「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
新聞社 破綻したビジネスモデル (新潮新書)
著者 河内 孝 (著)
新聞という産業は様々な危機に直面している。止まらない読者の減少、低下し続ける広告収入、そして泥沼の販売競争はすでに限界を超えている。元大手紙幹部が解き明かす、新聞が書かな...
新聞社 破綻したビジネスモデル (新潮新書)
新聞社―破綻したビジネスモデル―(新潮新書)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
新聞という産業は様々な危機に直面している。止まらない読者の減少、低下し続ける広告収入、そして泥沼の販売競争はすでに限界を超えている。元大手紙幹部が解き明かす、新聞が書かない新聞ビジネスの病理と、再生への処方箋。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
河内 孝
- 略歴
- 〈河内孝〉1944年東京都生まれ。慶応大学法学部卒業。毎日新聞社会部、政治部、ワシントン支局、外信部長、編集局次長を経て、常務取締役(営業・総合メディア担当)を2006年に退任。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
元大手新聞社幹部が明かす「新聞ビジネス」の将来!
2016/09/18 12:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、元大手新聞社幹部であった川内孝氏による新聞ビジネスの現状と将来について克明に解説した画期的な書です。新聞というビジネスは、一時は情報社会において強大な勢力を誇っていましたが、現代では一転して読者の減少、低下し続ける広告収入、ITの包囲網などによって、このビジネスモデルが破たんしようとしています。一体、新聞はどうなるのか、将来像を克明に解き明かしていく書です。
紙の本
まぁ、古い媒体ですから、そうかも、、、と。
2008/06/03 23:03
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌、「本の雑誌」に紹介されていたので、読んでみました。
元毎日新聞の記者
(実は、平記者よりかなり昇進されて経営サイドの重役までつとめておられています)
が新聞業界の問題点を書いた新書です。
新聞社の経営とは、実は、物凄いコストのかかるビジネスモデルで
広告収入も最近はネットに取られ、やっとのことで利益が出ている状態。
しかも、大量のロスの出る生産活動で(これは、出版業界みんなそうですね)
環境にもあんまりよろしくないみたい。
販売店は、強引な勧誘、残紙の割引き販売などしているのに、
新聞社からの褒賞費、その他の販売店の店長ですら全て理解していない
お金でがんじがらめにされていたり、
又、毎日新聞も、読売、朝日の二強に追い立てられ取り残されつつあるとか、、。
等々書かれています。
問題点としては、新聞では、決して読めない内容だし、新聞社の系列に殆どのテレビ局が入っているので
テレビでも取り扱われない問題ばかりです。
コストの問題は、逆に、紙や印刷のコストは別にして
記者にお金をかけているという意味では、いい紙面作りが出来る証拠かもしれません。
販売店と本社の関係は、1回読んだだけでは、理解できないくらい、複雑ですね、、。
どちらも相互依存が凄くて、もう文句を言い合う状態ですらないみたい。
テレビ局の新聞社との系列問題は、(これをやったのは、若き日の田中角栄さん)
日本のニュースソースというか、マスメディアの一番の問題点かもしれません。
産経と中日と毎日で経営協力して新聞界の第三局を作らないといけないみたいな
頑張れ、毎日新聞みたいなコーナーもあり、あれれれ、とも思いましたが
新聞を社会の木鐸でなく、会社経営という観点から見た、新書です。
紙の本
新聞業界の内輪ネタ
2011/09/10 07:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Genpyon - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者は、本著において、新聞社の発行部数至上主義に基づくビジネスモデルが破綻を目指してまっすぐ進んでいるという危機感を提示し、新聞の再生を目指した大胆な私案を展開している。
しかし、その大胆さは新聞業界内での大胆さにすぎないように思われ、残念ながら、はた目には旧来のビジネスモデルの延長と何が異なるのかよくわからない。
たしかに、部数至上主義の結末として新聞が朝日・読売プラス日経の「ニもしくはニ・五」に再編成されてしまうかもしれないという危機感は、言論の独占という観点からであれば、分からないではない。
しかし、著者は、明らかに、そういったジャーナリズム的な観点よりも、新聞社の経営という観点のほうに関心があるようで、IT社会と新聞の関係を論じている最終章でも、その方向が顕著に示されているように思える。
もちろん、ジャーナリズムの入れ物として新聞社があり、その経営も大事ではあろう。しかし、多くの読者にとって、そこに舞台裏を覗くという意味での面白さはあるかもしれないが、危機感を多くの人と共有できるかという意味からは、疑問の残る著書であった。