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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.6
  • 出版社: エンターブレイン
  • サイズ:20cm/197p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7577-3611-5

紙の本

エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集

著者 長嶋 有 (著)

エロマンガ島でエロ漫画を読んでくる…?およそありえない取材に出向いた編集者たちの、実話をもとにした南国小説。温かくて、おかしくて、なのに切ない二泊三日。表題作のほか、初の...

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エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集

税込 1,540 14pt

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商品説明

エロマンガ島でエロ漫画を読んでくる…?およそありえない取材に出向いた編集者たちの、実話をもとにした南国小説。温かくて、おかしくて、なのに切ない二泊三日。表題作のほか、初のSF小説、奇想天外なゴルフ小説、官能小説に珠玉の書き下ろし新作「青色LED」も加え、第一回大江賞作家が放つ異色作品集。【「BOOK」データベースの商品解説】

エロマンガ島でエロマンガを読んでくる…? およそありえない取材に出向いた編集者たちの、実話をもとにした南国小説。温かくて、おかしくて、なのに切ない2泊3日。表題作ほか、初のSF小説や官能小説等も収める。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

エロマンガ島の三人 5-102
女神の石 103-118
アルバトロスの夜 119-146

著者紹介

長嶋 有

略歴
〈長嶋有〉1972年生まれ。東洋大学2部文学部卒業。作家。「サイドカーに犬」で第92回文學界新人賞、「猛スピードで母は」で第126回芥川賞、「夕子ちゃんの近道」で第1回大江健三郎賞受賞。

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みんなのレビュー32件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

長女からのコメントは「エロ、ないじゃん。それに筒井康隆してるし」。私も一緒。予想とは違いましたが、面白かったのも事実

2007/09/13 19:32

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

我が家の長女は、大学1年生。中高一貫の女子校で文クラしかやっていなかった反動か、今は運クラでアーチェリーに熱を上げています。ま、高温というよりは低温火傷気味。で、彼女、高校二年のころからやたら仲間とエロ(マンガ)談義にふけっていたんですね。結局、そっちに夢中になって受験がおろそかになった気味はあるんですが。いちおう、ここまでが伏線です。

で、ついこの間、NHKのニュースを見ていたら、大江健三郎賞の発表があって、受賞者長嶋有さん、と報道されていました。勿論、大江先生とのツーショットもありました。大江に激賞されるっていうんだから、観念的で面白くない小説書いてんだろうな、痩せ気味でどこかひ弱な感じだし。こんな奴の小説、きっと読まないよな、なんて思っていたんです。

そんな時、bk-1で新刊情報を見ていたら長嶋有『エロマンガ島の三人』出版のニュース。正直、別人か?と思いましたが、どうもそうではない。我が家でエロマンガとくれば、長女のSちゃん。これは彼女のためにも取り寄せねばならんでしょ、やっぱ。でもなあ、ここまでストレートなタイトルというのも・・・

でも、イラストがいいです。太い線がクネクネして人間味があります。おまけに、色合いが何ともナチュラルカラー。で扉を開くと巻頭にイラストというか一コマ漫画風の口絵が何葉もついています。ま、これを見る限りあんまりエロはない(ほんのチョッピシ、あるって言えばあるんですが)。これじゃあ、長女は納得しないかも、そんなイラスト担当はフジモトマサル、装幀:名久井直子。

まず、長女に渡す前に私が味見(ちなみに、高二の次女には渡しませんでしたが、それは彼女の年齢に相応しくない、と判断したためではなくて、こういうあからさまなタイトルの本を、次女は恥ずかしがるんですね。お姉ちゃんは露悪趣味的なところがあるんですが、次女のHちゃんは、一応ブリッコですから)。で、思ったんです。これって、筒井康隆じゃん・・・

ま、筒井大明神は実名で本文中に登場するので、誰でも気づくんですがね。とりあえず各篇を簡単に紹介。

・エロマンガ島の三人 (原案 バカタール加藤、オトナファミ06年2号~07年4号掲載作品に加筆):「筒井康隆の『五郎八航空』という小説を知ってますか?」と訊ねるのが、ちょっと謎の日置で、汗っかきで大騒ぎばかりしているゲロデブが久保田、彼女の鈴江とは、旅先のことで一悶着あったのが佐藤で、向かうのがバヌアツ共和国の「エロマンガ島」。そこでエロマンガを読むという企画だが・・・
・女神の石 (アニマソラリス01年13号に掲載):原爆投下で被災した都市に生残った河原田、英一、マモル、玲子の4人。一人の少女を巡って争いが・・・
・アルバトロスの夜 (アニマソラリス02年20号に掲載):暴力団の娘ミサとと駆け落ちした、家庭教師で元プロゴルファーの息子・俺が逃亡先で始めたのは、ゴルフ・・・
・ケージ、アンプル、箱 (小説現代04年4月号に掲載):Web会社の社長だった頃、いやそれ以前から美人と見れば口説いては別れることを繰り返してきた津田の下に舞い込んだHMというイニシャルのメール。どの女かを思い出しているうちに・・・
・青色LED (書き下ろし):刑務所を出たHを出迎えたのは、昔世話になったIだった。Hが思い出すのはSやKと行った島のこと・・・
・補遺

となっています。長女も「期待とは全く違ったけれど、面白かったよ」というほどのもの。ちなみに、副題に「長嶋有異色作品集」とありますが、これが特殊で、本当の長嶋の作風は全く違うんでしょうか。芥川賞をとったという『猛スピードで母は』や、大江健三郎賞『夕子ちゃんの近道』はどうなんでしょう。

文學界新人賞『サイドカーに犬』の映画は面白かったんでしょうか。私が日本一の美女だと思っている竹内結子復帰第一作映画だそうですが、噂、聞きません。でも、そういう情報からするに、大江健三郎よりは親しみやすい気もします。ということで、過去の作品も読みたくなってしまった一冊でした。

以下、出版社のWebから引用です。

エロマンガ島でエロ漫画を読んでくる……?
およそありえない取材に出向いた編集者たちの、
実話をもとにした南国小説。
温かくて、おかしくて、なのに切ない二泊三日。

表題作ほか、初のSF小説、奇想天外なゴルフ小説、
官能小説に珠玉の書き下ろし新作「青色LED」も加えた
異色作品集!

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紙の本

ここには、今まで一度も見たことがないような長嶋有がいる。ただし、描かれているトーンはいつもと同じだ。

2007/08/09 21:17

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

長嶋有はここのところ僕が贔屓にしている作家で、芥川賞も受賞しているが、世間ではそんなに知られた存在でもないみたいだ。彼の書いた『サイドカーに犬』が映画化されて、その映画評が載っているサイトを(僕も同じようなサイトをやっているので)いくつか読んでみたら、「自分はこの作家を読んだことはないのだけれど、聞くところによると男性よりも女性に受ける作家らしい」みたいなことが異口同音に書かれていて少し驚いた。そうか、この作家にはすでにそういう評判が立ってしまっているのだ。
 確かに僕は女性の好む作家を好きになる傾向があるかもしれない。あえて差別的な表現を使うと女々しい男なのである。そして、この作家は特に女性の描き方が巧いと思う。それは単に男性の目から見て巧いと思えるだけかもしれないが、僕が初めて彼の作品を読んだとき、ひょっとしてこの作家は女性なのか(ユウという名前ならどちらもあり得る)と思って調べたくらいである。いくつかの読書系のサイトでも確かに女性に好評を博している印象はある。
 しかし、なにせ今回はタイトルがエロマンガである。エロマンガは女性には受けないだろ。「エロマンガ島でエロマンガを読もう」という馬鹿げた企画が通ってしまって、本当にバッグにエロマンガを詰めて旅行に行ってしまうゲーム雑誌の出版社の男3人の物語である。さすがにゲーム雑誌の出版社だけあって登場人物がゲームおたくである。この手の話は女性には受けないだろ。そう思って読んでいるとなんか嬉しくなる。今回は登場人物がほとんど男ということもあるが、女よりも男のほうがよく描けているようにも思う。  で、短編集だからと舐めて読んでいたら、この表題作が全体の約半分である100ページもあって、結構人生の機微に触れる力作である。
 かと思えば、そのあと2作はSFである。しかも結構シュール。そしてそれに続くのは小説現代の「官能小説特集」の執筆依頼に応じて書いた作品である(ただし、本人が「補遺」に書いているように、ぜんぜん「濡れない」乾いた小説である)。さらに最後にくっついているのは(登場人物の名前が全てイニシャルに変えられているので気がつくまでに時間がかかるが)冒頭の表題作の後日談であり、これまた仰天するような展開である。
 ここには、今まで一度も見たことがないような長嶋有がいる。ただし、描かれているトーンはいつもと同じ。人生の微妙な味がここにはある。時々はっとするような表現にも出会う。こうして見ると、長嶋有は決して専ら女性に受ける作家というわけではない。
 長嶋有を初めて読む人にはこの作品は勧めない。しかし、いきなり『夕子ちゃんの近道』なんか読んでげっそりしてしまうかもしれない男性なら、いきなりこの本というのもアリかもしれない。やっぱり巧い作家だ。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

奇妙な旅の数々

2007/06/11 23:53

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:木の葉燃朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 五編の中・短編が収録されている。広い意味で、旅、それもちょっと変わった旅を描いた作品が納められている。
 表題作「エロマンガ島の三人」は、エロマンガ島でエロマンガを読む、という企画のために取材旅行に出た三人の様子を描く。「アルバトロスの夜」では、「地方都市から地方都市を渡り歩く旅」(p.122)をしていた男女が、途中で不思議なゴルフ場でプレーをすることになる。また「ケージ、アンプル、箱」の主人公津田幹彦は、一通のメールからこれまでの女性遍歴を思い出し、「女神の石」に至っては、登場人物がなぜその場所にいるのかが分からないまま話が進む。そしてラストの「青色LED」で、「エロマンガ島の三人」のサイドストーリーが描かれ、この本全体がぐるっと旅をしたように終わる。
 しかしどの旅も、登場人物はあまり楽しそうではない。「エロマンガ島の三人」の主人公佐藤は、少し前に恋人との旅行を断った矢先に、エロマンガ島旅行の企画が通ってしまい、恋人が見せた珍しい怒りを受けて日本を出てきている。同行した日置も、本来参加するはずだった人間の代理として急遽参加することになった。「アルバトロスの夜」の二人も、事情を抱えての旅である。そして「ケージ、アンプル、箱」の津田は、「修羅場がくるたびに津田は、俺は傷ついていないなあと思った」(p.158)りする。そしてそれに対し「しめしめと思ったことはない。いつでも(いいのかなぁ)というような気持ち」(p.160)でいる。
 しかしこのような、なにが起こるか分からないし、時々は居心地が悪いけれど、それでも色々なことが起こっていく部分に、私は旅の現実味を感じた。そしてそういう旅が、いい旅なのかもしれないと思う。だからこそ、読んでいて細かな場面や登場人物の心情が印象に残る。特に、「エロマンガ島の三人」の後半の佐藤と日置の会話や二人が歌う部分、それから「アルバトロスの夜」のラストの不思議なカタルシスに、この本を読むことも、ある種の旅だったのだなあと感慨にふけってしまった。

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2007/06/22 12:47

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2007/06/30 19:21

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2007/08/01 16:55

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2007/08/08 12:11

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2007/09/28 00:24

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2007/11/16 18:18

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2008/01/13 00:53

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2008/09/02 16:52

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2014/06/29 21:23

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2009/03/13 21:17

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2009/05/07 12:44

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2010/03/09 19:26

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