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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 2件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.6
  • 出版社: ミネルヴァ書房
  • サイズ:20cm/264p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-623-04930-1
  • 国内送料無料

紙の本

清張闘う作家 「文学」を超えて (MINERVA歴史・文化ライブラリー)

著者 藤井 淑禎 (著)

華やかな技法を駆使し、川端康成に代表される私小説・純文学に闘いを挑んだ松本清張は、大衆の圧倒的な支持を受ける。漱石・菊池らから清張に継承された技法の豊かさ、文学の豊饒さを...

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清張闘う作家 「文学」を超えて (MINERVA歴史・文化ライブラリー)

税込 3,300 30pt

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商品説明

華やかな技法を駆使し、川端康成に代表される私小説・純文学に闘いを挑んだ松本清張は、大衆の圧倒的な支持を受ける。漱石・菊池らから清張に継承された技法の豊かさ、文学の豊饒さを、清張作品を例に明らかにしていく。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤井 淑禎

略歴
〈藤井淑禎〉1950年豊橋市生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程満期退学。立教大学文学部教授。同大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター長。著書に「清張ミステリーと昭和三十年代」他。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

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紙の本

戦いとその敵

2008/03/01 15:02

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、タイトルに示されたように、「ミステリ作家」と一般に見られがちな松本清張を、「純文学」に対する果敢な戦闘者として描き出し、返す刀で
、(当時で言えば、例えば「第三の新人」のような)「純文学」を主線とした文学史(記述)にも実践的に再考を迫る書物である。その意味で、本書の執筆者藤井淑禎もまた、闘う研究者だといえるだろう。そもそも清張のデビューは、直木賞候補となった後に芥川賞を受賞するといった具合に、脱=文学ジャンルの書き手として、両義性を刻み込まれたものであったはずだ。

もちろん、ヒューマニズムや政治、歴史に眼光鋭く切り込み、その帰結として高い結晶土と緊張感をたたえたミステリーが清張によって多く発表されてきたのだが、それに関する外部の議論は、ミステリーというフレームを自明視して清張を読むばかりで、そのことで視野狭窄になっていることに、とても意識的とはいえない状態だった。しかし、本書を読めば、そうした理解が実に皮相的で浅薄なものかがよくわかる。確かに、「第三の新人」は第一次戦後派と大江・石原に(芥川賞手ビュー期を)挟撃され、地味な作風でうってきたが、近年、彼らの内の数名がが文壇の「大御所」として他界していったのは記憶に新しい。つじゃり、保守本流とでもいうべき「純文学」という精緻は、正統的な芥川賞受賞者である「第三の新人」によって担われてきたといえるだろう。実際の文壇政治としても、文学的理念としても。

ここで、今日、松本清張と「第三の新人」の注目の集め方に関心を移してみるならば、その明暗はあまりにも明らかだろう。ただ、ここで忘れてはならないのは、そうした松本清張の文学的キャリアは、本書で藤井が指摘するように、理念としての、また、現実的な存在としての「第三の新人」(さらには、文学観を共有する諸先輩作家)を仮想敵、時には可視化された明確な「敵」との対峙・超克への意志によって、生み出されてきたものだというのだ。本書は、その具体的様相を、研究者らしい精確な小説の読解と、文壇的コンテクストや他作家・他作品との検証を通じて、鮮やかに描き出していく。その軌跡は、ともすると、「第三の新人」よりも「純」で、外見をミステリーというジャンルに覆われながらも、その実、すぐれて(純文学的な意味での)文学性に富んだ作品でもあったように思われる。

こうした事ごとに気付かせてくれる上に、その先でどのように清張を読むべきかを示唆した本書の議論は、清張「研究」の出発点であると同時に、早すぎた金字塔ということになりそうである。

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2020/10/20 04:41

投稿元:ブクログ

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