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商品説明
社会に大きな影響を与え、利便性だけでなく問題も引き起こしている科学技術を、われわれはどう使いこなすのか。科学技術の変容を探り、そのあり方をめぐる意思決定にいかに関わっていくべきかを問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小林 傳司
- 略歴
- 〈小林傳司〉1954年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。大阪大学教授及び同大学コミュニケーションデザインセンター副センター長。著書に「誰が科学技術について考えるのか」等。
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紙の本
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2011/02/19 00:50
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投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつては科学のことは科学者がきめていればよかったが,現代においては科学技術が政治や社会におおきな影響をあたえ,非専門家が科学研究のすすめかたにおおきくかかわるようになっている. 本書は,高速増殖炉もんじゅや BSE などを例としてとりあげつつ,そういう 「トランス・サイエンス」 のながれを追っている.
著者は 1970 年代がこういうトランス・サイエンスへのおおきな転換期だったという. しかし,それではなぜこの本が 2007 年に書かれなければならなかったのか,その理由がわからない. トランス・サイエンスの時代への変化は数 10 年あるいはもっとながい期間を要するものだということかもしれない. しかし,2000 年代の話題をとりあげつつも,この本がどちらかといえば過去の変化をかたっていることに,かるい失望感をおぼえる.