけない、「ちゃんとした大人にならなければいけない」ということを痛切に感じ、ひきこもり探偵の鳥居を、何とか、外へ引っ張り出そうとする。
鳥居本人も、今の状態がいいと思っているわけではないらく、だが、いやいやながら、時にはまるで、駄々っ子のような振る舞いをしながら、坂木を頼りに、引っ張りだされている。
今回は、中学生時代に、鳥居を苛め、坂木も毒牙にかけようとした、張本人が登場する。
2人の傷の対応の仕方が面白い。
最初に、張本人が、坂木に気づき、親しげに、笑顔で呼び止めた。
だが、坂木は、その男性が、誰だか、気が付くと、「人違いです」と、無かったことにした(ある意味、パニックである)。
鳥居の方は、心身共に成長したこともあり、キチンと対応する準備が出来ていたようだ。
相手に過ちを認めさせ、迷惑をかけた人々には、謝罪させるまでにいたるが、2人に対しては、甘えがあるのか、最後迄、謝罪は無かったといってもいいだろう。
だが、鳥居も、坂木も、いい大人である。
全ての人と、仲良く、なんていうのは幻想だとわかっている。会わない奴には、近づかない!でいいではないか、ということを改めて学んだ。心の中の蟠りも、ある程度は、解消したと思われる。
そして、毎日のように、鳥居の部屋に入り浸っていた、坂木が、もうここへは来ないと、宣言する。
今度は、鳥居が、坂木の部屋へ来る番だ、と言い放つ。
鳥居は、パニックになるが、何日も落ち込んだ後、無言電話も何回も掛け、しかし、お互いの絆から、這うようにして、坂木の部屋へ出かけていくのである。
レシートトラックとして、後日談が載せてあるが、微笑ましい。
坂木は、本当に、可愛い奴だと思う。(笑
このシリーズには3作を通じて、ひきこもっている、鳥居が作るおいしそうな料理や、全国から取り寄せ可能なお菓子の話が結構出てくる。
おまけとして、料理のレシピと、お取寄せ先のリストが付いているのが、気が利いている。
レシピの中では、黒七味のぺペロンチーノが、美味しいそうだったので、作ってみたいなと思う。
黒七味がどういう味かわからないが、たまたま、今日、伊勢丹で見つけたのだ。(笑
明日にでも、赤ワインと一緒に、仕入れてこよう。
http://ameblo.jp/ye0329/entry-10019415687.html

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紙の本

シリーズ完結編は、読み終わるのが惜しくて何度も立ち止まりながらページをめくりました。

2017/05/18 22:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

「青空の卵」「仔羊の巣」「動物園の鳥」と続く、引きこもり探偵
シリーズの完結編だ。シリーズ初の長編でもある。
読み終わるのが惜しくて、でもページをめくるのが止められなかった。

このシリーズは、事件が持ち込まれ、事件の謎と巻き込まれた
人たちの心を救うという作りが共通している。
完結編も同じであるが、唯一違うのが、これまで断片的であった
主要メンバーの心について、とうとう解きほぐしが始まるのである。

引きこもりの鳥井の心の傷だけでなく、語り役の坂木の心、
メインの脇役を務める滝本の心にも触れていく。

途中、本を取り落しそうになり、いったん閉じて心を落ち着ける
必要が何度かあった。これまでも心に響く言葉を多く書きつけてある
シリーズだが、完結篇にふさわしい重量感がある。
ただし文体自体は非常に読みやすい。

三冊通しての感想だが、読み順は守った方がよい。
登場人物の心に素直に溶け込めるからだ。
謎解きも面白いが、特にこの作品は心の描き方が抜群に魅力的だ。

動物園で野良猫の虐待事件が頻発しているらしい。
ある日そんな依頼が持ち込まれる。誰が、なぜ、なんのために。
ミステリーの基本をしっかり押さえつつ物語が進んでいく。

今回も鳥井の安楽椅子探偵的な洞察力は強くて、
ちょっと出来過ぎなほど推理の冴えを見せる。そこはいつもの通り。
ポイントは、書評前半にも触れた引きこもりを発生するに至った
心の傷に触れていくことである。

一ページ目にこんなことが書いてある。
> 大人になったら、強くなるんだと思ってた。
> 大人になったら、もう今みたいに泣かないんだと思ってた。
> 寂しくて、誰かにかまって欲しくて、
> 一人部屋の中で涙を流すことがあるなんて、もう絶対に
> ないんだと、そう、思ってた。

最初から勝負をかけてきている。
いじめがなぜ発生するのか。どうやって発生するのか。
どんな気持ちになるのか。

等身大に描かれていて、妙に生々しくて、心にずしんと響く。
登場人物たちの言葉がいろんな立場から重ねられ、なぜ複雑な
気持ちになるのかよく分かる。
厳しいし、辛辣と評していいかもしれない。
でも……読むのは止められない。

かける言葉が見つからないけれど、シリーズを通して、多くの仲間と
出会えたことが、心の支えとなって読了することができた。
これは鳥井のことではなく、読んでいるわたしの気持ちだ。
すばらしい時間をありがとう。

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電子書籍

さわやか

2015/11/13 21:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヨモギ色の卵 - この投稿者のレビュー一覧を見る

う~ンとうなりながら読む感じの推理ものではありませんが、読んだ後にすっきりとさわやかな印象が残る本です。これほどまでに出てくる人物がみな魅力的な本もなかなかないと思います。
推理小説が大好き、という人には少し物足りないいかもしれません。しかしながら、推理の部分を除いたとしてもとても魅力ある人間模様を描いた本だと思います。面白いし読みやすかったので、三部作の残り二冊も購入してしまいました。

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紙の本

三部作の完結編。

2015/08/31 16:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

相変わらず、鋭い指摘にドキッとするお話です。主人公側の思いに共感しつつも、ズルさや悪意の方にも覚えのある自分もいて、色々考えさせられます。

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2008/05/26 21:22

投稿元:ブクログ

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2006/11/16 13:24

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2015/02/05 20:31

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2007/01/20 21:16

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2010/03/11 19:42

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2010/01/22 11:28

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2007/01/12 14:54

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2007/11/08 10:33

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2007/05/25 21:48

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2010/05/12 22:25

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2006/10/24 16:45

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