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ハイデガーと和辻哲郎
20世紀の日本の哲学に大きな影響を与えたハイデガーと、その思想との出会いから独自の思索を展開していった和辻哲郎。和辻の「存在と時間」の解釈を手がかりに、日本におけるハイデ...
ハイデガーと和辻哲郎
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商品説明
20世紀の日本の哲学に大きな影響を与えたハイデガーと、その思想との出会いから独自の思索を展開していった和辻哲郎。和辻の「存在と時間」の解釈を手がかりに、日本におけるハイデガー受容について考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序論
- 第一章 日本の思想の受容構造についての考察
- 「日本思想」か、それとも「日本の思想」か
- 日本論-自己省察と自己主張
- 日本思想の不連続性
- 日本の歴史意識の「執拗な持続低音(basso ostinato)」
- 自己固有なものへの向かい方と異他的なものへの関わり方
- 日本の歴史意識とニーチェの『反時代的考察』第二篇-「選択的摂取」の解釈学的検討
- 「選択的摂取」の批判
- 第二章 日本のハイデガー受容におけるパースペクティヴ的統合の役割について
著者紹介
H.P.リーダーバッハ
- 略歴
- 〈H.P.リーダーバッハ〉フランクフルト大学文学部哲学科・文化科学部日本学科、テュービンゲン大学哲学部哲学科・文化科学部日本学科などを経て、関西学院大学社会学部助教授。専門は哲学、日本思想史。
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2006/11/27 13:23
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投稿者:ビーケーワン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まえがき
日本版へのまえがき
序 論
第1章 日本の思想の受容構造についての考察
「日本思想」か、それとも「日本の思想」か
日本論——自己省察と自己主張
日本思想の不連続性
日本的歴史意識の「執拗な持続低(basso ostinato)」
自己固有なものへの向かい方と異他的なものに対する関係
日本的歴史意識とニーチェの『反時代的考察』第二篇——「選択的摂取」の解釈学的 検討
「選択的摂取」の批判
第2章 日本のハイデガー受容におけるパースペクティヴ的統合の役割
手短かな概観
「有の問と絶對無」——辻村公一のハイデガー解釈
「日本とハイデガー」
辻村のハイデガー解釈と京都とメスキルヒの対話に対する異議
異他的なものの侵入と自己固有なものの歴史とのあいだで——和辻の解釈学的状況
ハイデガーへのアプローチの仕方という点での和辻と辻村の相違
第3章 和辻の人間(ダーザイン)とハイデガーの現存在(ダーザイン)の規定について
現存在を「人間」とみなす伝統的解釈を和辻がつかみとる仕方
ハイデガーの現存在分析への和辻の批判
「存在」と実存
和辻の人間の弁証法的規定——個人に対する社会の優位
和辻とハイデガーの本来性の概念について
空間性と時間性
和辻の人間分析の批判的検討
第4章 和辻の解釈学のコンテクストでの「空」の概念
被投性と企投——ハイデガーの本来的自己了解の可能性と限界について
本来性と非本来性の関係規定について
解釈学的現象学か、それとも解釈学か?
ハイデガーの現象概念の和辻による改釈
日常的了解の構造
了解の「超越論的」意味
間柄の時間性
間柄の歴史性
風土論
日常的了解と哲学的理解
結 論
跋——ハンス・ペーター・リーダーバッハ君のこと 木田元
訳者あとがき
人名索引