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紙の本
アラビアンナイト 文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書 新赤版)
著者 西尾 哲夫 (著)
誰によっていつ頃つくられたのか、本当に千一夜分の物語があったのか−。いまや世界文学となった「アラビアンナイト」の謎に包まれた成立事情に迫り、異文化のはざまで変貌していく物...
アラビアンナイト 文明のはざまに生まれた物語 (岩波新書 新赤版)
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商品説明
誰によっていつ頃つくられたのか、本当に千一夜分の物語があったのか−。いまや世界文学となった「アラビアンナイト」の謎に包まれた成立事情に迫り、異文化のはざまで変貌していく物語集の文明史的意味を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
西尾 哲夫
- 略歴
- 〈西尾哲夫〉1958年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。人間文化研究機構国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学教授。著書に「図説アラビアンナイト」など。
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物語にとどまらない
2022/09/01 17:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
アラビアンナイトを紹介した一冊。巻末に主要な話の要約があるので、「アラジン見ました」程度の認識でもなんとかついていける。広く中東に伝わってきた小話の集積がもとで、確かな原典があるわけではないこと。それが西欧で「発見」され、イスラム世界への複雑なまなざしも含みながら発展し、現在の所謂「アラビアンナイト」へと作り変えられてきた歴史がよくわかる。もはや物語ではなく「空飛ぶ絨毯」「魔法のランプ」といったパーツで理解されているというのは面白い。著者も言うように作品というよりは、新たに生成され続ける「現象」である。