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バビロニア・ウェーブ(創元SF文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 18件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.2
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/425p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-72201-2

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文庫

紙の本

バビロニア・ウェーブ (創元SF文庫)

著者 堀 晃 (著)

太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束—バビロニア・ウェーブ。いつから、なぜ存在するのかはわからない。...

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バビロニア・ウェーブ (創元SF文庫)

税込 950 8pt

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税込 756 7pt

バビロニア・ウェーブ

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商品説明

太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束—バビロニア・ウェーブ。いつから、なぜ存在するのかはわからない。ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は膨大なエネルギーを手中にできる。傍らに送電基地が建造されたが、そこでは極秘の計画が進行していた。日本ハードSFを代表する傑作。星雲賞受賞。【「BOOK」データベースの商品解説】

【星雲賞日本長編部門(第20回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

SF好きなら一家に一冊,常備しておいて損はありません

2009/08/15 09:33

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

……地球から3光日,すなわち光の速度で3日かかる距離(だいたい500天文単位……あ,天文単位というのは太陽から地球までの距離を1とする距離の尺度であります)の宇宙空間で,銀河の回転面を垂直に貫くレーザーのオビが発見される。特撮の光線銃ぢゃないので肉眼では見えないが,直径1200万キロ,全長5380光年におよぶその円柱に触れた船は圧倒的なエネルギーによって破壊されてしまう。

人類はこれをバビロニア・ウェーブと名付け,その内部に反射鏡を差し入れて莫大なエネルギーを獲得した……。20年後,ウェーブ近傍の送電基地へ向かうシャトル便のパイロット,マキタは,突然目的地であるダムキナ基地からの運行ビームを打ち切られて宇宙空間に立ち往生してしまう。地球からの指示は,今そちらに調査艇が向かっているからその乗員と共に基地へ向かえというもの。そして間もなく彼の前に現れたのは,ウェーブの発見者である宇宙物理学者ランドール教授その人だった……。

いやぁスケールのでっかい話だよなぁ。かなり前に(……もう15年以上前だな)確か図書館だかで借りて一度読んでいるのだが,創元SF文庫に収録されてるのを最近知ってイチもニもなく買ったのである。なにしろ作者の堀さんが執筆にあたって設定の妥当性について相談したという天文楽者(誤字にあらず,自称)の福江純博士が解説を書き,おまけにカバーイラストを加藤直之さんが描いてる。しかもその加藤さんが巻末に絵入りの特別コラム「SFイラストレーター的,堀晃作品の楽しみ方」というコラムを書いてるのである。

申し遅れましたがワタシ,堀さんとも加藤さんとも全然別のところで面識があり特に加藤さんにはいろいろご迷惑もおかけしたし……。あ,いや,とにかく日本ハードSFの金字塔であります。自分も今まで持ってなかったくせにこういうことを言うのはナンだが,SF好きなら一家に一冊,常備しておいて損はありません,ないってば。

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紙の本

星雲賞受賞の名作ハードSFです。日本ハードSFの一つの到達点。

2008/01/27 21:35

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私、それほど、コアなSFファンではないのですが、
堀晃さんのこと全く知りませんでした。
今でこそ、日本のハードSFでは、小川一水、等書き手が多くなりましたが、
彼らの前の世代のハードSFの第一人者だとか。
雑誌、「本の雑誌」で凄い名作ハードSFが復刊されると聞きつけ、読んでみました。

 太陽系から、3光日離れた地点で発見された
直径1200万キロにおよぶレーザー光波の束。
人は、これをバビロニア・ウェーブと名付けました。
 このレーザー光束に巨大な反射鏡を入れ、無尽蔵なエネルギーを手にした人類。
これで、一挙に宇宙のエネルギー問題は、解決したのですが
バビロニア・ウェーブそのものの謎は残ったままです。
 輸送船のパイロット、マキタはレーザー照射中継基地の故障により
当初の目的を変更し、ランドール博士ともに、バビロニア・ウェーブに
最も近いマルドゥク基地へ向かうのですが、、、。

 SFには、色んなパターンがあり、勝手に私が名付けて
呼んでいるのですが、これは、謎への実験ものです。
なにか、よくわからないものを、色々観察したり
実験したりというのは、知的好奇心を持続させる一つの手段であり
SFでは、よくあります。
 これで、この謎が、実は、凄い仕掛けなんですよと
広げた風呂敷を畳めれば、何十年に一冊の名作です。
別に、謎が謎のまま終わっても、ありです。
読者も、作家も思いつかないような、仕掛けなのさ、
むふふ、、、、。と。
あおるだけ、あおって破綻しているSFの作品は海外でも多数ありますから。

 後、本書は、超ハードSFでもあります。
宇宙で加速させたものには、減速させるためには
同じだけの推力がいると、当たり前ですが、
ハードSFの作家さんって執筆時にこういうの当たり前に考えているんでしょうね、、。
逆に言うと、人間描写や、ドラマより、こういうのが気になってしまう。
 私は、ズルイ読み手なので、考証は作家さん任せで
そうか、そうか、と読みつつ読んでて面白いかどうかで判断ですね。

 本書は、どうかと、いうと、
これは、単純に面白かったですね。
復刊のわりに、古さ等全く、感じられず、知的興味も最後まで持続します。
 逆にいうと、私は、最先端の量子力学を利用したSFなんかには、
付いていけてないのかもしれなせん。
 ハードかどうかなどあまり問題でなく、
小説として、SF小説としての完成度が問題なのだと本書を読んで思いました。

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電子書籍

日本ハードSFを代表する堀晃の星雲賞受賞作

2016/02/15 00:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やきとり - この投稿者のレビュー一覧を見る

いやー、久しぶりに読み応えのあるハードSFを読みました。内容が詰まっているせいか、なかなか頁が進まず、ちびちびと2週間もかかってしまった。しかし本書を読むと日本SFも捨てたものではないと思う。約20年前に書かれているので古さを感じる部分もありますが、エネルギー問題の解決とともにコロニー建設の衰退や太陽系外探査やCTEIなどの方向転換など作品背景までが細かく描かれており、面白く読める。徐々に明らかになるバビロニア・ウェーブの謎。最後は銀河スケールまで話は広がる。SFとしては読み応えは抜群。
ただ設定は銀河スケールなのに、ドラマが四畳半とでもいいましょうか。。ほとんど送電基地の中でちまちまとドラマが展開し、事故が次々と起こり人が死んでいく。その間、バビロニア・ウェーブとは何なのかの仮説や宇宙論が延々と展開されるので結構読むのが辛い。これは「遺跡の声」にもいえたのですが、登場人物が皆暗く主人公にもあまり感情移入できないため最初から最後まで結構重苦しい雰囲気で展開する。斜陽という言葉がぴったり来るとでもいいましょうか・・・。最後は、かなり未来の展望が開ける終わり方をしているにもかかわらずやはり暗い。万人受けはしない作品ですが、日本ハードSFを再発見したい方は読んでみては。

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紙の本

堀晃唯一の長編

2015/12/21 12:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:muramoto - この投稿者のレビュー一覧を見る

堀晃の書く話は外れが少なく、どれも面白い。のだが……。
これ以降、著者は長編ものを発表しなくなっているが、これからステップアップした長編ものが読みたいというのは贅沢だろうか。

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紙の本

短編の名手が発表した唯一の長編

2016/01/11 10:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者はこの本で1989年に星雲賞を受賞した。人類に無限のエネルギーを与える天体がテーマだが、決して肯定的には描かれない。永遠のエネルギーを求めることよりも、限りある資源を分かち合うことが幸せだと教えてくれる1冊だ。

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2007/04/15 23:13

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2010/12/23 01:18

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2007/10/14 21:34

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2009/04/22 01:57

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2010/04/10 11:49

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2014/11/01 08:47

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2015/02/08 09:01

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2012/12/30 20:10

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2017/01/22 19:27

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