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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2007/07/05
- 出版社: 小学館
- サイズ:22cm/390p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-09-290325-8
紙の本
デモナータ 5幕 血の呪い
著者 Darren Shan (作),橋本 恵 (訳),田口 智子 (絵)
グレイディ一族の血に流れる「人狼病」。発病の可能性のある三人のうち、姉と弟が発病し、ついにグラブスも人狼病を発症する兆候が見えてくる…。【「BOOK」データベースの商品解...
デモナータ 5幕 血の呪い
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:16,500円(150pt)
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商品説明
グレイディ一族の血に流れる「人狼病」。発病の可能性のある三人のうち、姉と弟が発病し、ついにグラブスも人狼病を発症する兆候が見えてくる…。【「BOOK」データベースの商品解説】
自分の中にひそんでいる魔力は、どうなるのか? 姉と弟が発病した人狼病を、自分は発病するのかしないのか? さまざまな不安を抱え、満月を恐れるグラブス。そして満月が近づいたある晩…。シリーズ第5弾。【「TRC MARC」の商品解説】
前巻4幕で女の子の主人公ベックが登場した。1600年も昔のアイルランドで、捨て子だったベックは自分のルーツを探す旅に出る。この巻で『デモナータ』シリーズの核となっている「人狼病」や「魔界」のルーツが読者に見えてきた。そしてこの5幕は、また現代に戻る。1幕、3幕に登場した男の子の主人公グラブスは、まるで引きつけられるように、隠されていた洞穴を掘り出してしまう。その洞穴こそ、4幕の主人公ベックが1600年前に入っていったものだった。人間の世界とデモナータの悪魔の世界をつなぐ道なのだ。しかも主人公グラブスは人狼病を発症する兆候が見えてくる……。 いつもながら予想をくつがえす著者ダレン氏の小説手法に、読者はハラハラドキドキで読み進めねばならない。【商品解説】
著者紹介
Darren Shan
- 略歴
- 〈Darren Shan〉1972年ロンドン生まれ。6歳でアイルランドに移る。著書に「ダレン・シャン」シリーズなど。
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紙の本
絶望的とも見える窮地に追い込まれるグレブス
2007/11/01 20:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:喜八 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は1・3巻に続いてグルービッチ・グレイディ(グレブス)少年です。第3巻『スローター』で描かれた大虐殺の約1年後、グレブスと従兄弟(?)のビルE・スプリーン(ビリー・スプリーン)は平穏な学校生活を送っています。
両親と姉が殺害され、その後精神病院に長く入院し、さらには映画村での大虐殺にも遭遇するという悲惨な過去をもつグレブス。そんな彼にもどうにか仲間・友達ができつつあります。
なかでも「親友」といえるのはロック・ゴッセル。アマチュア・レスリングの強豪選手でもあるロックは典型的な「体育会系」。粗忽なところもありますが、グレブスとは気が合います。ロックがビルEを毎日のようにからかう点が困りものでしたが・・・。
そして親友ロックの妹レニーにグレブスは惹かれ始めます。マッチョなロックの妹らしくレニーも体格がよく、一般的な「美人」というタイプではありませんが、グレブスはレニに対する心のときめきを強く自覚するようになります。
そんなある日、同居するダービッシュ・グレイディ叔父が素敵な提案をします。ダービッシュ叔父が留守にする週末、家(大豪邸)に友達を呼んでパーティーをすることをグレブスに許可します。
ロック、レニー、ビルEらを呼んで大パーティーを開催するグレブス。本来なら思春期真っ盛りというところですが、彼には深刻な問題がありました。亡き姉グレットのように人狼に変身してしまうのではないかという、人に言えない悩みがあったのです。
理性をまったく欠いた人狼になってしまうのではないか? そんな自分はダービッシュ叔父にも見放され殺されようとしているのではないか? 悩みは深刻化するばかりですが、それとともにグレブスは生まれつきもっていた(らしい)魔力を強めてもいきます・・・。
ロック、ビルEとともに熱中する宝捜し。地下洞窟の探検。不幸な事故。さらに深刻化する狼男変身の恐怖。『スローター』の女性精神科医ジューニー・スワンの再登場。ダービッシュとジューニーの恋愛、と話はぐんぐんエンディングに向けて進みます。ダレン・シャン作品ではお馴染みの「親しい者の死」や「裏切り劇」もあり、今回も飛び切り面白い!。デモナータ・ワールドを堪能しました。
なお、第5巻『デモナータ 5 血の呪い』は第6巻「Demon Apocalypse」と元は長い1冊の長編であったようです。それを2冊に分割したためなのか、第5巻の最後は典型的な「次回に続く」式のサスペンデッド・エンドになっています。絶望的とも見える窮地に追い込まれたグルービッチ・グレイディは、いかにして生還を果たすのか? 第6巻(翻訳版)を楽しみに待つことにします。