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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 9件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/04/01
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/515,11p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-70961-1
  • 国内送料無料

紙の本

世界文学全集 2−09 フライデーあるいは太平洋の冥界

著者 池澤 夏樹 (個人編集),トゥルニエ (著),榊原 晃三 (訳),ル・クレジオ (著),中地 義和 (訳)

【毎日出版文化賞(第64回)】現代フランスの巨匠トゥルニエが読みかえるロビンソン・クルーソーの物語「フライデーあるいは太平洋の冥界」と、ノーベル賞作家ル・クレジオが父祖の...

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世界文学全集 2−09 フライデーあるいは太平洋の冥界

税込 3,520 32pt

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紙の本
セット商品

世界文学全集 30巻セット

  • 税込価格:88,000800pt
  • 発送可能日:1~3日

世界文学全集 第2集 12巻セット

  • 税込価格:35,200320pt
  • 発送可能日:購入できません

世界文学全集 池澤夏樹=個人編集 30巻セット

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世界文学全集 第2集 12巻セット

  • 税込価格:35,200320pt
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世界文学全集 第2集 12巻セット

  • 税込価格:42,460386pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

【毎日出版文化賞(第64回)】現代フランスの巨匠トゥルニエが読みかえるロビンソン・クルーソーの物語「フライデーあるいは太平洋の冥界」と、ノーベル賞作家ル・クレジオが父祖の記憶をたどり直した自伝的長篇「黄金探索者」の2篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

冒険譚でありながら人間の存在の根底を問い、生と性と聖を真摯に探求する哲学の書

2009/05/13 08:49

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る



デフォーの1719年「ロビンソン・クルーソー」は後続の1726年の「ガリヴァ旅行記」に大きな影響を与えた18世紀の冒険物語ですが、この有名な海洋漂流譚を今度は1967年になってフランスの作家ミシェル・トゥルニエが換骨奪胎してまったく新しい物語、冒険譚でありながら人間の存在の根底を問い、生と性と聖を真摯に探求する哲学の書として書き直しました。それが本書です。

同じ空想海洋小説には違いないのですが、読比べると原作の「ロビンソン・クルーソー」とはずいぶん違います。「ロビンソン・クルーソー」ではあくまで主人公はロビンソン・クルーソーですが、この本では途中から脇役のフライデーがその野性的な魅力を十二分に発揮して、むしろ主人公を食ってしまう。

とりわけ無人島エスペランザに棲息する凶暴な野生の山羊の王様と死に物狂いで戦って勝利をおさめ、その皮を剥いで大凧にして何庸の南洋の青空に飛ばしたり、妙なる音楽を奏でる楽器に変身させてしまうあたりでは物語の比重が主客転倒して、このインディオと黒人の混血の土俗的な存在感は、灼熱の太陽の直下で異様な光彩を放ちます。

それから原作ではロビンソンもフライデーも無事に本国へ帰国するのですが、この小説ではせっかく28年と2カ月と19日ぶりに救助船に発見されたというのに、ロビンソンはこの船でいじめられていた少年ともども無人島にとんぼ返りをしてしまうのです。

いっぽうフライデーはというと、主人のロビンソンを裏切って帰国する船に戻ってしまう。英国に戻ってもフランス革命目前の母国では無人島で自由に生きるエスペランザ(希望)などあり得ないと考えたロビンソンは、無人島に戻って少年の名をフアイデーならぬサーズディ(木曜日)と名付けたところで物語は終わります。

「ロビンソンはほとんど苦しいばかりの歓喜に満ちて太陽の恍惚と向かい合っていた。彼を押し包む光が前日と前夜の致命的な汚れを彼から洗い落としていた。焔の剣が彼の身内に入って、彼の全存在をつらぬいていた。」

ミシェル・トゥルニエの筆は、冒頭の難破からエスペランザ島への漂着、無人島の自然描写や野蛮人の侵入、開拓者ロビンソンの生活や人生観の移り変わりなどどこをとっても細部が比類なく充実しており、きわめて繊細で知的なもので、まるで突然私たちがロビンソンと同じようにエスペランザの大自然の真っただ中に投げ出されたような、おそろしく孤独で、それでいて自由な気持ちをありありと体感させてくれます。


♪ミスター・ロビンソンあなたもフライデーなしには生きられなかった 茫洋


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紙の本

黄金探索者

2021/04/28 17:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:123456 - この投稿者のレビュー一覧を見る

アレクシは、現在を生きることができない。どの瞬間においても心の底には常に過去があり、その過去を最大限に美しくすることこそが、彼の生きる原動力になっている。彼は、過去を眺めながら現在を生きる。そういうふうにしか生きられない。
 過去に起きた数々のできごと、失われてしまった様々のことが、彼を過去に縛り付ける。幼き日のマナナヴァの記憶、ハリケーンで倒された家の記憶、家族やウーマとの記憶。
 それらを素晴らしく完璧な記憶に変えるために、彼は現在を生きている。宝探しや航海ですら、実はそのための方便でしかない。
 もし本当に黄金が見つかったとしても、家さえ取り返してしまえば、彼は残った黄金を換金することすら、ためらったのではないだろうか。探し当てたその黄金は、過去を完璧に補ってしまえる最高の道具になったはずだ。宝探しや航海自体にこだわる理由など、アレクシには少しもなかったのだ。
 一方で、どんなふうに生きるにせよ、時間は確かに過ぎていく。一つとして変わらぬものなどない。戦争から帰ってきて始めて、アレクシもそのことに気づく。船上や峡谷で眺め続けた風景がどれだけ同じものであり続けたとしても、時が止まることなどない。
 皮肉なのは、自分自身もまた変化しているということに、本人が気づいていないことだ。気がつけば、アレクシもまた、海にタバコを捨て小便をたれる、立派な船乗りになっているというのに。
 アレクシには、すでに放浪の理由もない。
 どこに行くのだろうか。未来に向かうことは、できるだろうか。

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紙の本

そういえば知らない

2019/02/20 09:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロビンソン・クルーソー・・・名前だけは知っているけど内容は・・・
いや、子供の頃に一度は読んでいるはずだけど、覚えていない。
そんなロビンソン縛り(?)の2作。どちらも冒険譚の色が強いです。

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2015/05/16 21:18

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2019/06/22 00:14

投稿元:ブクログ

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2013/09/14 08:15

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2010/06/26 13:34

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2020/07/30 16:49

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2011/09/24 12:21

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