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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.6
- 出版社: リブレ出版
- サイズ:21cm/231p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86263-190-9
紙の本
エロとじ♥ b‐BOYアンソロジー
業界騒然!!ボーイズノベルの最強人気作家陣ここに集まる!小説b‐Boyで初登場以降、ありえないほどの人気エッチ企画が、新作書き下ろし6本を加えてアンソロジー化。空前絶後の...
エロとじ♥ b‐BOYアンソロジー
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商品説明
業界騒然!!ボーイズノベルの最強人気作家陣ここに集まる!小説b‐Boyで初登場以降、ありえないほどの人気エッチ企画が、新作書き下ろし6本を加えてアンソロジー化。空前絶後のエッチを見よ。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
すみません。私はダメでした……
2007/07/06 20:13
15人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「自分は決してエロが読みたいがためにこのジャンルの小説を読んでいるわけではないのだ」ということを、心の底から実感した一冊でした。それで★の数を一つではなく、二つにしてみました。全部がダメとは思いません。おもしろいものも、ありました。挿絵もすてきなものが多かったと思います。でも、エロ最優先、ストーリーは二の次、場合によっては「愛」は極薄あるいは無くても可という作品がずらりと揃った本は、「お話」を読みたい人間には、つらいです。順番に一言づつ感想を書いてみます。
●「痴漢電車」…たしかに電車で痴漢に遭う話ではありますが、この下世話なタイトルのおかげで、泣く泣く別れた幼なじみとの皮肉な再会とか犯罪捜査に絡んだ濃密な情念みたいな大事なお話の要素が台無しな印象でした。
●「バットステータス発情中」…とりあえず「愛」の存在するお話でしたし、結構面白かったんですけど、怪しいエロ増幅機能のついた猫耳の元の所有者だった、近親相姦気味の兄は一体何だったのか、よく分かりませんでした。
●「媚薬」…内容はまさに「媚薬盛り合戦」でしたが、愛のあるハッピーエンドなので、まあいいかと。
●「兄貴とヤス」…十五ページの中の七ページがエロ描写という濃厚さでしたが、二人の愛も濃厚だったので、まあいいかと思いました。鉄砲玉になってあの世か刑務所に行くはずだった兄貴を待っていた出来すぎなどんでん返しには、兄貴ならずともあ然とさせられましたが、怒張したエロに押されて僅かなスペースしか残されていない物語をハッピーエンドにするには、あれしか方法がなかったような気もします。
●「蜜月メイド」…愛はありましたが、あり得ないような話に瞞されてメイド服を着せられて屋敷に囚われる主人公があまりにもおバカなので、心が寒くなりました。
●「鈍色の華」…老け顔で白髪の窓際課長が、社長命令で商談相手を体で接待をするというお話でした。料亭での男体盛りやいたぶりは人権蹂躙にしか見えず、あまりにも悪趣味な話だと思いましたが、課長がその「仕事」に耽溺して新たな自分に目覚めてしまい、社長を籠絡しようとするに至り、もはや遠い目をする他はありませんでした。
●「隷従の檻」…たった十三ページの作品で、しかもほとんど全てのページがSM調教な描写に費やされているにも関わらず、王家の滅亡とクーデターの真相、後宮の事情や主要人物の真情まで事細かに語られているのが、なんとも凄いと思いましたが、政権転覆で暴君の地位から、元奴隷に蹂躙される奴隷に落とされた王子の人となりが全く魅力的に見えず、ザマミロとしか思えないのが残念でした。
●「クリスタル」……故障して密室と化したエレベーターのなかで、年下の取締役に強要された秘書が、自ら贈ったクリスタルの花瓶に放尿させられるという、とめどもなく悪趣味なお話なのに、読了してみれば愛の溢れる話だったことに驚きました。
●「貴人たちの後継儀式」……輪姦が成人儀式という最低なお話でした。愛もへったくれもありません。
●「多岐川肛門病院の秘密」……別に肛門病院に偏見があるわけではありませんが、このタイトルに何かを期待して読み始める読者は、おそらくその期待を裏切られることはないでしょう。家族思いの純朴な青年が、脅迫されて荷担した行為によって立派な変態へと変態していくお話を読まされても、私は楽しくありませんでした。
●「華麗なる賭け」……延々と、蹂躙系の悪趣味な組体操をする四人の描写を読まされるお話でした。蹂躙する側に愛があるのかどうかは不明のままお話は終わりました。タイトルにもあった「賭け」は全く華麗ではなく、限りなくいかさまの気配がありました。
字数オーバーになりそうなので、ここでやめます。疲れました。