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著者 内田 樹 (著),平川 克美 (著)
東京ファイティングキッズ (朝日文庫)
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みんなの評価3.7
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評価内訳
2008/01/07 09:56
投稿元:
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内田樹とその小学校からの友人平川克美がインターネット上で行った往復書簡をまとめたもの。身体論、アメリカ論、大学問題、コミュニケーション論、日本社会についてなどいろいろなテーマで語り合っていた。身体論の中で、コンマ数秒先の「未来の体感」をイメージしながら身体を動かすと、身体の各パーツが(無意識的に)動く準備をするために、そうでない場合に比べて、はるかに効率的に緻密に身体を動かすことができるという話には納得。ふむふむと納得しながら多くのことを勉強できた。
2007/07/30 19:09
つ、強い… 同じ時代をともに闘い抜いた2人の親友の書簡。1ページに5分くらいかかるがやってることは楽しそう。
2012/08/25 01:50
内田樹はブレない. 平川克美の文章は初めて読んだ.切れ味の鋭い考察にうならされることもしばしば.内田樹に比べてやや文章が硬いので読みづらい印象があったことは大きな声では言えないけれど. 切れ味の鋭い論考をされているので平川さんの他の本も読んでみようと思う.
2012/03/30 21:52
ビジネスと学知。 アメリカとフェミニズム。 地縁・血縁共同体の崩壊は市場の拡大とともにあった、 という考察は非常に的を射ていると思った。 消費単位が 「地縁・血縁共同体」→「家族」→「個人」 へとシフトしていくことと、 総需要の拡大という資本主義のロジックがぴったり合っていたから、 日本はこれだけ経済的成功を獲得できたのですなぁ。 おそらく現在は、 「個人」という消費単位がさらに分化されている。 個人の中の統合失調症的な「性格」あるいは「気分」が、 消費単位として現れているように思うね。 しかし、 「マザーシップ」っていい言葉ですね。
2015/05/13 01:41
小学校からの友人である内田樹と平川克美の往復書簡です。 取り上げられているテーマは、身体と知性の問題や、ビジネスと大学における市場主義、アメリカ論など、両著者が他の本の中で語ってきたことと重なるところが多いように感じました。ただ、2人がお互いの考え方に通じているという気安さもあってか、テーマを横断していくときの疾走感が強く印象に残ります。まったく異なった領域に、あっと驚くような仕方で平行線を引っぱってみせる著者たちの手さばきが際立っています。
2013/07/15 16:45
ぜんぜん期待せずに読み始めたのに、いつの間にか内田さんと平川さんの世界にグイグイ引き込められていた。 小学校の同級生であり、今でも友だちをしているお二人を うらやましくもあり、ほほえましい気持ちで爽やかに読み終えた。 内容については、世界の問題をかなり鋭い刃でバッサバッサきっていくという、表面的には温かいのに、冷んやりさせられるところも多分にあった。 本質を突くんだな〜。 どうしてこんなに偉い人たちが世の中に存在しているのだろうか。 わたしは勝手に弟子にさせてもらっている。 より多くの人に、このような良書を手にとってもらえますように。
2010/05/21 15:12
表紙が意外とかわいい。おじさんたちの往復書簡。結構前にかかれたものだけれど、いま読んでもおもしろい。
2014/06/10 14:23
内田樹がらみでこれにも挑戦。彼発の書簡については、いかにもらしい内容を、言葉を変えてここでも書かれている感じ。一方に関しては、内田樹を向こうに、高レベルな議論が展開されているとは思うけど、どうも難し過ぎて入ってこない、と感じる部分もしばしば。自分の脳力の問題といわれればそれまでだけど、改めて思ったのは、内田樹さんの平易な文章で高度な内容を伝えられる能力の素晴らしさですね。感動的です。
2019/08/04 10:00
『東京ファイティングキッズ』 ウチダ×平川克美の対談本 知的肺活量=持ち前の知的フレームワークでは理解できない出来事に遭遇した際に、次の知的フレームワークを獲得するまでに存在する過渡的な酸欠状態を生き延びる力。知的肺活量を磨くことが、生存戦略の最たるものであり、その為には致死的な酸欠状態を幾度となく経験することも大事 独特だけど、まとも=オリジナルであることと説得力を持つこと。ウチダ先生の文章はまさにこれであると思う。説得力があるが、その説得の仕方や論法にオリジナリティがあり、癖になる。 科学的=他者の承認と理解を求めることであり、その反対には、他者の否認と誤解を甘受するという覚悟がある。 縁側の大切さ =自分のものであって、自分のものではないもの、あるいは誰のものでもないものが縁側であり、そこには「法」(=線引き)ではなく、「法を守ろうとする合意」で人々は動いてくれるので社会的なコストは低い。地縁血縁社会は、前時代的な存在として排斥されて久しいが、「法なき同意」をビルドインすることでトータルコストを極限まで下げる案外プラグマティックなシステムなのかもしれない。 分割不能であるゆえに、私有に馴染まないものを分かち合うこと。「自分のものであって自分のものでないもの」を確認し合うこと、コモンウェルスを分かち合うこと、それによって一種の幻想的な共―身体の形成に参加すること。それが僕たちの社会的儀礼のいちばん基幹的なものではないか。酒や煙を共有することが、あなたと共同体を形成しますという宣言である。私論だが、共同体を形成する上で交わすものが、どれも医学的には体に悪い物であるということが面白い。共―傷体ともいうべき共同体の形成儀礼に興味がある。嫌煙家が増える世の中で、煙は不快である。酔っ払いも不快。しかし、キスのような愛を確かめ合うことは本来汚さの象徴であるツバの交換である。おっさんのツバが飛ぶことをあれほど忌避するあの子も、意中の人とはツバを交換したがる。この本来不快であるものの共有により、その集団とその他を明確に線引きすることが、共同体を造り上げるルールなのか。 マルクスの知性=うまくあてはまる事例を選択的に探しだして仮説を証明するものではなく、誰にもうまく説明できない事例をいろいろ集めながら、そのすべてを解決できるたった一本のストーリーラインをあぶりだしていく。これは既知への還元ではなく、未知への投企である。 自分が時間と空間のどこにいるかを実定的に言うことが出来ないという不能そのものが人間の人間性を基礎づけている。
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