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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.2 110件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.7
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/189p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-214214-4

紙の本

アサッテの人

著者 諏訪 哲史 (著)

【群像新人文学賞(第50回)】【芥川賞(137(2007上半期))】「ポンパ」という意味不明の言葉を口走る謎の叔父について、叔父の残した日記などを手がかりに小説を書いてい...

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アサッテの人

税込 1,650 15pt

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商品説明

【群像新人文学賞(第50回)】【芥川賞(137(2007上半期))】「ポンパ」という意味不明の言葉を口走る謎の叔父について、叔父の残した日記などを手がかりに小説を書いていく過程を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

諏訪 哲史

略歴
〈諏訪哲史〉1969年名古屋市生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。「アサッテの人」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。

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みんなのレビュー110件

みんなの評価3.2

評価内訳

紙の本

見えないところに真理がある。

2009/03/24 22:41

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

アサッテの人 諏訪哲史 講談社

 読み始めてしばらくページをめくりながら考えたことは、「真理は文章や文字には現れていない。行間や背景に存在している。つまりこの作品の場合、真理は目に見えない」というものでした。読み終えてみるとちょっと違いました。
 読み始める。文に韻を踏んである(類似の響きをもつ言葉を続けてある。)コメディアン小島よしおだったっけ、「オッパッピー」が真っ先に頭に浮かんだ。
 作者の叔父さんである吃音(きつおん)をもつ人のストーリーとなっている。私は叔父さんの妻が事故で早死にしたのは、夫の「ポンパ」が原因だと思う。つまり因果関係がある。夫のポンパがなければ妻が死ぬことはなかった。亡妻はなぜ夫に向かってポンパと言わなかったのだろう。言えば事故から免れただろうに。
 115ページから記述が落ち着いてくる。吃音が治った叔父。喜ばしいことなのに悲しむ叔父。世の中の束縛に沿う生活が叔父を苦しめるのだが、その様子は、鏡の中から鏡の中にいる自分が抜け出してくるようだった。あるいは今まで影に隠れていた自分の黒い影が暗い中から出現したようでもある。影に隠れている部分、ふだん見えない部分に自分が存在している。
 マニュアルによって人間がロボット化されていく。マニュアルどおりにエネルギッシュに動く人間は有能で、そうでない人間は無能扱いされる。この国の技術は進歩しても文化は滅びる。その動きに逆らいたい。

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紙の本

これで選考委員が激賞ですか、もしかしてエンタメ全然読んだことない?海外小説とは比較しない?褒めすぎじゃないですか、おまけに若くないし・・・

2008/04/02 20:39

8人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

このカバーの緑色には感心しません。少しも美しくない。薬屋さんの前に置いてある色褪せたカエルの人形の色ジャン、なんておもいます。総じて古臭い。新刊の部類にいれてもおかしくないはずなのに、20年前くらいの作品かと思ってしまいます。書名も著者名も何となく古めかしい。そんな装幀は柴田尚吾。

本としては本文全14章に[追記]、[巻末附録]・・・大便箋より・・・、がつく構成で、付録の中にはミステリ風に部屋の平面図と、◎私見による平面図の解説も含まれる。語り手は「私」ですが、話の中心にいるのは叔父であるアキラであり、彼が突然口にするポンパを含めた大きな意味での「アサッテ」の話です。

叔父は結婚して4年で、彼にほれ込んでいた五歳年下の妻朋子を亡くしますが、結婚当初から「ポンパッ」とか「チリパッハ」「ホエミャウ」とか叫びます。他にも「タポンテュー」という重要な言葉があります。結婚したのは叔父29歳、朋子24歳の時です。ちなみに、二人が出会ったのはアキラ22歳、朋子17歳の時で、家庭教師と生徒という関係でした。

ちなみに、読み込んでいけば叔父の不思議な言動は結婚を契機に始まった、というのではなさそうで、言語論的な説明もあります。で、その叔父が妻を亡くしてから、もとからあった引きこもりがちな傾向を強め、N区の町外れにある浮沼という団地に移り住み、ついには失踪してしまいます。

この話は、その叔父のアサッテぶりを

1 私の幼年時代からの、叔父に関する個人的な数々の記憶
2 私がこれまでさんざん書きためた、叔父をモデルにした小説の草稿の山
3 あの日、空き家となった叔父の部屋から引き取ってきた、大判ノート三冊分の彼自身の日記

などから描いていくものです。当然、そういったことからメタ小説になるわけですが、入れ子細工的な多くのメタ小説に対して、どうもこちらは、視点の変化や表現形式の多様性を軸にしたもので、ある意味オーソドックスではありますが、各々が同じものを見ている所為か、重層的というよりは並行的な印象を与えます。

断片的なものを継ぎ接ぎした感があるのは、そういう構造ゆえでしょう。「ポンパッ」「チリパッハ」「ホエミャウ」「タポンテュー」という言葉の面白さに頼りすぎた、というか読む側の意識が引き摺られるのは、せっかくの話の足を引っ張るようで勿体無いなあ、しかもそれがユーモアになりきれていないし、なんて思います。

それと時代の反映でしょうか、ともかく社会とのつながりが希薄です。村上龍氏以来、30年ぶりの快挙!と謳い文句にありますが、村上のW受賞作品には、社会に対する若々しい挑発がありました。どこまで時代を理解していたかはともかく、小説によって社会に現実を突きつける強さがありました。

でも、ニートでも世の中を渡っていける微温的な現在を反映したこのお話には、そのような先鋭化した、触れば切れるような厳しさは探そうとしてもありません。ミニマル化した世界の小さな動き、その波紋も内輪に留まる。でも、思うんですが1969年生まれですよね、この本が出たのが2007年。驚異の才能のデビュー作!、だって38歳でしょ、若くないじゃん・・・

衝撃でいえば、平野啓一郎には遠く及ばない気がしますよ、なんたって平野さんは若かったし・・・

webの出版社の紹介

第137回芥川賞、第50回群像新人文学賞 W(ダブル)受賞!
村上龍氏以来、30年ぶりの快挙! 驚異の新人出現!
選考委員各氏激賞!

●一度読んで楽しむだけでなく、繰り返しめくれば、あちこちに新しい発見がある(中略)個々のエピソードが光っていて、音に身を寄せた精密な言葉送りに頭の中がからからと明るくなった。――多和田葉子氏
●文章や構成に緊張感があり、とにかく面白く読める。――藤野千夜氏
●「アサッテ」的リズムが、なんともいえない滑稽さともの悲しさを醸し出している。――堀江敏幸氏
●日常の文脈を脱臼させる奇声をあげずにいられない「叔父」の、喜劇的にして悲劇的な生の感触が、そこには鮮烈に描出されている。――松浦寿輝氏
●きわめて意識的な言葉へのこだわりをもとに書かれている。そのこだわりには、一度身体ごとそれにもっていかれた人ならではの自然さがある。――加藤典洋氏



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紙の本

アサッテを向いて

2007/08/20 16:22

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

第50回(2007年)群像新人文学賞、第137回芥川賞受賞作。

叔父のことを小説にしようと創作しながら
叔父の奇怪な言葉の数々の謎を掘り下げていきます。
芥川賞を同時受賞したので雑音が多く
難解な小説家と思えば、思いがけなく
平易に描かれる叔父の姿に拍子抜けします。

叔父は突然失踪してしまったのですが
その2年前に妻に先立たれています。
その結婚生活は叔父の奇怪な言葉「ポンパ!」
「チリパッパ」「ホエミャウ」を
どう受け止めていいか戸惑いの中にありながらも
幸せで順調でした。

語り手の甥は叔父のこの奇怪な言葉は
彼が吃音を失った頃から出始めたと突き止めます。
叔父は子供の頃から吃音という障害を持ち
世界とうまくコミットできないでいました。
常に「アサッテ」の方向に自分が飛ばされているような
その方向にしか向かえないような疎外感と
孤独感を抱いていました。

その吃音を失い、まともに世界にコミットするはずが
彼は奇怪な言葉によってやはり「アサッテ」の方向を向いています。

この過程を叔母の手記、叔父の日記、
語り手の思い出などから克明に
しかも言葉に対して意識的な計画性を持って描いています。

この「アサッテ」の方向を向いている人は
実は世の中には数多くいるのではないでしょうか。
精神障害者ではなく、普通に社会生活を送る人々の
奇怪な言葉や行動は今までも小説に描かれてきましたが
当事者としての苦悩や戸惑いとして描かれることが多い。

この小説で試みられた構成と言葉、
「アサッテの人」というカタカナで表現された叔父。
それらがユーモアさえにじませて目の前に現れています。

難を言えば、とても善良で常識的な叔母が
なぜ叔父に惹かれたのかがわからない。


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紙の本

いつまでもポンパだの、タポンテューだのが残っている

2007/11/10 21:49

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 芥川賞や直木賞受賞作はあまり読まない(もう少し作家として評価が固まってから読むことが多い)のだが、すこぶる評判が良いので読んでみることにした。
 が、自分で読み始めてみるとなんだか「知」が勝ちすぎた小説のように思える。非常に観念的なところからスタートしていて、その分、頭にすんなり入ってこないで少しぎくしゃくしてしまう。もっとも違和感が特に強いのは冒頭の部分であって、読み進むにつれて、特に叔父の手記が出てきた辺りからはすいすい読めるところから考えると、そのぎくしゃくしたところもまさに作者の狙い通りなのだろうけれど、そうなるとやっぱり「知」が勝ちすぎた小説という最初の感想に戻ってくる。
 日常の定型や凡庸から抜け出してアサッテ(ポンパ)に踏み出そうとして、それ以外に自分の生き方を考えられなくなり、結局苦悶のうちに出奔するしかなかった叔父の話なのだが、僕の場合には直近にリチャード・パワーズの『囚人のジレンマ』を読んでいたのが、巡り合わせとして最悪だった。あの作品もジレンマを抱えた、言わば病んだ父親をめぐる話であるが、あの大著に比べるとどうしても見劣りしてしまうのである。『囚人のジレンマ』の父の病気には世界や歴史や戦争や映画や、その他もろもろの社会的な要素が絡んでいた。もちろん社会が絡んでいたほうが偉いなどと言うつもりはないが、あの小説の凄味と比べると、この『アサッテの人』はいかにも独りよがりで矮小な感じがしてしまうのである。
 そして、読み始めてすぐに容易に予想できたことだが、その予想に違うことなく、この小説は何ごとかの解決やカタルシスや大団円みたいなものがないまま終わる。これも意図した、ある種のアサッテである。
 僕はたまたまこのアサッテ志向を他人とは思えないような気持で読み始め、共感し、興味を持ちつつ読み進むことができる人間だった。でも、他の読者の皆さんも皆そうなのだろうか? 芥川賞を獲ったということは、賞の選考委員の皆さんはきっと楽しんで読めたのだろう。でも、一般の読者の大多数もそうなのだろうか? そういう意味では少し疑問が残る作品だった。
 でも、読み終わっていつまでもポンパだの、タポンテューだのが残っている。この余韻だけはやはり一流作家の証明なのかもしれない。 

by yama-a 賢い言葉のWeb

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