電子書籍
違和感
2016/07/06 12:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carin - この投稿者のレビュー一覧を見る
たった5分なのに、主人公の住む世界が全然違って、周りとの違和感がリアルに感じられました。その世界に徐々にカノジョが入りこんでいくのが、じんわり心に響きました。
紙の本
こんなに薄いのに二冊ってなんだよ…って思ってました。
2013/07/29 07:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lea - この投稿者のレビュー一覧を見る
side-Bに続く表紙の如く明るいENDを迎える小説です。やはり二部構成(というより二冊構成)にしているのには意味があったんですね。。
なのでこれを読み終えた後、直ぐにside-Bに入ったり、Bから読み始めるのは個人的にはあまりオススメできません。物語の内容を忘れない程度に間をあけてから読んで見て下さい!
紙の本
時計の針が動き始める
2020/08/28 21:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなった恋人を忘れられずに、5分だけ遅れた世界を生きる主人公が切ないです。美しき双子の片割れとの出会いから、6年間の遅れを取り戻していくラストが感動的でした。
投稿元:
レビューを見る
side-Bと合わせて2冊でひとつの物語です☆題名に惹かれて買っちゃった!誰かを愛したとき、それが他の誰でもなくその人であった動かない理由はあるのかなぁ?
恋愛小説なんだけどちょっとミステリーちっく。ベタベタし過ぎてなくて良い。でも読んでいる間はぐいぐい引き込まれてしまうのだけど、読み終わった後は不思議な余韻が残ります。私は何よりこの人の文章が好きだ!ちょっと難しいんだけどスッキリしてて上手い。
投稿元:
レビューを見る
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side‐Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。
投稿元:
レビューを見る
かすみが、キモかった……。Aのラストはなんかゾッとする。美人だから、小説だから許されてるだけじゃないのか!?!?
あと主人公が軽薄すぎる。死んだ恋人のお墓の話をしているときに「そりゃあお墓は立小便の目印じゃないよな〜」なんて考える神経が信じられない。それを恋人の死に向き合えないことに全て帰着しようとするのは無理がある。要するに、作者は自分の文章のセンスに溺れているのだと思う。→Bの感想に続く
投稿元:
レビューを見る
この人の主人公はいつも「死」を背負っている気がする。今回もそれ。恋人に死なれ、投げやりに生きてきた主人公がであった女「かすみ」。でも「かすみ」にはまったく同じ遺伝子を持つ妹「ゆかり」がいて、主人公にも見分けがつかない…というお話。あたしはだめだなあ。見分けがつかなくて「どっちでもいい」と思う人は好きにはなれない。ってことであまり共感できず、★二つ。
投稿元:
レビューを見る
はじめ主人公は何でこんなに斜に構えた生き方をしているのだろう・・・と思った。ある女性とのかかわりを通して止まった時間が動き出していく感覚。それが良かった。
投稿元:
レビューを見る
最後があっさり終わってしまって続きが気になります。かすみさんのキャラクターもいまいちつかめないというか矛盾してる気がしちゃって・・。side‐Bをよんだらかわるかな。
投稿元:
レビューを見る
タイトルに惹かれて買ってしまった。主人公の会話に温度がない感じ。これから熱くなっていくのか?「今の君が大事で、それ以外のことは関係ない」いいんじゃない?
投稿元:
レビューを見る
side-A,side-Bと云う書き方にそそられて手にした。
どんな作り込みなんだろう・・って思って・・
そこには、私が今まで生きてきて、全く接点の無いストーリーが繰り広げられていた・・
そうよね、たかだか数十年の私の人生、知らない事があるのは当たり前。
私は、昔も今も、自分の愛に疑いを抱いた事も無いし、他人で異性の愛した人の命が消えたことも無い。
身の回りに、親しい一卵性双生児もいなかったし、姉妹で同じ人を愛した事も無い。
だからって、この物語が特別かと云えば、きっとあるだろうって思えるし・・
主人公”僕”みたいな若者は、きっと今の世の中には多いんじゃないかと想像も出来る。
若い頃、私も私の回りにいる仲良したちも、異性に対する愛に敏感で、その人以外は何もいらない、みたいな恋愛をしていた。
それはある意味とても健全だと思える。
きっと、今は、今のスタイルの恋愛感があって、今の愛の表現方法があるのだろう。
そう云うのを、本と云う媒体を通して接すると、私はつくづく昔型の人間だと実感し、つくづくそれで良かったと思える。
そおそお、文中に、一卵性双生児は同じ遺伝子を持ち、もしあなたが同じ遺伝子を持つ人に出会うとしたら、人間が誕生してから現代まで3廻りしないと出会わない、つまりほぼ不可能・・って件がある。
それが、一卵性双生児として生まれると、当たり前のように同じ遺伝子を持つってちょっと驚く・・
だからって、ほんとに文中のように、思考も嗜好もほんとに同じなのかな・・
コントのタッチの見分け方って、目の下のほくろだって言うけど、ほくろの存在って遺伝子レベルではないんだ・・
まなかなちゃんは、ずっと二卵性だと云われていたら、実は一卵性で、本人たちも驚いたという。
あの2人は、ブラウン管を通して見ているだけでも二卵性にしては似過ぎ・・って思ってた^_^;
私らの頃は、小中学校の時、学年に1〜2組、いるかどうかだったっけ・・
高校は8クラスあったけど、知る限りいなかった気がする・・
私は自然妊娠だけど、上の娘を妊娠した時、最初のエコーで叔父に『双子かもよ?』って云われたが、次の検診の時には、1人になっていた。
最初のエコーが見間違いだったのか・・・?
上の娘の前後に、地元にある国立の付属小学校に、双子クラスがあったと聞いたことがある。
もし私に双子の姉妹がいたら・・?
私は自分が大好きだけど、もう1人、自分とそっくりな姉妹に、良いも悪いも目の前で見せつかれたら・・?
だめだめだめ・・それはややっこし過ぎる^_^;
良いか悪いか、どっちかに転びそう・・・
で、最後になるけど、side-A,side-Bって・・一冊でも良い気がした^_^;
投稿元:
レビューを見る
主人公の男は19歳のときに彼女をなくした。それから6年後。普通の会社に通う彼は週末のプールで双子の姉・かすみと出会う。双子の妹の婚約者を好きになってしまったかすみ。過去の恋に囚われる主人公。最後はかすみが彼の心を開くお話。
一番最後のクライマックスが他の文章と違うような印象を受けた作品でした。文章というか、登場人物が村上春樹さんの作品を思わせるけど、村上さんより読みやすいと感じました。
投稿元:
レビューを見る
真夜中の五分前というタイトルに惹かれて手に取りました。
恋愛小説ではないような恋愛小説でした。
男の視点で書かれた恋愛小説をあまり読まないのですが。
この本はすんなり入り込むことができました。
時計は全部、五分遅らせることにしてるの。
水穂のそういう考え方がすごく素敵でした。
現代の人たちはみんな生き急いでるような気がするから。
たまには何もしない日があってもいいんじゃないかなと思いました。
一卵性双生児を題材にした物語です。
僕は二卵性双生児なのですが、興味深く読めました。
まったく同じ遺伝子なら同じ行動をすることが多い。
二卵性でも同じ行動をすることはたまにあるんですよね。
それは後天的に同じ環境でずっと一緒に育ってきたからなのかも。
知らないところでお互い影響しあってるのかもしれないですね。
双子って周りが思ってるほど特別ではないと思います。
男女の双子ってだけでかなり珍しがられますけどね。
話を戻すと、主人公は斜に構えすぎてるような気もしましたけどね。
ちょっと現実的なところが魅力的でした。
そんなに長くないのでさらっと読めました。
続いてsideBも読んでみようかと思います。
投稿元:
レビューを見る
この作品は他の本多さんの作品よりもひきつけられました。
題名に惹かれてやっと手に取った試験後です。
投稿元:
レビューを見る
この作者の文章は、読んでいるだけで気分がいい。特別詩的な表現をしているわけでもないのだけれど、文章が刻むリズムが心地よいのだと思う。
side-Aから読まないと、面白さが半減しますのでご注意を。