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紙の本
燃えよ剣 改版 下 (新潮文庫)
著者 司馬 遼太郎 (著)
元治元年六月の池田屋事件以来、京都に血の雨が降るところ、必ず土方歳三の振るう大業物和泉守兼定があった。新選組のもっとも得意な日々であった。やがて鳥羽伏見の戦いが始まり、薩...
燃えよ剣 改版 下 (新潮文庫)
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商品説明
元治元年六月の池田屋事件以来、京都に血の雨が降るところ、必ず土方歳三の振るう大業物和泉守兼定があった。新選組のもっとも得意な日々であった。やがて鳥羽伏見の戦いが始まり、薩長の大砲に白刃でいどんだ新選組は無残に破れ、朝敵となって江戸へ逃げのびる。しかし、剣に憑かれた歳三は、剣に導かれるように会津若松へ、函館五稜郭へと戊辰の戦場を血で染めてゆく。【「BOOK」データベースの商品解説】
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引き込まれるように読み進んだ
2021/03/18 23:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
何十回と読み直すくらい同じ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が好きで、新撰組には興味があったが、好きではなかった。これを読んでも新撰組自体は相変わらず、好きにはなれないが、土方歳三という男には魅力と共感を感じる。
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生き方に賛否両論はあっても
2021/03/16 21:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり、土方歳三という人間に魅了される。本人の写真などが残っているから、余計に感情移入してしまうのか。
物語終盤の、もうどうにもならない状況に陥っても、強く逞しく、凛とした生き方を貫く姿は、誰がなんと言おうと、めちゃくちゃ格好良かった!
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男の中の男
2020/12/13 09:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎先生の作品は現在60歳以上の方にとって懐かしくもあり、またこれからの生き方を教えてくれるものではなかろうか。
映画化されると聞いて、私もこの本を手に取った。
司馬遼太郎先生の新撰組ものは読んだような、読まなかったような、はなはだ心許ない記憶しかない。
新撰組副長 土方歳三の人生を描ききったこの作品。
おなじみの作者の意見が随所に挟まれて、極めて分かりやすく、深い。
この作品を読むまで、土方歳三という男を知らなかったと言っても過言ではない。
なぜ幕末、榎本武揚の軍に加わって海に陸に暴れ回ったのか、ようやくわかった。
痛快な生き方をした男であったと思う。
お雪との淡い恋も切ない。
この作品を語るのに多くの言葉は要らないと思う。
映画をみる前に。映画を見てから。
ぜひご一読あれ。
しかし、本題ではないが、幕末にもハシカの大流行があったという。
それを江戸町民は耐えてきた。
さらに時代を下って、明治にもスペイン風邪の流行もあった。
ことごとく日本人は乗り越えてきた。
いま、この時代。
コロナが克服出来ないはずは、ない。
頑張って、耐えていきたい。
先人に嗤われないように。
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男の美学
2020/05/06 05:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
土方歳三の生き方に憧れるのはこの作品のせいであろう。男は美しいと思ったものに殉ずべきだというのは至言である。司馬遼太郎最高傑作。
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とても面白い
2019/07/25 00:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に上下読んでしまいました。
しばらく熱烈な歳三ファンでした。今でも好きですけど。
たまに読み返したくなります。
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魂の書
2017/02/15 16:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎氏の新撰組関連書籍を読んだら 無性に読み返したくなってしまった中学時代の愛読書。土方の生涯はある漫画家さんが「男たるもの こう生きねば」と言っていたのも頷ける。土方の最後は私にとって永遠の名場面。
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歳三、かく戦えり
2015/08/25 00:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕府は消滅し、新撰組も一転して賊軍にされてしまう。長年の仲間も次々と倒れていく中、三度の飯より喧嘩が好きな歳三は東へ、北へと走り最後まで薩長との“喧嘩”を止めなかった・・・
大義にこだわらず、ひたすらに喧嘩に命をかけ剣を振るった歳三の姿が、読者の心にぐっときます。最後の函館の戦闘シーンが印象的でした。
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滅びの美学〜
2004/07/08 23:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のなぺんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻でのどこか青春の明るさが滲む雰囲気が徐々に消えていきます。時代の波に飲まれて、新撰組が滅びゆく様が描かれているからでしょうか。しかし、その中にあっても土方さんの剣に生きる姿勢は変わらない…。どこまでも戦い抜こうとする姿に、胸が熱くなりました! まさに滅びの美学!! すごく感動しました。
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幕末のonlyisnotlonely
2002/06/20 14:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すまいる - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に愛嬌があるわけでも、人格家なわけでもない。幕末の世で、ただひたすら自分が信じた道をゆくだけ。それなのに著者の描く土方歳三(ひじかたとしぞう)の魅力は果てしないものがある。時代小説は、ほとんど読んだことがなく、本書を読み始めた時には主人公の名前すら読めなかった(!)僕ですが——「ひじかたさいぞうさん?」かと…(汗)——とうとう最後には、土方のある種滑稽なまでの頑なさまでが愛しくなってしまう有り様でした。
最近話題の「only is not lonely」という言葉。僕は土方歳三にささげたいと思います。まさに彼の為にあるような言葉です。——そして、もう一人の「only is not lonely」坂本竜馬が主人公の司馬遼太郎『竜馬がゆく』も、ぜひとも読まなくてはと思っている。
皆さんも時代小説にチャレンジしてみませんか?
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土方歳三
2017/10/09 09:03
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投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
新選組が京都で最も活躍するところまでを前半とすれば、後半はそこから転げ落ちるように退潮になってゆく内容。そしてこの下巻全体は新選組の中でも土方歳三を主人公として書いている。戦の天才だったのだろうが、幕府が朝敵にさせられてしまったことでどんどん追い詰められてゆく。ところどころで天賦の才を発揮しても、多勢に無勢で終局を迎えた。函館政府の8人の閣僚で戦死したのは土方歳三だけで、背負うものは大きく、戦死するしか選択の余地はなかったのだろう。狂気の時代だった幕末、それだけに旧体制と新体制とのぶつかり合いが激しかったことを物語っている。
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終焉から五稜郭へ
2015/09/29 17:56
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻が様々な年代に富んでいたので展開がドラマティックだったのですが、
集結したメンバーは様々な形で解散。
改めて主人公は歳三だったと思い至る。
そして、京都で最も出番が多かった女性=遊廓の太夫か旅籠の女中たち。
ま~…、上巻冒頭のヤンキー然りな描写から想像難くない、遊び相手でした。
ですが、ここへきてやっと(?)歳さん、本命との出会いが。
この女性との日々、この国が変わるたくさんの出来事。
下巻は大人で、司馬作品らしい硬派さが本領発揮!
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こどものために
2015/08/14 11:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史好きのこどもが読んでみたいというので買いました。
子供が読み終わったら、是非、私も読もうと思います。