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精霊の守り人(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 721件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.4
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/360p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-130272-0
文庫

紙の本

精霊の守り人 (新潮文庫 「守り人」シリーズ)

著者 上橋 菜穂子 (著)

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサ...

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精霊の守り人 (新潮文庫 「守り人」シリーズ)

税込 649 5pt

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新潮文庫の100冊 2016 109巻セット

  • 税込価格:66,946608pt
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商品説明

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。【「BOOK」データベースの商品解説】

【野間児童文芸新人賞(第34回)】【産経児童出版文化賞(第44回)】【路傍の石文学賞(第23回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー721件

みんなの評価4.5

評価内訳

紙の本

読むたびにさまざまな角度から世界がみえる。

2008/07/31 17:13

17人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 よいお話は、いろいろな読み方ができるもの。「精霊の守り人」もそういう類の冒険ファンタジーであった。
 精霊を守る役目を担わされてしまった皇子チャグムと、皇子を守る役目を担わされてしまった女槍使いバルサを中心に描かれる、人間の住む世界と重なって存在するもう一つの世界と関わっていく物語は、昔話にも似たこわごわ、ドキドキ、わくわく、のお話である。ときおり書き込まれている泉や水、風景の描写、なんでもない現世の村や村人の懐かしいような生活の描写にも引きこまれる。

 皇子チャグムは「どうして僕がこんな役目を負わされたのか」と八つ当たりをしたりもする。チャグムと同い年ぐらいで読めば、主人公に自分を重ね合わせ、大人になる過程での葛藤などに共感する部分があるかもしれない。(そしてそれを受け止めるチャグムにも心の変化があり、これはまた二作目へとつながっていく。)
 「年頃」の世代が読めば、女用心棒のバルサと呪術師見習いタンダの抑えた恋心の表現に引きこまれると思う。(「年頃」と括弧をつけたのは、バルサは中年のおばさんという設定なので「若い人」だけじゃない、といいたかっただけの事である。30そこそこらしいのだが。)二人の交わす言葉にもこもった思いは、「恋愛」を少しは体験した読者には不思議な味わいを残すだろう。荒っぽいようだがユーモアで気遣いを隠した言葉は「大人の会話」である。
 経験豊かで苦い苦労もした年代が読めば、伝説や歴史文書の役割、世界観の成立、政治とか社会の仕組みの裏表などについての著者のメッセージが聞こえるだろう。精霊を守るための方法は長い時の流れの中で忘れられていったし、伝承も作り変えられてしまった。伝説は強者が支配に用いるために捻じ曲げたりするばかりでなく、弱者すらも自らのプライドのために変えてしまうことがあるなど、著者の専門家としての眼がしっかりと現実の社会を捉えて書かれている。何時の世も変わらぬ人間社会のなりあいを指摘した言葉は心当たりのある読み手には結構鋭く刺さるのではないだろうか。
 さらりと一度読んだあと、二度三度と読み返してしまった。そのたびに少しずつ違う視点を感じて飽きさせない。見るたびにさまざまな角度から光が反射する、上手にカットされたガラス細工(にしては骨太な作品だが)とでもいえるだろうか。読み手がたくさんの視点を持っていればいるほどいろんな世界の見方が楽しめると思う。

 精霊の卵を食いに来た「もの」を人間が退散させた後、この卵は人間たちから他のこの世界の生き物に托される。小さい生き物がひとつ加わっただけなのであるが、「人間だけが関わっているのではない、他の生きものたちも」と目線がとても広いところに導かれていく。こんな広がりを感じさせたところで、目線はまた人間へと戻ってくる。ひとり旅立つバルサの「だれしもが、自分らしい、もがき方でいきぬいていく。全く後悔のない生き方など、きっとありはしないのだ。」という心の声は、じたばた生きている自分をも励ましてくれた、なかなか大人にも響く終り方であった。 
 広がる世界と、人間の心や言葉から見える卑近な世界の描写がお話のあちこちで上手く交じり合っている。こんなところにも、読み手にいろいろな視点で読ませてくれる、切り取り方の上手さが感じられる。

 著者のあとがきも、解説を書いた方々も、「ゲド戦記」や「指輪物語」を引いてこの作品を解説・紹介しているが、それもうなづける、しっかりとした物語世界があり、メッセージもあるお話であった。児童文学として分類されるが、大人の読み物としても充分手ごたえがあるところもこれらの名作、大作を感じさせる。
 続編がかなり出ていて、文庫化されていくようだ。楽しみである。

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紙の本

文化人類学者による、緻密な世界構築、これぞファンタジー

2008/06/04 01:58

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:homamiya - この投稿者のレビュー一覧を見る

新ヨゴ皇国という架空の国が舞台のファンタジー。
もともと、児童文学だったものを大人向けに漢字を増やしたものらしい。

「ファンタジー = 何でもアリ」なのではなく、ファンタジーというのは、いかに「ある世界」を作り出すか?という作業で、文化人類学者である著者は、建国の神話、先住民の伝承、先住民と新しい住民との違い、民俗、社会制度、精霊と人々の関係、などなど実に緻密に、かつ余計なものなく1つの世界を作り上げている。それがまず見事!

また、小説たるもの、世界をつくりあげるだけではなく、その世界でもって、物語をアピールできることが大切。

物語は、年のころは11~12歳の少年皇子が精霊の卵を産みつけられ、それゆえに父帝からの刺客や、卵をねらう魔物におそわれ、女用心棒や先住民の呪術師らと共に、精霊のナゾをときながら、卵を無事に孵そうとする、というモノ。
物語に、作り上げられた世界観がからみ、物語の進行とともに、世界の仕組みが明らかになってゆく。

物語のテンポも早く、先が気になり読み急いでしまう。
女用心棒が敵とたたかう戦闘シーンも、飛ばさずに読めるあたり、文章力もなかなかだ。

いいセリフも出てくる。世界はファンタジーでも、そこに人がいる限り、人の幸せ、不幸せは、やはりある。女用心棒は、その出生のために、追っ手から必死で逃げるつらい生活を送り、育ての親をそれに巻き込んで不幸にしたのではないか?という負い目を感じていた。その育ての親のセリフ。

「いいかげんに、人生を勘定するのは、やめようぜ、不幸がいくら、幸福がいくらあった。金勘定するように、過ぎてきた日々を勘定したらむなしいだけだ」

ファンタジーだから、全てが魔法で丸く収まるわけでは決してなく、どうしようもない事もある。それはこの世界と同じ。
それに立ち向かう登場人物たちの姿が、いとおしい。

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紙の本

本当のファンタジー。

2007/09/27 04:02

8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文化人類学者の書いた冒険ファンタジー。「守り人」シリーズの第一作。
 
 舞台は「新ヨゴ皇国」。川に落ちた第二皇子・チャグムを、女用心棒のバルサが救い出す。チャグムの母親・二の后は、バルサに心からの御礼をし、のみならず、バルサが断れない立場にあることを知りつつ、控えめに、チャグムの護衛を依頼する。そして物語が紡がれ始める。
 
 世の中には、本当のファンタジーと似非のファンタジーとが存在する。その境界は決して曖昧ではなく、非常にはっきりしている。
 
 簡単に言えば、ファンタジーは「作る話」ではなく、作者からむしろ逸脱して勝手に「できていく話」である。著者がでしゃばって「語る」ファンタジーは似非ファンタジーである。エンデは機関車の行く手が閉ざされてしまい途方に暮れ、やがて道が拓けるまで、何日も待たなければならなかった。グウィンはアースシーから吹く風に身を預けた。宮崎吾朗はアースシーから吹き寄せるもう一つの風に身を委ねた。
 
 そして上橋菜穂子は、精霊の守り人に出会った。
 
 『攻殻機動隊』のS.A.C.シリーズを手掛けた神山健治氏がアニメ化している。そのアニメも大変に面白いらしい。

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紙の本

残りの作品の文庫化はいつなんだろう、ついつい首が長くなってしまいます。子供たちは大型単行本で、大人は文庫本で読む。そうなることでもっと大勢の人に読まれると思うんです。文庫化したら単行本が売れなくなる、なんてつまらないこと考えていないでしょうねえ、出版社さん・・・

2010/06/05 17:45

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

『獣の奏者』の評にも書きましたが、ようやく上橋菜穂子の『精霊の守り人』を読みました。私とこの本との出会いは10年以上前、長女がまだ小学生の頃だと思います。児童書は図書館で、という方針にしたがって毎週のように市の図書館に通っていた頃、見つけた本の一冊がこれでした。娘はようやく物語の面白さを知り、精霊とか異世界に興味を抱き始めたころです。

今のルールは、ともかく私がいったん目を通し、これなら間違いないと思うものを娘たちに読ませていますが、さすがに児童書となるといつもそうしていることもできません。私も楽しみ、娘たちも楽しんだものは小野不由美『十二国記』シリーズ、はやみねかおる『夢水清志郎』シリーズ、そしてJ・K・ローリングの『ハリー・ポッター』くらいのものでしょう。

私が選んだものの自身で読むことなく娘たちにまわしてしまったもの、或いは長女が自分で気に入り、その後も読み続けたものに福永令三『クレヨン王国』、村山早紀『シェーラひめのぼうけん』、たつみや章の『月神』シリーズがあり、上橋菜穂子の『守り人』もそうした、娘たちだけが楽しんでいたシリーズの一冊でした。なぜそれらを自分で読まなかったのか、といえば前者は対象年齢、後者がカバー画のイメージのせいです。

『月神』『守り人』は、単行本のカバー画から「日本古代神話=皇室礼賛=戦争支持」という連想を招き、単純な私は、そんな話なんか読めるか!私は自分で探す!と宣言して、小野不由美『十二国記』を見つけ、それがまた面白いものだから、長女が反論をしないのをいいことに日本のファンタジーの頂点に立つのは『十二国記』と決め付けていたわけです。まして山田博明の中国古代を思わせるカバー画が素晴らしい。

私にとってカバー画とはかくも重要なものです。今回の中川悠京描く文庫版カバー画は、単行本ほど日本古代を連想させるものではありませんが、でも一言いいたい! 三人の人物を文庫のカバー全体にそれぞれ大きくカラーで描くときには、なんとなく太くなってしまったような線は、使ってほしくない。鬱陶しいんです。それにカバー右上と左下の角のある模様が少しも効いていません。決して下手な絵じゃないのになんだか変。ただし本文挿絵はいいです。ちなみに巻頭の地図は中川悠京の手になるものです。

それはともかく、私は読み終えたのが嬉しくて大学生になった長女の部屋を訪れたわけです。そしてコミックス半分、勉強関係半分といった書棚を見て愕然としました。なんとそこには、『精霊の守り人』『闇の守り人』『夢の守り人』のBOXセットが未開封で飾ってあるではないですが! なんですか、これはと聞くと、彼女は高校三年のクリスマスに友人からもらったもので、今もお宝として大切に飾っているというのです。それほどの作品でしょうか?

そうなんです、それほどのものだったんです。それはトールキン『指輪物語』ダントツ一位、ル=グウィン『ゲド戦記』遥か下位、という図式が『ゲド』の再読によって私の中で変化してしまったことと軌を一にするものです。いやはや、ろくに読まないでの決め付けはいかんなあ、と反省。そういう意味で、先入観だけで小沢、黒と思い込んでいる、というかマスコミによって思い込まされている反民主感情だって、もういちどじっくり見直すべきだとは思うんですよ、はい。

閑話休題。とりあえず、あらすじをカバー後ろには、こう内容が紹介されています。
        *
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇
国の二ノ妃から皇子チャグムを託さ
れる。精霊の卵を宿した息子を疎み、
父帝が差し向けてくる刺客や、異界
の魔物から幼いチャグムを守るため、
バルサは身体を張って戦い続ける。
建国神話の秘密、先住民の伝承など
文化人類学者らしい緻密な世界構築
が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇
るロングセラーがついに文庫化。痛
快で新しい冒険シリーズが今始まる。
        *
登場人物について、もう少し詳しく書きましょう。主な登場人物は四人います。まず、この物語の主人公バルサです。〈新ヨゴ皇国〉の北にあるカンバル王国の生まれで、年齢は30歳。容姿についての描写は極めて少ないので美醜のほどは分かりませんが、体中傷だらけ、といった感があり、日に焼けたスレンダーな女性であることだけは確かでしょう。短槍の達人で女用心棒をしていて、偶々皇子チャグムを助けたことから事件に巻き込まれることになります。

次がバルサに助けられた〈新ヨゴ皇国〉の第二皇子チャグム、11歳です。兄に皇太子サグムがいるため、今のところ王位を継ぐ可能性は高くありません。そのチャグムに刺客を差し向けたのが三人の妃を持つ〈新ヨゴ皇国〉の帝です。で、その二ノ妃がチャグムの母親となります。妃はバルサを見込んでチャグムを敵の手から守ることを依頼します。

三人目がタンダ、バルサのおさななじみです。薬草師で28歳。闘いで傷ついたバルサを何度も助けていますが、武術のほうは全くダメという男で、これまた容貌についてはよくわかりません。わが国の多くのファンタジーは、主人公と助っ人の間に安易に恋愛感情を抱かせてしまうのですが、少なくともこの巻では上橋にそういう気持ちはなさそうです。彼が目標とするのはトロガイの後継者となることですが、そのためにあくせくとはしていません。

四人目がダンバが目標とするトロガイ、当代最高と噂される女呪術師です。文章から70歳くらいの老女のようですが、いつも風のように流れ歩いているせいか、若者にひけをとらない体力を持っています。〈新ヨゴ皇国〉の先住民族ヤクーの宗教や文化の代表で、この世界サグと、この世界に隣接する見えない水の世界ナユグを見ることが出来ます。

果たしてバルサはチャグムを刺客の手から守りきることが出来るのでしょうか。そして何故、王は自分の息子を手にかけようとするのでしょう。その元となる精霊の卵とはなんでしょう。この面白さはただものではありません。ともかく続きを読みたい。でも、なぜかこの本に続く巻の文庫化は三年経った今も気配がありません。せっかく、手軽な文庫で全十巻一気読みを目指した私には、なんとも悔しいことです。新潮社さん、そして上橋さん、残りの文庫化を推進して・・・

それはともかく、この本のあとがきで、上橋が「この話は実はこれで完結していた」というのを読んで、「嘘だろ」って思いました。それはル=グウィン『ゲド戦記』の三巻にも、上橋の『獣の奏者』にもいえる事です。だって、だれが読んでもそこで話が終っていないじゃないですか。無論、続編をいつ書く、なんてことを安易にいいたくないのは分かるし、それにふさわしい内容の作品だとは思いますが、それと話が完結していないのは別の話。その点はトールキンの『指輪』が本編で完結しているのとはまるで違うわけです。

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紙の本

名作の開幕

2019/06/14 11:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の、いえ世界のファンタジー史に残るであろう傑作の第一巻。
政治、民族、風習、食べ物、習慣...綿密に織り込まれた世界観の素晴らしさに脱帽。

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紙の本

おもしろい!

2019/03/11 20:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る

知人が読んでいるのを見て、聞いたことのあるタイトルだったので、読んでみました!ファンタジーはあまり得意ではない私でも、ものすごく楽しめました!

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紙の本

本格派ファンタジー

2019/01/04 11:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:透子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何がきっかけで読み始めたかももう覚えていませんが、折に触れて何度も読み返してしまう作品の一つです。
読み応えのある本格派ファンタジーというだけでなく、異界と触れ合うことがもたらす残酷さや政治の裏の理不尽さ等を隠さない、これが児童書として世に出されたというのに首をかしげる作品でもあります。
少年の成長物語だからでしょうか?
いつかバルサたちに安らげる日々の訪れることを祈ります。

ドラマ化がされたことを機に、新たに読者(ファン)が増えたようでもあり、ファンタジー大好き人間としてはこの波に乗って他にも素晴らしい作品たちが生まれることを願うばかりです。

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紙の本

生涯の愛読書になった

2017/08/16 20:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHKのドラマを見て原作が読みたくなって購入。ついつい夢中になって、シリーズ全巻を制覇してしまった。チャグムの成長をバルサと一緒に見守ることができて幸せです。大人から子どもまで楽しめる最高のファンタジーです。

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紙の本

ワクワク感がたまらない

2016/11/28 21:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHKのドラマを見た後で読んでも、ワクワクさせる展開で、面白かったです!バルサの綾瀬はるか、ピッタリはまっています。続きが楽しみですので、早く次巻も読みたいと思います。

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紙の本

もう少し早く巡り会いたかった

2016/05/18 09:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぎんがむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

TV化をきっかけに読んでみましたが、登場人物がすっかりTVドラマのキャラクターそのままの姿で思い浮かぶので少し困りました。ファンタジー好きの私としてはもう少し早く巡り会っておいてからTVドラマが見られればよかったかもしれません。これをきっかけにこのシリーズとゆったりつきあっていきたいと思いました。

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紙の本

チャレンジングな児童文学

2016/04/26 01:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:westtribe - この投稿者のレビュー一覧を見る

文化人類学者としての筆者の知見を存分に生かした、
和製ファンタジーの傑作。
児童文学として刊行されたことに驚くと同時に、
出版社(編集者)の眼力に賞賛を贈りたい。

正直、自分が「児童」と呼ばれる年齢のときに、
この本を読んだとしても、世界観をどれだけ理解できるか、心許ない。
難しいと感じて放り出してしまうかもしれないし、
理屈ではなくて直感で、サグとナユグを感覚的に理解するかもしれない。

とにかく、最初に読んだ時は、「バルサがチャグムを守った」、
「チャグムは皇太子として生きることを選んだ」ということさえ分かればいい。
何年か後に読み返した時に、また違う風景が見えてくる。
そんな深さをたたえた児童文学だ。

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紙の本

惹きこまれます

2016/04/16 12:12

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投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHKでドラマしています。お金と時間をたっぷりかけて映像化しています。・・・とはいえ、原作ファンとしては、うーんと思う個所もあり。ということで原作文庫読み直しです。やっぱりバルサもチャグムもとてもチャーミングです。

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紙の本

壮大な神話誕生

2016/03/25 20:52

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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレビドラマ化を機に一気に読みました。早く読めば良かったと後悔するとともに、読み終わるのが惜しいと思うほど面白かったです。
 孤高の戦いに挑むバルサ、運命に翻弄されながらも成長するチャグム、武人以上に頼もしいタンダとその師匠トロガイ等々のそれぞれの人生が、「精霊の卵」をめぐり交錯します。前半の「狩人」との戦闘も凄いですが、後半の「ラルンガ」との死闘は圧巻でした。そして、ラストのチャグムとの別れはつらかったです。闘い・愛情・友情・師弟愛・出会いと別れ等が一杯詰まった、スピード感溢れる展開に魅せられました。
 とにかく、「建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築」との評判に偽りはありませんでした。壮大な神話の誕生と言っても過言ではありません。後続のシリーズも読もうと思いました。

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サイコー

2016/02/22 21:11

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投稿者:るるるーーー - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間を忘れて、読み終えました。

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紙の本

文化人類学者ならではの世界観がすばらしい

2016/02/08 17:44

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投稿者:雪風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

アニメ化やコミックも出されたあまりにも有名な作品です。
作者は児童文学者ですが本業は文化人類学者です。この作品でもこの世(サグ)と異世界(ナユグ)が同時に存在する世界を舞台としており、文化人類学者らしい発想を見せてます。
100年に一度という水の精霊ニュンガ・ロ・イムの卵を宿した第二皇子チャグム、行きがかり上その皇子を守ることになった30過ぎの女短槍使いのバルサを主人公に、星読博士や呪術師、先住民であるヤクーといった脇役を配します。さらに、建国神話などの支配者側の事情や、ヤクーの失われつつある伝承、バルサの人となりや周囲との関係などが絡み合い物語は展開していきます。
そして、ついに卵のかえる日。卵を狙うナユグの生き物ラルンガ。100年前は精霊の守り人は命を落としています。はたしてチャグムとバルサの運命は…

月並みだけどスリルあふれるスピード感ある読み物です!

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