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学者のウソ(SB新書)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 24件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.2
  • 出版社: SBクリエイティブ
  • レーベル: SB新書
  • サイズ:18cm/269p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7973-3706-8
新書

紙の本

学者のウソ (SB新書)

著者 掛谷 英紀 (著)

権威ある学者や学歴エリートたちによるウソは、メディア等によって流通し多くの問題を起こしている。ゆとり教育や少子化問題など多くの論点を通して文系・理系の学者やメディアのウソ...

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商品説明

権威ある学者や学歴エリートたちによるウソは、メディア等によって流通し多くの問題を起こしている。ゆとり教育や少子化問題など多くの論点を通して文系・理系の学者やメディアのウソを暴き出し、本来の学問への道すじを示す。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

掛谷 英紀

略歴
〈掛谷英紀〉1970年大阪府生まれ。東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了。博士(工学)。筑波大学システム情報工学研究科講師。著書に「学問とは何か」など。

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みんなのレビュー24件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

フェミニストが学者失格であることを明らかにした快著

2007/05/03 19:35

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:越知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 近頃は学者の権威も地に墜ちているようだ。研究内容や研究費使途のごまかしなどが次々と露見している時代である。そのこと自体は結構なことだと思う。わけも分からず書物を完全に誤読して書評を書き著者にイチャモンつけるような輩は論外であるが、学者の発言を盲信するのではなく、正しいかどうかをきちんと吟味し、信用できる学者とそうでない学者を見分け、なおかつ信用できる学者にはそれなりの処遇をすることが、日本全体の知的レベルを高める道であることは間違いないからだ。
 その意味で注目に値するのが本書である。学者の発言や研究内容に遠慮会釈なく異議を唱えているのだ。無論、わけが分からずそうしているのではなく、きわめて筋道の通った議論を展開している。
 少し前まで長野県知事を務めていた田中康夫がダム建設を認めない政策をとっていたことは記憶している方も多いだろう。ダムは害の方がはるかに大きく、むしろ「緑のダム」(森林のこと)によって治水利水は可能だとする立場である。しかし田中は一人でこの政策を進めたわけではない。ブレーンとなった学者がちゃんといたのだ。国立大や有名私大の教授たちであるが、著者は彼らの提言を様々な角度から検討し、「実践は不可能」と断定する。はっきり書けば、森林をダムの代わりにするという考え方自体がトンデモだということである。幸いにして田中は選挙で敗れて知事の座を降りたが、この提言をした学者の責任はどうなるのだろうか。著者はそこを鋭く突いている。
 本書の中で特に注目すべきは、フェミニストに対する容赦ない鉄槌であろう。例えば現在日本では少子化が大問題になっているが、男女平等政策が少子化を促進することはあってもその逆はないことが赤川学『子供が減って何が悪いか』により明らかにされている(BK1での私の書評を参照)。そこでは外国の統計を引用する際に日本のフェミニスト系学者が意図的に操作を行い、男女平等政策が少子化につながることをごまかそうとした事実も指摘されている。
 ところが上野千鶴子・東大教授はそのことを糊塗しようとしてトンデモナイことを言っているのだ。「だがこの仮説〔男女平等政策で少子化は防げるという説〕の根拠となった統計を作ったのはフェミニストではなく人口学者である。(…)人口現象はあまりに複雑すぎて何が原因かを突きとめることができない。(…)だから極端に言えば、〔少子化対策は〕やってもやらなくても同じと言える」。
 最初の文章がおかしいことは誰でも分かるだろう。統計を作ったのが他人であれ、それをごまかして利用した者の責任が軽くならないことは自明だからだ。また最後の言い分については掛谷氏は、複雑だと言うなら社会現象はすべて複雑なのであって、だからやってもやらなくても同じというなら社会学者は必要ない、上野氏はすぐに学者の看板を下ろさなくてはならなるまいと痛罵している。まったく同感であると同時に、上野氏のようなお粗末な言説を弄する「学者」が日本一と言われている大学で教授職に収まっている現状からして、日本はまだまだ知的レベルが高いとは言いかねると思い知るのである。
 フェミニストのおかしさはこれだけではない。厚生労働省の会議に集まったフェミニストたちは、取ったデータは自分たちの主張に都合が良ければ外に出すが、そうでなければ別方面から自分たちの主張を通していこうなどと話し合っている。しかもそれを議事録にそのまま残しているのである。データを出す出さないはすべて自分の主張に都合が良いかどうか次第というのは、学者ではなく悪質なデマゴーグの考え方であるのに、学者失格を証明する言動を残しておいて問題ないとするところからして、彼らが学者でも何でもないことは明らかだ。こうしたエセ学者を見分ける作業は、これからますます重要になってくるだろう。本書の一読をお薦めする所以である。

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紙の本

サヨクの信用失墜の真の原因を暴いたのは評価できるが、「学歴エリート」に空想的な期待を寄せているところは大きなマイナス。日本のような平等で公平な社会が生む「学歴エリート」は芥川龍之介描く「蜘蛛の糸」に出てくるカンダダみたいな連中ばかりであるということをしっかりと自覚せよ。ノーブレスオブリージュが欲しければもっと社会を「不公平」にしなければ!

2009/04/23 20:54

13人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

出だしは好調で、「学者」が振りまく数々の「ウソ」を気持ちよく引っぺがしていく。血祭りにあげられたのは「ゆとり教育弁護論のウソ、ここでは特に香山リカが血祭りにあげられている」「住基ネットでプライバシーが侵害されるのウソ」「脱ダム宣言のウソ、今どき森林を整備して緑のダムを作ろうという大法螺」「未来技術予測のウソ」「少子化論争のウソ」などである。

特に興味深いのは政府が推進する「男女共同参画」の中で国立社会保障・人口問題研究所の所長である阿藤誠が「世界中の先進国では男女共同参画が進めば進むほど出生率が上がる」という主張を捏造したデータを基に大々的に主張を展開し、そのウソを赤川学氏が『子供が減って何が悪いか!』(ちくま新書)で暴かれるわけだが、にもかかわらず阿藤以下、田島陽子、樋口美雄慶大教授、山田昌弘中央大学教授、上野千鶴子、八代尚宏らは「女性の社会進出が進めば進むほど出生率が上がる」と妄言を繰り返しているという「事実」を暴いている部分だ。そもそも阿藤が提供した「データ」はOECD加盟25か国中、都合の悪い12カ国を除いた13カ国だけを取り出して「男女共同参画と出生率の間に正の相関関係がある」と言い出したもので、これをOECD加盟25カ国全部のデータを基に再計算すると「女性の社会進出が進めば進むほど、出生率は落ちる」という全く逆の結果になるんだという(唖然)。その他にも女性が子供の出産と同時に一端離職することから生じる、いわゆるM字カーブが「克服すべき我が国特有の課題」であるかのごとき読売新聞の論調の影に、実は同じ先進国でありながら高い出生率を誇るオーストラリアとニュージーランドが日本同様M字カーブを描く国であることを意図的に排除していると指摘している。

本書では上野千鶴子が繰り返し取り上げられては笑いもの、晒しものにされている。私はかねてより上野を胡散臭い扇動者程度にしか見ていなかったが、まさか「自閉症の原因が母子密着による甘やかしだ」などというウソを通り越した暴言を吐いていて、その後自閉症関係者からの猛抗議を受けて全面謝罪を迫られるが、その謝罪の仕方には誠意のかけらも感じられないもので高槻自閉症児親の会の前田昌江氏を大いに失望させたりしている。上野にとって「弱者」はあくまで自分の主張を強化し補強する「手段」「踏み台」であり、本来、上野は「弱者」に興味も関心もないという著者の指摘はするどい。上野他の、いわゆる全共闘世代は、部落問題、アイヌ問題、成田空港反対運動、女性問題、沖縄問題、障害者問題、精神疾患者問題、原子力発電所建設反対運動、環境問題、ダム建設反対運動、米軍基地問題、死刑反対運動他をすべて「手段」として利用してきた。彼ら彼女らの本当の目的は、挫折した「革命ごっこ」の延長戦を演じることであって、日本政府、日本社会を混乱させ秩序を乱し拳を振り上げ赤旗を振り回すための「手段」なら何でもよかったのである。彼らは、いざとなったら平気で人を殺し武力に訴えるという意味で、反戦にも平和にも関心は無いし、地球環境なんかどうでも良いただの手段だから、「原子力発電が地球環境に優しい」として見直し機運が米国や欧州で始まると何も言えなくなってしまうのである。

しかし何と言っても本書の白眉は218ページから展開される「日本の世論が右傾化した原因」についての著者の分析であろう。最近、日本の世論が右傾化したとよく言われるが(私は正常化しただけと思っているが)、香山リカは『ぷちナショナリズム症候群』(中公新書ラクレ)で世論の右傾化を「若者の不安」「インターネットの普及」「メディアの右傾化」に求めている。しかし著者は「若者は何時の時代も不安であって、今だけ特別に不安になったわけではない。若者の不安は反安保闘争のような左翼的形態で現れる場合もある」と指摘し、インターネットの普及については「なぜインターネットが普及すると右傾化が進むのか説明が不十分」と切って捨てる。そしてメディアも(最近も日本の明治時代の台湾統治を非常に歪んだ形で報道したことで悪評たらたらな)NHKのように左翼メディアも十分元気であって説得力に欠けると指摘し、左翼の衰退をメディアのせいにするのは無責任と断じる。その上で、日本の世論が右傾化した原因は左翼がたれ流し続けたウソがばれて、左翼的言論人全員が丸ごと信用を失ったからと清清しい指摘を行うのである。著者が言う通り左翼が垂れ流したウソは枚挙に暇が無い。「北朝鮮はこの世の楽園」というウソ。「大虐殺を伴った文化大革命」を歴史的大事業とたたえたウソ。「北朝鮮は拉致なんかしていない」というウソ。「北朝鮮は核開発なんかしていない」というウソ。何より「共産主義革命は歴史の必然である」という大うそ。そして、これが最大のポイントだが、こうしたウソを吐き続けた左翼学者、左翼言論人が我々日本国民に謝罪した例は、私の知る限り、ただの一度も無いという事実だ。これでは信用を失うのは「当たり前」である。鶴見俊輔のごときファーザーコンプレックスの権化のごとき生涯反抗期的な幼稚なサヨクはいまだに反米音頭をあいも変わらずたれ流し続けている。著者がいみじくも言う通り、日本の世論の右傾化を阻止し、左翼がその失われた信用を回復する唯一の道は、今まで左翼が垂れ流し続けてきた数々のウソや犯罪行為(東大安田講堂立て篭もりやよど号事件、数々の警察官殺傷事件他)について左翼が日本国民に対し全面謝罪すること、これしかない。兼ねて私が主張してきたように「反戦平和」「弱者救済」という看板を掲げながら、その実これらをただの手段として利用し、平気でウソをつき続けてきたことを謝罪するしかないのである。

ただ問題もないわけではない。同じウソをいうなら是非「地球温暖化というウソ」も取り上げて欲しかったし、「エリート」「学歴エリート」の利己主義を批判するくだりは、かなりピントはずれである。確かに著者が言う通り、日本の「エリート」は小粒であり利己的であろう。しかし、世の中が機会均等になり平等化が進んで特権階級が消滅すればするほど、その社会で選抜された「エリート」は小粒で利己的な存在になるものなのである。「社会に対する義務感(ノーブレスオブリージュ)」は「自分が他に無い特権を自分の努力や苦労とは関係なしに持っていると自覚できる不平等な社会」でなければ生じようが無い。それに財産の裏付けのないエリートなんかエリートではない。たかだか東大法学部を出ただけで都心から通勤1時間の場所に立つ75平米のマンションに住んでいる人間がエリートであるわけがない。そいつが住宅ローンなんか抱えていればなお更だ(エリートは10万坪の屋敷に住んでいなくちゃ!)。それに日本の受験は他人を蹴落とすというより、「努力したものが受かり、努力の足りなかったものが落ちていく」制度である。著者はたかだか東大の理科二類に受かったぐらいで「自分が合格したことで他が学ぶチャンスを奪った」のであり「そのぶんきっちり勉強し、その成果を社会に還元する義務を負った」と思ったそうだが、どうしてそこまで思い上がれるのか不思議である。著者が指摘している通りそんな東大生は「ほとんどいない」のである。

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紙の本

テレビと新聞はもう死んでいるのかもしれない

2009/08/25 22:48

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第1章「学者のウソ」で語られていることは、少しインテリジェンスのある人なら指摘されなくても分かっていることである。これは学問(理論)ではなく政治だからである。誰も学者(専門家)が言うことが常に正しいとは思っていないし、嘘をつかないなどとも思っていない。そんなことは、過去の公害事件を思い起こせば分かる。100%の因果関係は証明が困難であることをいいことに、大企業側についた学者達がどれだけいたことだろう。第3章で過去に溯りそのあたりも実名で書き、まとめてほしかった。
 
 題名から、私はもっと一般に知られていることで学問的に間違いが発見されたことが書いてあるのを期待したので、その点は期待外れであった。また、研究費の無駄遣いの指摘がなされているが、これはある程度は仕方がないのだと思う。特に基礎的で先端的なものに関しては、採算度外視して投資するなかから、ものになるものが生まれるし、セレンディピティもあるかもしれない。私利私欲のために無駄遣いと明白なのに悪意をもって予算を奪ったケースをもっとはっきりと糾弾すべきで、結果論で論ずるのでは説得力がない。それより、実用性と即効性がなければ予算をつけない文科省のあり方を変える方が先決だと考える。
 
 第2章「本来の学問」は第1章よりは読むべきものがある。だだ、この章で述べられていることも、理系学者によくある人間社会に対する浅い理解が散見される。数学や物理、化学では数値こそがすべてであっても、問題はない。しかし、言葉の持つ力は著者が考える以上に大きい。文系の学問は学問と呼べないと言うことは簡単だが、学問であろうとなかろうと、無価値ではないし、それで社会(人間)が動いている側面は無視できない。さらには、毒をもって毒を制すためにも、必要なのである。
 
 第2章の終わりに唐突に職業倫理の問題が取り上げられ、第3章「学歴エリート社会の罠」へと続く、著者は本当はこれが書きたくてこの本を上梓したのだと思われる。この章は読みがいがある。マスコミ批判、フェミニズム批判として正鵠を得ているものが多い。特にテレビと新聞の堕落は目を覆わしむるものがある。ある時は建前、ある時は本音と自分に都合で使い分け、弱い者を叩く。ある時は大衆の尻馬に乗り、ある時は大衆を扇動して、責任を取ることなく逃げるのである。
 
 私も高学歴共働き夫婦を優遇する現在の政策では、少子化は止められないと思う一人である。それはいま生活している高学歴共働き夫婦の欲望を満たすことにはなるが、未来を生きることになる子供たちを見捨てる政策であり、国家の存亡に関わっている。その残酷な結果が分かるころには、いま共働きをしている高学歴者たちはこの世にいないのである。
 
 産業界のリーダーたちが矜持を失っているという指摘にも全く同感である。リーダーだけでなく多くの職業人が職業倫理を失ってしまっていることは、呉知英も鋭く指摘しているとことだ。現在の経団連のメンバーは本当にひどい。ただし、著者の提案する言論責任保障制度はうまく機能しないと思う。価値観の共有部分を探ることは大切であるし、不可逆テストの考え方も必要である。しかし、公正な判断を下すためと組織を作っても、下手をすれば組織自体が乗っ取られて終わる。制度や組織では解決しない問題だと思う。
 
 日本人一人一人がプライドや美意識をどうしたら取り戻すことができるのか。難しい問題である。志を同じくする者が倦むことなく、戦い(訴え)続けることしかないのだろう。

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言論責任保障の仕組みは面白いと思います

2009/07/05 17:06

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る


第1章 学者のウソ
住基ネット論争のウソ/ゆとり教育のウソ/ダム論争のウソ/理系学者のウソ/文系学者のウソ/ウソが生まれる背景
第2章 本来の学問
自然科学の方法論/自然科学の困難/文系学問の困難/ポストモダンの学問
第3章 学歴エリート社会の罠
マスコミエリートの倫理破綻/エリートによる「弱者ごっこ」論法/利己主義の暴走/既得権益としての学歴エリート/道具化する倫理
第4章 第4章 ウソを見破る手立て
学歴エリートに騙されない方法/言論責任保証の試み/新たな技術が社会を変える


かけやひできは1970年(大阪府)生まれ。東大理(生物化学科)卒業後(93年),東大の先端学際工学専攻博士課程修了(工学博士,98年,28歳)。本書執筆時は,筑波大学勤務(準教授)で,授業科目が「公募論文作文実習」! なんだぁこりゃ!? 筑波はいつからこんな授業やってんだろ。著者のHPからコピペすると,「表彰」の項に,世界エネルギー会議ユースエネルギーシンポジウム日本代表選出(95年),電通国際情報サービス「学生・情報通信論文」佳作受賞(98年),納税協会「税の小論文」佳作受賞(98年),日本神経回路学会奨励賞(98年),Discover Magazine Awards for Technological Innovation Finalist(01年)とある。工学博士号取得の年に3本も佳作賞やら奨励賞やら取得している。なるほど・・・・。(って,おい!(-_-;))


本書題名である学者のウソとしては,第一章にすべてある。そもそも学者にも既得権益があって,学会(学界)の存立根拠を揺るがしかねない不都合な統計資料は押し隠す,などということは,長く生きていれば誰にでも何となく感知できる背景。その証拠は,大学には法科大学院が乱立し,それに続いて大学院が乱立し,ポスドク過剰で,博士号を持った人が希望職種(主に大学研究職)に就けないといった事情にも垣間見られる(これに文句をつけたのが,読む価値はあんまりないけど,水月昭道『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』)。最近「報道ステーション」(テレビ朝日)に出演して全国的知名度が上がっている山田昌弘『希望格差社会』は,学者なのに単純な掛け算ができないことが暴露されている。上野千鶴子が自閉症を自分の主張に都合のいいようにと事実を捻じ曲げて,自閉症児の保護者と揉めた内幕も描かれていた。朝日新聞が分析されて,自社スポンサーの脱税は報道していないケースを統計的に析出したデータも載っている(139頁,図3)。とうぜん予想されるのは官僚たちの“ウソ”。ただし,これは本書にない。


言論責任保障の仕組みは面白いと思います。著者自身がまず本書の印税の2割を預託しているらしいのですが,まずは隗より始めよです。ぐだぐだの批判はあろうかと思いますが,実践している点は評価すべきだと思う。官僚たちの外郭団代に堕さないでね。


素朴に思うのだけど,人の行動の動機か誘因にはすべて利害や快苦がある。ミクロ的にはもちろん,マクロ的にも例外はない。利益や快を求めて人は動くし,被害や労苦を人は避ける。これを人前で聞えよがしに否定できる人はこれ見よがしなだけで,実際には自分の名誉を高めたいだけ。これを“人を見くびるな!”と考えている人は,黙って行動している。行動できない弱い人間が多いということだ。だから私としては,人間の弱さを認め,同情し,称賛さえする人に好意を持ってしまってはいませんか?と問いかけたい。弱い人間は嘘をついてしまう。そしてそれは僕の課題です。(1396字)

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2007/03/10 11:30

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