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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.7
- 出版社: 新潮社
- サイズ:21cm/111p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-602159-6
紙の本
ディック・ブルーナのデザイン (とんぼの本)
著者 芸術新潮編集部 (編)
世界一有名なうさぎ「ミッフィー」の生みの親であるブルーナ。絵本の仕事はもちろん、装幀デザイナーとしても活躍していたほか、ポスターや食品パッケージまでデザインしている彼の素...
ディック・ブルーナのデザイン (とんぼの本)
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商品説明
世界一有名なうさぎ「ミッフィー」の生みの親であるブルーナ。絵本の仕事はもちろん、装幀デザイナーとしても活躍していたほか、ポスターや食品パッケージまでデザインしている彼の素顔を、作品やインタビューを交えて紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
シンプルに、もっとシンプルに
2009/10/05 11:58
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱせりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが知っているうさぎの女の子、うさこちゃん(ミッフィーちゃん)の生みの親、ブルーナ氏のデザインに焦点を当てた本です。
ブルーナ氏は絵本作家でもありますがもともとはグラフィック・デザイナー。
本の装丁デザインを何百種類も手がけていてその一部を本書で見ることが出来ます。
シンプルに、もっとシンプルにという氏のテーマへのこだわりが良くわかってとても楽しいです。
特に印象深かったのは、氏は線をとてもゆっくり時間をかけて引くこと。
私はさっとひいた迷いのない線こそが正解だと今まで思ってきたのですが、そしてその線はなかなか引けるものではないのですが、ブルーナ氏は時間をかけて点をつなげるように線を引きます。
よく見るとぶるぶる震えてもいます。
しかし氏はそれを「私の鼓動のようでしょう?」と言うのです。
まるで、鼓動(=生きていること)を愛しているかのように。
思えば人間は一秒たりともじっとはしていられない生き物でそれだからこそさっと引いた線は尊くもあるのですが、逆に震えた線もすべてを受け入れているかのようで尊いのだと改めて思いました。
なんにせよ信念を持って為す仕事はすべて美しいのでしょう。
シンプルに、もっとシンプルに。
余計なものをそぎ落とし、必要なものだけを選択して、なお多様なデザインを生み出すブルーナ氏の仕事の奥深さが堪能できます。