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商品説明
私立大学で教鞭をとり、犯罪被害者救済活動を続けてきた大原奈津子は、衆議院統一補欠選挙東京6区への出馬を決める。前議員の田所孝夫がセクハラ事件を起こし、その失職に伴う補選だった。そんな折、元犯罪者の顔写真や所在等を記したビラを撒いて騒ぎを起こしていた「凶悪犯罪抑止連合会」という実体不明の団体から奈津子宛てに、推薦状が届く。不審な団体からの支持は選挙を不利にするため、奈津子は、教え子の夫で元刑事の平澤栄治に相談する。栄治は抑止連の正体を突き止めるべく、捜査を開始した。選挙を知り尽くした策略家・森崎啓子や、抑止連との関係を書きたてる雑誌記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる…。選挙と、その周辺に渦巻く数々の策謀。さまざまな人物の思惑が交錯し、それぞれの企みが絡み合うなか、開票日が近づく。第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞(第5回)】選挙とその周辺に渦巻く数々の策謀。様々な人物の思惑が交錯し、それぞれの企みが絡み合う中、開票日が近づく。衆議院補欠選挙をめぐる陰謀と暴露を描いた、サスペンスあふれる本格的な推理小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高山 聖史
- 略歴
- 〈高山聖史〉1971年生まれ。青森県出身。國學院大學経済学部卒業。「当確への布石」で第5回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞。
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退く決断
2009/09/08 19:03
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Aさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
すこし、拙いところがあるけど、それでも、最後の決断は面白い。驚いた。
通常、このような場合、主人公が絡む候補者は、逆転劇で、当選になる結末を想像するが、わざと落選するようにするとは。それも、候補者に気づかれないように、手を尽くして。
確かに、あのまま進むのも、地獄が見えている。当選したあと、発覚したら、確実に政治家生命が絶たれるのだから。だからと言って、引き返す勇気もすごいと思った。
すごく面白かった。
ただ、ミスリードのために、張った伏線が整理し切れていない部分があり、そこらへんが少し惜しかった。
今後の成長に期待します。