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- カテゴリ:一般
- 発売日:2007/01/13
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/189p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-213799-7
紙の本
14歳
著者 千原 ジュニア (著)
人生最悪の14歳。それでも彼の答えに“死”はナイ。幻の自伝的小説。【「BOOK」データベースの商品解説】もう二度とこの友だちとは遊ばない。遊べない。だけどこのままじゃ僕は...
14歳
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商品説明
人生最悪の14歳。それでも彼の答えに“死”はナイ。幻の自伝的小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
もう二度とこの友だちとは遊ばない。遊べない。だけどこのままじゃ僕はつぶされてしまう。僕は僕を守るんだ。悲しい色に塗り替えられてしまう前に。僕の心は僕が色を塗るんだ…。幻の自伝的小説。【「TRC MARC」の商品解説】
人生最悪の14歳。
それでも彼の答えに“死”はナイ。
幻の自伝的小説
この不気味な男の頭の中を、とりあえず覗いてみよう。――(東野圭吾)
もう二度とこの友達とは遊ばない。遊べない。だけどこのままじゃ僕はつぶされてしまう。大きな悲しみに小さな僕はつぶされてしまう。飲みこまれてしまう。ボケッ。僕は僕を守るんだ。悲しい色に塗り替えられてしまう前に。僕の心は僕が色を塗るんだ。――<本文より>【商品解説】
目次
著者紹介
千原 ジュニア
- 略歴
- 〈千原ジュニア〉1974年京都府生まれ。89年実兄・靖史とお笑いコンビ千原兄弟を結成。著書に「千原ジュニアの題と解」「少年」「答え」など。
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紙の本
14歳の全て
2020/05/10 19:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分だけの世界に閉じ籠っていた少年が、少しずつ周りと向き合っていきます。中2病の王道ストーリーと、自伝的要素もうまくミックスしていました。
紙の本
長い目で見てあげたい
2008/05/08 18:40
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
14歳 千原ジュニア 講談社
ひきこもりのお話のようです。いっき読みになりそうです。(12時に読み始めて、途中昼食をはさんで14時30分に読み終えました。)ピストルの弾丸になって、あっという間に的(まと)に命中した心境です。ひきこもりの理由は何? それがなかなかわかりません。母親との関係がよくありません。母親の愛情が足りなかったのか多すぎたのか。「ひきこもり」については長い目で見てあげたい。まだ14歳、先は長い。
友だちの親から「あの子と遊んではいけない。」と言われたそうです。わたしもこどもの頃、同じことを言われた経験があります。いやなものです。みんなと同じことをする「平均化」がどうしてもできないこどもは大なり小なりいます。
昼夜逆転の生活、テレビの砂嵐から虫が出てくるという幻覚。虚無があるだけです。
母親を嫌いつつ母親に頼りたい。おかあさんがかわいそうです。村上龍著「半島を出よ」で、北朝鮮軍と戦ったこどもたちのようです。周囲からの疎外感、否定された存在。ひきこもりの肝心な理由が書かれていないので、作者と読み手の密着感を得られない。親はなぜひきこもっているドアの前にごはんを置くのだろうか。わたしなら与えない。ひきこもりはぜいたくです。わたしのこども時代は、こどもでも働いてお金を得ることを考えていました。
作者がこの本を出版した理由は何だろう。疑問ばかりが湧いてくる。タバコが薬代わりになっている。学校にしても会社にしても、そこにひとりでも話し相手がいれば、通学や通勤ができる。
何をそんなにあせっているのだろう、急いでいるのだろう。彼は居場所を探している。
189ページのうち、前半が8割で、残り2割でいきなりラストになりました。ラストには泣けました。最初の8割の経験があったからこそラストではじけることができる。8割は貯蓄だったのです。お兄さんの彼に対する姿勢もいい。答えを提示して従わせるのではなく、弟自身に考えさせて企画させる。上手な指導法です。