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大失敗
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.1
  • 出版社: 国書刊行会
  • サイズ:20cm/434,14p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-336-04502-7
  • 国内送料無料

紙の本

大失敗 (スタニスワフ・レムコレクション)

著者 スタニスワフ・レム (著),久山 宏一 (訳)

土星の衛星タイタンにおける救出任務の最中に遭難した宇宙飛行士パルヴィスは、自らをガラス固化して22世紀に蘇生する。地球外知的生命体探査に旅立つ宇宙船エウリディケ号に乗り込...

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大失敗 (スタニスワフ・レムコレクション)

3,024(税込)

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スタニスワフ・レムコレクション 全6巻 6巻セット

  • 税込価格:17,280160pt
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明

土星の衛星タイタンにおける救出任務の最中に遭難した宇宙飛行士パルヴィスは、自らをガラス固化して22世紀に蘇生する。地球外知的生命体探査に旅立つ宇宙船エウリディケ号に乗り込んだ彼は、最先端の自然科学者やカトリックの神父らとともに、知的生命体が存在する可能性のある惑星クウィンタを目指す。やがて、光を超える旅の彼方に彼らが見たものは、地球とは別種の進化を遂げた文明の姿だった。不可避の大失敗を予感させつつ、文明の「未来」を思考したレム最後の神話的長篇。【「BOOK」データベースの商品解説】

知的生命体探査に旅立った地球人たちは、全体が衛星で覆われた異様な星にたどりつく。不可避の大失敗を予感させつつ、文明の「未来」を壮大なスケールで描いたレム最後の神話的長篇。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

スタニスワフ・レム

略歴
〈スタニスワフ・レム〉1921〜2006年。旧ポーランド領ルヴフ生まれ。ヤギェウォ大学で医学を学ぶ。小説から離れた後も独自の視点から科学・文明を分析、健筆をふるった。著書に「ソラリス」「挑発」他。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (6件)
  • 星 4 (0件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

壮大なスケールの暴力が恐ろしくなるほど美しい

2007/06/16 00:56

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケルレン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宇宙飛行士パルヴィスは土星の衛星タイタンで遭難者の救助に向かうが失敗。自らをガラス固化して22世紀に蘇生する。目覚めた場所は地球外知的生命体の探査に向かう宇宙船エウリディケ号で、彼も任務に加わることになる。やがてたどり着いたクウィンタ星は、誰も予測しなかった反応で彼らを迎えることになり、地球人はじわじわと大失敗へと陥っていく。
 未知の存在とのファーストコンタクトの場合、相手側が優位に設定されがちだが、本書では地球人側の方が圧倒的に優位にあり、月程度なら簡単に破壊できるだけの科学技術を持っている。この設定がかなり重要な意味を持つ。エウリディケ号には科学者だけでなくドミニコ会修道僧が乗っていて、宇宙船の中枢コンピューターは通称GOD。意のままにならないクウィンタ星人に対して仕掛ける極秘プログラム名が「ソドムとゴモラ」となれば、未来の話でありながら、遥か昔の神話が裏返しで透けて見えてくる。それでいて、クウィンタ星の政治状況は東西冷戦時を極端な形にしたもので、このコンタクト空間には、地球の過去・現在・未来の象徴が同時に現出され、人類が幾度も繰り返してきた失敗を避けられないことが暗示されていく。
 地球人側の優位な技術力で、相手の科学レベルも軍事力も政治体制も知ることができ、信号さえやりとりできるようになるのだが、クウィンタ星人の姿はいつまでたっても見えてこない。一方で蘇生した宇宙飛行士は自分が誰なのか思い出せず、結局わからない。理解不能の姿なき異星人とアイデンティティを失った地球人、破滅へと向かう、美しさを感じるほどの壮大な暴力。読後感は冷たく重い。

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不可視的なるもの。

2007/03/14 13:49

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

いきなり登場してくるディグレイター(巨大歩行マシン)。何のことはない、モビールスーツだ。意外と宇宙船エウリディケ号のディテールなども細かく描かれており、メカフェチ、コクピットマニアでもないぼくも、前半部は同乗気分で読み進めることができた。カーナビならぬスターシップナビGOD(General Operational Device)(コンピュータ中枢の名称)は、『2001年宇宙の旅』に出てくるコンピュータH.A.L.のようなものだし。えっ、スペースオペラなの。
やがて知的生命体とコンタクトしていくのだが、「惑星クウィンタ」このあたりから、いつものレム先生の哲学的深淵というのか、厭世的な霧が深く立ち込めてくる。あ、そういう描写じゃなくてぼくの心象風景が、ね。書かれた文章が重たくて、別に翻訳に難があるというわけでなくて、よーく反芻しないと咀嚼できないのだ。ともかく言えることは、月並みかもしれないが、レムの集大成といえる作品で、冒頭の小道具は、子どもに苦い薬を騙して呑ませるための糖衣だったのだろうか。
不可視的なるもの。見えない(確認できない)けど、存在する。どうも人間のDNAには認識不可な対象物には、味方か敵か、有益か害悪かという二者択一志向が刷り込まれているようだ。古くは未開人、SFだとエイリアン。そうじゃないだろと。
異星人と万が一コンタクトできて、その形成された文明がわが地球よりもはるかに進んでいたら、どーする。どーするって、たぶん、ぼくたちが想像もできない、見たこともないものだったら、「進化した文明」なんてわかりっこないかも。
同作者の『高い城・文学エッセイ』 を読むと、幼少年時代、ナチスドイツ支配下のポーランドが描かれている。やがてソ連の支配下となり、東西冷戦からソ連邦崩壊を迎える。作者が翻弄され、ある意味、蹂躙された果てに見えたもの、感じたものが、この小説の原形質なのだろう。二項対立ですべてが割り切れると思ったら大間違い。最後はともかくストーリー展開ではなく、作者の創造力に圧倒される。
いまだにこの星じゃ、同じ生物なのに、文明の衝突とかなんとかいって、いがみ合っている。相互理解、異文化コミュニケーションなんてほど遠いなと落胆させられる限り、この作品の価値は変わらない。と、ハッタリかまして結びの言葉にさせていただく。

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20世紀からのメッセージ

2007/08/19 16:40

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の作者レムは、人類とは異質の知性とのコミュニケーション不可能性を追求した作品を1960年代に書いて、現代SFの最高峰と評価されているわけだが、その20年後に再度同じテーマに挑戦した。その洞察は深化されたのだろうか。
物語は太陽系内、土星の衛星タイタンから始まる。数値で表せば地球によく似てはいるが、人間の目にはまったく幻想的に見える風景の中で、行方不明者の捜索に出る宇宙飛行士。ここにすでに(読者はこの本の題名を知っているが故に)、かつての作品と同様に辿る「失敗」の予感がある。我々の乗ったのはブレーキの無い「死の列車」だったのか。
そして太陽系を飛び立った探検隊は、技術文明の痕跡が検知された惑星とのコンタクトを試みるが、相手が人類と同質であるという楽観からは程遠い、至極慎重なプロジェクトになっている。自然科学、社会科学、そして宗教を含めたメンバーの精神的ケアまで、あらゆる面から人類の叡智を集めた計画を、レムは構築する。それが失敗することなど、想像できるだろうか。
本書の書かれた時期、作者の母国ポーランドでは「連帯」による民主化が進み、東側体制の行き詰まりが予感されていただろう。並行して西側でも、ベトナム戦争、アフガンの泥沼化、それに環境破壊、資源枯渇など、汎人類規模での「失敗」は進行していた。本作はそういった人類の失敗の集大成、二十世紀の墓銘碑のように思える。
科学技術が暴走するのではない。物語を支える理論、ハードウェアは、すべからく詩的な比喩により、人物達の感情を揺さぶり、動機付けとなる存在として描かれる。暴走するのはあくまで人間そのものだ。
人の行為にはそもそも分かりやすい成功や失敗などというものはなく、すべて幾らかの成功と失敗の混合物であるという考えは、今世紀ではリスク管理と呼ばれ、あらかじめ失敗を前提とした計画も実践されている。しかしそれは表面的な一部の活動においてのみであり、人類全体の営為に対して適用されることはありえない。次々と現れる課題が未知のものであれば、それに向き合う内面の葛藤までを予測することすらできず、失敗に向かって走り続けて破滅を避ける術は無い。暗喩に満ちて錯綜するいくつかのエピソードは、その押しとどめきれない混沌を裏付けている。
冷戦はかろうじて終結したが、それは対話と和解の成果ではなく、また進行中の問題の一つに過ぎない。レムが小説として蓄積してきた思索と、二十世紀という時代から抽出した教訓を、果たして受け止めることができるのか、そこからまた物語は続いていくような気がする。

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自分側の小さな失敗から破滅への道程

2007/05/03 11:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 レムの作品はいずれも、人類と異質の地球外知的生物との意思疎通を、主題としている。根本的に異質な生命体との意思疎通は、本来的に不可能である、という主張である。批評によればこ、の本もその流れに沿った作品とのことであるが、それよりも人類それ自身の問題点を主題にしているように、思われる。特に序章と終章との相関により、その印象が強い。序章を読んだ時は、単独の短編と思った。この本は長編ではなく、短編集なのかと思い、おもわず目次を確認した。終章を読んで序章の位置づけが解った。用意周到な伏線であったわけだ。
 何年か前に、「小さな親切、大きなお世話」という言葉があった。自分側の思いこみだけで相手のことを考えず、自分が善意と思ってやったことでも、相手にとっては迷惑ということも多い。また一つの事にこだわって、全体を見失うこともある。それが失敗へとつながり、その結果が破滅である。これらは相手の問題ではない。自分側の問題である。そのことを鋭く抉りだしているように思われる。 原文が書かれたのが東西陣営対立の冷戦時代という背景もあろうが。

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2010/06/26 11:26

投稿元:ブクログ

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2015/03/28 13:42

投稿元:ブクログ

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2016/02/21 21:12

投稿元:ブクログ

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