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商品説明
詩人・坂村真民の全詩集、全著作の中から、366語を選び出し、「一日一言」としてまとめた。真民97歳までの人生の骨格を成すもの、生きざまを全身全霊で発信する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
自然の中で謙虚に生きる
2009/08/20 01:19
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:春子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
真民さんの詩に、テンジンの人類初のエベレスト登頂についてのものがあります
父親としてのテンジン
小さな青鉛筆を
エヴェレストの頂上に埋めるテンジンよ
ああ
妻につながる
子につながる
あなたの心のあたたかさよ
”お父さんを大目に見て下さるように
雪の上の宮殿にお父さんをさらってしまわないように
わたしの代わりに
この贈りものを差し上げてちょうだい”
あなたは頂上で勝利に酔うどころか
謙遜な気持ちで
こうした子のこえを聞く
母親や妻の祈るこえを聞く
あなたは仏教徒らしい敬虔さで
キャンディを山の母なる女神に供える
貧しいシェルパの子のまことを捧げて
オン・マニ・ペーメー・フン と
地球の屋根の上で唱える
***
(オン・マニ・ペーメー・フンは観世音菩薩の宝号)
真民さんの詩はどうしてこんなに深いのでしょう。
金子みすゞ
相田みつを
佐治晴夫
岩男潔
みな、宇宙の深いところから何ものかを語りかけて来ます。
金子みすゞ、相田みつをは詩人ですが、佐治晴夫先生は天文学者です。宇宙のことを散文で書いていますが中味は詩です。最後の岩男潔は「不落樽号の旅」という小説を書いていますが、これも真民さんに通ずる何ものかがあります。真民さんの宇宙と4人の宇宙、どれも折りにふれ、触れたい世界です。
紙の本
一日一日
2019/05/17 20:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:むーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎朝、仕事に行く前に読み、寝る前に読んでます。仕事中は忘れていても、読んでふと我に帰ると大切なことを思い出させてくれます。気づくと言うより、昔親や祖父母、地域の人達から教えてもらったことを。