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父のトランク ノーベル文学賞受賞講演
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.5
  • 出版社: 藤原書店
  • サイズ:19cm/188p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-89434-571-3

紙の本

父のトランク ノーベル文学賞受賞講演

著者 オルハン・パムク (述),和久井 路子 (訳)

パムク自身が語るパムク文学のエッセンス。父と息子の関係から「書くとは何か」を思索する表題作のほか、2つの講演および作家・佐藤亜紀との来日特別対談、ノーベル賞授賞式直前イン...

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父のトランク ノーベル文学賞受賞講演

1,944(税込)

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商品説明

パムク自身が語るパムク文学のエッセンス。父と息子の関係から「書くとは何か」を思索する表題作のほか、2つの講演および作家・佐藤亜紀との来日特別対談、ノーベル賞授賞式直前インタビューを収録。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

オルハン・パムク

略歴
〈オルハン・パムク〉1952年イスタンブール生まれ。「わたしの名は紅」で、国際IMPACダブリン賞、フランスの最優秀外国文学賞、グリンザーネ・カヴール賞等を受賞。2006年度ノーベル文学賞受賞。

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みんなのレビュー7件

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評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

「いい人生」と「幸福」のあいだに断層があることを認め、成すべきことを成すために書く覚悟を決めた作家。トルコ人作家オルハン・パムクの2006年度ノーベル文学賞受賞講演。

2007/07/14 10:18

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 とても価値高い1冊だ。――誰にとって? おそらく、人生と幸福の関係について考えたことのある人にとって……。
 2006年度に、トルコ人として初めてノーベル文学賞に顕彰された作家の受賞記念講演と、それに先立ち米独で行われた講演の記録、そしてノーベル賞授賞式直前インタビューに、ファンタジー作家・佐藤亜紀氏との対談が収録されている。
 講演3本は、「なぜ小説を書くのか」という自ら発した問いに自らが答える内容が主であり、時に息苦しいほどの真摯さがにじみ出る。特に「父のトランク」と題された受賞講演は、文学史の流れに立つ1人の作家として、また、複雑な情勢下にあるイスラム社会の一側面を照らすトルコ在住の作家として、「歴史という縦糸」と「東西世界の出遭いや確執の横糸」の交錯を意識する、大変に重みあるものである。
 同じ受賞スピーチでも、アカデミー賞のように、おちゃらけやクールなポーズだけでも感謝と喜びが表現できる場で行われるものとは様相がまったく異なる。読んでいて、彼の文学がどうして今の世界で読むべきものと評価を受けるのかが伝わってくる。そして、それは決して真面目で真剣なプレゼンテーションであるだけでなく、清々しい感動に浸される語りかけである。
 ただ正面切って自分が書くことの価値を問う内容だけでは、本としてこれほど魅力的なものには編集できなかっただろう。講演の重みある価値をより際立たせているのが、佐藤亜紀氏との対談である。海外の文学賞をいくつか受けた、彼の代表作の1つ『わたしの名は紅』が邦訳第1作めとして出され、記念来日した折に企画されたらしい。同じ歴史小説を書く立場として、さらに美術史に造詣が深い立場として、16世紀オスマン朝の細密画の絵師たちを描いた小説の創作過程や創作秘話を佐藤氏が聞き出している。
 時代考証についての考え方や、『わたしの名は紅』がどういうきっかけで章ごとに人称、語り手が変わる作品になったかという理由、西洋文明という中心に対する辺境のあり方など、作家同士のパスワードとでも言うべきか、ポイントをうまく突ければ、面白く有意な作品を作る魔法のヒントが解き明かされるという風である。対話の噛み合い方がとても良い。パムクが気持ち良く喋っていることが分かる。小説における食べる場面の役割についてなど、特に……。
 どういう構成の本かという説明ばかりで来てしまったが、作家の器とは、作品にどれだけ独自の価値を盛り込むことができるかで決まると考える身としては、講演「父のトランク」に込められた考えに、はっと驚かされるものがあった。
――いい人生の尺度が幸せであるとはどこから引き出したのか。人々や新聞や誰もが、一番大事なことが、人生の尺度が、幸せであるかのように振舞っていました。(P29)
 パムクは「社会の中で友人たちや愛する者たちと笑いあいながら幸せに生きた」父から、ある時預かったトランクについて話しているのだ。亡父は物書きにならず、しかし書きつけたものを集めてトランクに詰め、遺言を託すように彼に渡した。
「いい人生」と「幸せ」の間に断層があり得ることを、彼は指摘する。この世の幸せからかけ離れていても、「いい人生」と言える生があることを述べている。彼はこのことを、部屋に本と自分を閉じ込めた自分に向かい確認している。
 家族や友人とリゾート地に頻繁に出かけたり、おいしいものを食べ歩いたり、踊ったり賭けたり、やたら買ったり……。そういうことばかりしている人を、時に幸せそうだと羨ましく思わなくもない。だが、そういう活動では飽き足らない我が身を私も自覚する。その種の幸福は頻繁に得られなくとも、「いい人生であれば」と願う。したがって、人生と幸福の関係についてはもう考えなくともよい。パムクの文学は、つつがない幸福という価値の外で、芸術やイデオロギー、教育や手に職といった成すべきものために「いい人生」を送ろうとする者を認める。文学とは、人の生にそのように価値を付与するものに違いない。

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2008/09/08 17:35

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2010/09/20 21:33

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2013/06/09 18:22

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2011/02/27 19:44

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2007/09/06 09:47

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2013/05/29 10:07

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