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商品説明
「1973年のオイルショックは、産油国と国際石油資本との了解による操作だった」「米国は、ソビエト連邦崩壊を引き起こすためにサウジ石油を武器に使った」 これら世論を巧妙に欺いてきた石油の謎を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
石油は、これまで絶えず世界の主要な紛争と戦争の原因であり、今後も多くの秘密と謎に包まれ続けるに違いない。本書は、世論を巧妙に欺いてきた石油の謎をはじめて明らかにしたものである。
1973年のオイルショックは、産油国と国際石油資本との了解による操作だった。世界の石油埋蔵量に関する数字は、まったくのでたらめで、産油国によって都合よく水増しされている。サウジアラビアとロシアではその正確な数字が国家機密扱いになっている。米国は、ソビエト連邦崩壊を引き起こすためにサウジ石油を武器に使った。 9.11事件の6カ月前の2001年3月に、石油開発予定区域を線引きしたイラク地図が、チェイニー米副大統領と石油資本の代表らが組織する「秘密委員会」で作成されていた。1日6バレル消費するごとに1バレルしか発見できない石油の浪費と逼迫状況は、前例のないオイルショックの前夜といえる。
これらの謎を解く本書は、世界の要人と石油の黒幕たちへの三十数年にわたる直接取材をもとに、石油が動かす現代世界の戦慄すべき姿を明らかにする。【商品解説】
目次
- 日本語版のための前書き
- 謝辞
- はじめに
- 第一章 現実と対決しない世界
- 石油不足は一度も起きていない/巧妙に隠蔽された一つの真実/「石油漬けのアメリカ」
- すべての元凶はOPEC/シャーの復讐/CIAが動き出す/「一バレル一ドルで百万バレル」
- 「シャー体制は安泰だ」
- 第二章 一八五九年、最初の掘削と石油の噴出
著者紹介
エリック・ローラン
- 略歴
- 〈エリック・ローラン〉フランスの国際政治ジャーナリスト、作家。カリフォルニア大学バークレー校で情報科学を学ぶ。著書に「湾岸戦争」などがある。
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