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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.8
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/236p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-305471-9

紙の本

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年

著者 上杉 隆 (著)

手柄争いに明け暮れる「チーム安倍」。自殺、辞任、更迭、次々と「脱落」していく閣僚たち。そして迫り来る危機に何一つ有効な手を打てない首相。颯爽と登場した安倍政権で一体何が起...

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官邸崩壊 安倍政権迷走の一年

税込 1,540 14pt

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商品説明

手柄争いに明け暮れる「チーム安倍」。自殺、辞任、更迭、次々と「脱落」していく閣僚たち。そして迫り来る危機に何一つ有効な手を打てない首相。颯爽と登場した安倍政権で一体何が起きていたのか。驚愕の内幕ドキュメント。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

上杉 隆

略歴
〈上杉隆〉1968年福岡県生まれ。衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者等を経て、フリーランスジャーナリスト。著書に「小泉の勝利メディアの敗北」「田中眞紀子の恩讐」など。

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みんなのレビュー36件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

普通の事を普通に成し遂げた安倍内閣

2007/11/25 18:31

17人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 安倍晋三首相には期待していた。その成し遂げた業績、それに敵意の目を向ける書評があるが、しかしそれは日本共産党的思考から来るものであって、それがいいことか悪いことかは、おそらく中立にみれば誰にも分かるまい。もう一つの秀逸した書評によれば事績は偉大ということになる。果たして、先生を友達と同列とみる今の教育現場を是としていいのか、君が代を忌み嫌い体育館でピアノ伴奏を拒否する日教組が幅を利かせることが子供の未来にとって良いのか。真剣に考えれば、安倍首相の教育基本法改正を頭ごなしに否定すべきものとまで断言はできまい。
 しかし、そうした事績の評価は置いておくにしても、官邸が稚拙で全く機能不全だったことは明らかである。私は上杉隆は適当なことばかり言っていていて、朝日のミタゾノ解説員といい勝負だと思っていたが、本書自体は官邸を真似してはいけない象徴として上手く紹介出来ているといってよい。
 しかし、その背景には日本国首相の並大抵ではない責任と重圧があることも理解してあげなくてはなるまい。冷徹にそんなこと許されないという論理はわかるが、首相だって人間である。病気にだってなるだろう。悲しきは、そんな最悪の「結果主義」みたいな論調が今の日本を覆っていることだ。お前だってそんな仕事は出来ねえだろっ!と新橋で安倍批判をするインタビューサラリーマンの親父に言ってやりたい。中身をみれば、決して安倍政権は仕事をしてなかったわけではない。客観的に仕事量は半端ではない。
 共産党支持者にはわかる気もないのだろうが、公務員制度改革の困難さと、これに安部首相が手をつけたことの意味は、大きいなんてものではない。日本の肥大化した行政の最大の癌が官僚機構なのだ。官邸はそれを改革しようというのだから、これは並大抵ではない。
 実は、小泉改革の一つの負の遺産というか、後回しにされた最大のものがまさに公務員改革であった。郵政一本槍に咲いたあだ花とでもいうべき聖域に安倍は踏み込んだ。これが後々必ず生きてくるはずで、現に現在も引き継がれている。
 そして、憲法改正を声だかに掲げ、失敗してしまった責任は免れない。これであと10年は改正が遅れるし、もうチャンスはないかもしれない。なお、憲法改正をすることが憲法違反だという発言をしている書評等があるが、完全な間違いである。憲法を改正する力というのは「国民主権」にある。逆に、憲法を変えられないということは、国民主権の否定である。改憲権というのは、国民主権が制度的に取り込まれた結果である。現に、96条に規定がしっかりとある。この程度で憲法を語るとは笑止である。それをいうなら、生産手段の国営化(共産主義的な)は、29条ではっきり否定されている。今の共産党はそれを否定はするだろうが、そもそも、共産主義は憲法と相容れない(そりゃそうだ、アメリカが作ったんだから)。
 経済についても、安倍政権時代は株価も伸びた。それは、改革が今後も継続するという期待に他ならない。大体、デフレ下でしかも所得も上がらないこの状況で利上げなどというふざけた過ちを安倍政権が抑えたのは至極もっともだろう。成長重視も完全に正しい。なにしろ、3%成長目標でみんなビビったわけだが、問題児のドイツだってこれぐらいは成長している。なぜ日本だけが名目2%以下にとどまっていいものか。竹中教授がよくいっているとおり、1%程度の成長を目標にするなど、政策失敗宣言である。
 その意味で、安倍政権は別に右翼でも何でもない。ただ普通の国になろうとしたにすぎない。国歌をみんなで歌い、先生を先生と敬い、3%は成長して(その為には増税は一先ず置く)、デフレを止め、普通の国以下でもいいから海外協力はしましょう、と。これは少なくとも世界ではごく普通だ。これを普通じゃないと否定しても構わないが、世界ではそちらこそ異常という事実だけは歪曲すべきではない。
 ただ、官邸運営は本当にひどかったようだ。それは本書を参照すべきである。今後、こんなことのないように、いつの日か安倍晋三が再び官邸に舞い戻ることがあったのなら、是非気をつけてほしいものだ。
 

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紙の本

最初から間違いだった政権

2007/11/15 03:35

18人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:良泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

安部前首相の本当の病名がうつ病であったなどという噂が流れている。嘘かまことかはわからぬ。しかし、いずれにしても、すでに過去の人、それ以上の話題にもならないし、たいして興味もわかない。
そして、前首相といえば「公人」であるので、あえて言わせてもらう。例え、前首相が本当にうつ病であったとして、それが、政権末期の支持率低下、パッシングが原因であったとしても、「同情」といった感情はいっさい湧いてこない。
この人が首相としてなした“罪”の大きさと、この人の行った施策により苦しめられている多くの人たちの“つらさ”を考えると、それどころか、ますます、この人に対する「怒り」の感情が湧き上がってくる。
私たちは、ほんの一時的にとはいえ、このような“幼稚”な人を国政のトップに据え、大きな支持を与えたことを、強く恥じなければならない。
この人が、たった一年間だけ政権にいた間に行った「審議打ち切り」や「強行採決」の連発は、わが国の民主主義を一気に数十年前まで後退させた。
主権者である国民が明確に民意を示し、参議院選挙で政権にノーを突きつけたにもかかわらず、無視し居座りを続けたことは、有権者の選挙への信頼を大きく失墜させた。
そして強引に成立させた、国民投票法と教育基本法「改正」。
今の衆議院議員は、小泉前首相が郵政民営化のみ(ほんとに、それのみ)を争点として闘った選挙によるものであり、このような大きな争点を彼らに預けたものではない。
もともと有権者は、安倍首相自身に対して、信任・不信任の意思表示をする機会を与えられていない。
安倍首相の掲げる“美しい国”だの“戦後レジームからの脱却”だのといった稚拙で情緒的な政策(いやこれだけでは中身が無いので政策とも言えない)などは、まったく認めた覚えが無い。
自身の思想信条に反する行為を日常的に強制させられる現場の教師や、祖国を遠く離れた他国の戦場に無理やり送り込まれた自衛隊員などの心情は察するに余りある。
こういった職業の人に、心を病む人や自殺する人が増えている。これには、決して因果関係が無いとは言えない。
安倍前首相の“罪”は本当に大きい。
安倍前首相が築き上げようとした「私の内閣」「私の官邸」が崩壊していく様が描かれる。
いかに“お粗末”で“未熟”な官邸であったか、一目瞭然である。
「お友達」による「仲良しグループ」だけで、一つの国を動かそうと思った。そんな子供にでもわかる間違った発想を許してしまったことが、国民全員の過ちであり、恥だったのだ。

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紙の本

天才政治家小泉純一郎の後任には、ちょっと荷が重すぎたかも。しかし、一番の敗北者は朝日新聞だったんだよね、実はさ。

2007/11/16 23:37

17人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「美しい星50」。これが来年の洞爺湖サミットの主要テーマになる。今年ドイツのハイリゲンダムで開かれたサミットで「日本のエース」安倍晋三首相が打ち出した素晴らしい構想は福田政権にも引き継がれることになった。それにしても思うのだ。安倍政権の1年弱で、安倍晋三という男は、なんとすごい業績をなしとげたのかと改めて思うのだ。積年の課題だった防衛庁の省昇格。積年の課題だった教育基本法の改正とヒダリマキアホ教師退場への下準備。日中国交正常化。そしてその中でも燦然と輝くのが50年先の未来を照らす大構想「美しい星50」であろう。この大構想をつきつけらて慌てたのは欧州人である。なにかとルール策定にこだわり、ルールを牛耳ることで世界支配を目論んできた欧州人。そのお株を奪うような先制攻撃に日本の若き首相ヤングライオンが打って出てきたのだから。淋しいのは、こうした安倍首相の偉大なる業績を日本のメディアはほとんど報じてこなかったことである。テレビの報道番組は完全にワイドショー化し、区々たる片言をあげつらい、どうでもいい泡沫政治家の発言を都合よく切り取っては、政府攻撃の材料とし、日本の若きエースの仕事の邪魔にマイシンした。その悪しきメディアの代表して安倍攻撃の中心に位置したのがご存知朝日新聞だ。その偏向した報道姿勢は、多くの国民をあきれさせた。あまりのかたよった政治姿勢に多くの国民は「だって朝日がかいていることだろ」と割り引いて読むようになってしまった。メディアの偏向や低劣さは、もちろん今にはじまったことではない。明治の昔から新聞記者は「羽織ゴロ」と呼ばれ、真っ当な人間がなる職業ではないと蔑まれてきた。そのメディアの単純さ、低劣さを逆手にとり、完全に活用しきったのが小泉内閣だった。飯島秘書率いる「チーム小泉」のメディア対策は万全だった。優れたサポート体制と、小泉純一郎という物事の本質を一瞬に見極めてしまう天才的資質を備えた政治家の組み合わせは日本のメディアの悪意を逆に活用することに成功した。それが「チーム安倍」にはなかった。何よりもチーム全体が若すぎた。経験不足だった。それが故に、悪辣なる全共闘世代の誹謗中傷をいなすことが出来ず、最後は首相を筆頭にチーム全員がボロボロになってしまった。これは日本の政治史の悲劇でもある。面白いのは、日頃「私は弱者の味方です」「私は弱いものいじめが大嫌いです。みなさん、いじめのない明るい社会をつくりましょう」などと歯の浮くようなことをほざいているサヨクの連中が、嬉々として「安倍いじめ」「安倍バッシング」に加担し、参加し、安倍氏にむかって罵詈讒謗を浴びせ続けたことである。日本にいる弱者の味方の本性とは、こんなものなのである。そういえばロシアでも中国でもベトナムでも、か弱き農民は、革命に身を投じ、人民裁判で「金持ち」をつるし上げ、虐殺していった。弱者とは、実は陰険で残酷な連中でもあるのだ。皆さん、気をつけましょう。

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紙の本

なぜ「官邸主導」は上手くいかないのか?

2010/02/08 01:31

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yjisan - この投稿者のレビュー一覧を見る

小泉政権が生み出した「官邸主導政治」。しかし、これを継承した安倍政権においては、官邸は全く主導性を発揮できず、自壊していった……絶大な国民人気を背景に発足した安倍政権が、わずか1年で崩壊に至った過程を、「チーム安倍」の迷走と不協和に焦点を当てて描いたドキュメント。


本書は綿密な取材に基づくノンフィクションであるが、時系列順に事件を綴っていく物語風の構成であるため、なぜ安倍政権が内部崩壊したのかを緻密に分析しているわけではない。しかし本書の叙述を信じるならば、崩壊の主な要因は以下のようにまとめられると私は思う。


○政権構想の曖昧さ。安倍首相は小泉前政権の「構造改革」路線の継承を明言したが、安倍首相の最大の政治目標は憲法改正など「戦後レジームからの脱却」だった。この2つの目標はしばしば対立するものであるが、安倍首相はその摺り合わせを行わず、両者をそのまま併存させた。この矛盾が「郵政民営化反対派復党問題」で一気に表面化し、安倍政権の最初の躓きとなった。
また1つでもたいへんな大事業を2つも抱え込み、両方を同時に遂行しようとしたため、官邸の処理能力を大幅に超えてしまい、政治的エネルギーを徒に分散させてしまった安倍政権は機能不全に陥った。

○官僚を敵に回したこと。小泉政権の「構造改革」路線・「官邸主導」政治を引き継ぐべく、官僚人事や公務員制度改革などで官僚組織(霞ヶ関)との対決姿勢を鮮明にした。しかし官僚組織に対抗し、彼らを統御するだけの力が官邸になく、官僚の抵抗により官邸の統率力・求心力はかえって減退した。

○安倍首相側近の資質・能力の不足。内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)の山谷えり子は教育再生会議を全く仕切ることができず、同じく補佐官(広報担当)の世耕弘成は、米下院での従軍慰安婦決議案問題においてスタンドプレーを行い、かえって安倍政権を窮地に追いやった。内閣総理大臣秘書官の井上義行も自らの不遜と愚策によって自民党・閣僚・霞ヶ関・マスコミとの関係を悪化させる一方であった。特に井上の勘違い「忠誠心」は、小泉の辣腕秘書であった飯島勲のそれとは対照的に、主人である安倍に弊害しかもたらさなかった。

○「チーム安倍」の連携の悪さ。塩崎・世耕・井上は、己が目立つことしか考えず個人的な手柄争いに邁進、挙げ句の果てには互いに足の引っ張り合いを演じた。官邸の内輪揉めは、安倍政権の求心力を弱め、「強い指導者」というイメージで人気を博していた安倍首相のリーダーシップへの疑念を生むことになった。

○政権全体を覆う「お友達」感覚に由来する危機管理能力の低さ。安倍首相が資質・適性よりも自分との親密度を優先して人事を行ったため、官邸・閣僚は「お友達」ばかりになり緊張感に欠けるものとなった。この弛緩した雰囲気、危機意識の欠如が、事務所費問題や閣僚失言などの事件発生時の対応の遅れに繋がり、政権の危機管理能力の無さを露呈することで傷口を一層広げていった。

○中川秀直幹事長の暴走。安倍首相の後見人という意識が強すぎる余り、安倍首相を軽視・無視した独断行為が目立ち、かえって安倍首相のカリスマの無さを強調する結果となった。

○安倍首相の経験・能力の不足。すなわち三代目のボンボンに典型的に見られる「世間知らずの甘ちゃん」気質。総理大臣の祖父・外務大臣の父を持つ政界のサラブレッドたる安倍晋三は、周囲の人間にチヤホヤされるのが当たり前であり、熾烈な政治闘争を経ずに順調に出世していった。しかも絶大な国民の支持を得て早々と総理大臣の座に就いた。高支持率と経験不足による認識の甘さが相俟って、安倍首相の政治運営は情実人事に見られるように、緊張感を欠いた傲慢なものとなった。
加えて安倍首相は優柔不断なお坊ちゃんであったため、闘争心・決断力に乏しく、「お友達」だらけの官邸すら統制することができなかった。
政権運営が支障をきたし始めても、それまで傷ついた経験がなくプライドが肥大化していた安倍首相は、批判に耳を貸そうとはしなかった。むしろ側近や閣僚や世論に責任を転嫁し、苦言を呈する者を遠ざけ、阿諛追従するイエスマンで周囲を固めた。安倍首相は苦労知らずゆえに「裸の王様」の道を突き進むことになった。国家観・理念を明確に語る若き総理への期待が高かっただけに、現実的な統治能力の低さが露わになると、国民の失望は反動で一気に拡大した。国民の高い支持率を基盤に首相に就任しただけに、支持率の低下は自民党・官僚の離反を招き、安倍政権の致命傷となった。



安倍晋三の失敗は、小泉純一郎の卓越したリーダーシップを改めて浮き彫りにしたと言えよう。総理総裁の権限を拡充し官邸機能を強化すれば、首相主導のトップダウン型の政治が即座に可能になるわけではない。スタッフを増員したとしても、制度的な支えがあったとしても、首相自身に指導力がなければ、トップダウンなど絵に描いた餅になる。

ただ安倍政権後に成立した福田政権、麻生政権も短命に終わり、現在の鳩山政権も迷走を続けている。ここまで来ると「安倍にリーダーシップがなかったから」の一言では片づけられず、「官邸主導政治」が根付かない理由を、日本政治の構造的な問題として解き明かす必要があるだろう。それは本書に課せられたものというより、我々日本人が等しく考えなければならない命題である。

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紙の本

政権運営の軽さと浅さと

2009/01/24 17:28

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 副題は「安倍政権迷走の1年」。前の前の政権の、発足から終焉間際までの約1年間の顛末の記録だ。新聞やテレビなどのメディアを通しては見ることのできない、政権内部での出来事がつづられている。ニュースで見たあの場面のウラは、こういうことだったのか!という話題が満載で面白かった。

 そもそも私が1年以上前に出たこの本に興味を持ったのは、今の麻生政権に大きな疑問を持ち、「いったい何でこんなことになるんだ」と思い、政権の内部事情を書いたこの本のことを思い出したからだ。
 各社の調査で20%に満たない支持率しかない現政権だが、大きな失策というよりは、何もしない(できない)のに自壊しているように思える。そう言えば、安倍政権も閣僚の不祥事が相次ぎ、守ることも切ることもできずに自壊した。最近の短命政権に共通するのは、無為無策による自滅だ。

 本書に話を戻すと、議員秘書からジャーナリストに転身した著者が、その経歴や人脈をフル活用して取材したと思われる出来事が、独自の解釈を加えて紹介されている。すべて実名で、エラい先生方のあれこれの振る舞いが書かれているので、永田町からの風当たりは強かったろうと思う。もちろん、先生方にも言い分があるはずだし。
 先生方の言い分を大幅に考慮に入れて、著者が加えた解釈も含めて、控え目に見て本書の半分が真実だとしよう。それでも感じるのは考えの浅さだ。自分なりに考えて一手を指すのだが、考えが足りずすぐに駒を取られてしまう、初級者の将棋のようだ。「これがいい」と思って口にするのだが、支持を得られず実現もしない、現政権の政策も同じ理由によって迷走しているのだと考えれば説明がつく。

 つまりは人材がいないのだ。幸いなことに登場する官邸スタッフや政治家に私利私欲で動く人はいない。功名にはやることはあるが、行おうとする政策は良かれと思ってやっていることだ。でも、政治は結果で評価するしかない。ねじれ国会や金融危機という逆風もあるだろうが、迷走する政権が3代も続いているのは、永田町と霞が関にもう人材がいないことを表しているのではないだろうか?
 冒頭に「面白かった」と書いたが、それは読み物としてのこと。その後には言いようのない寂しさを感じた。
 

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2008/02/07 03:28

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2008/10/18 23:35

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