「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
終決者たち 上 (講談社文庫)
3年間の私立探偵稼業を経てロス市警へ復職したボッシュ。エリート部署である未解決事件班に配属された彼は、17年前に起きた少女殺人事件の再捜査にあたる。調べを進めるうち、当時...
終決者たち 上 (講談社文庫)
終決者たち(上)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
3年間の私立探偵稼業を経てロス市警へ復職したボッシュ。エリート部署である未解決事件班に配属された彼は、17年前に起きた少女殺人事件の再捜査にあたる。調べを進めるうち、当時の市警上層部からの圧力で迷宮入りとなっていた事実が判明。意外な背後関係を見せる難事件にボッシュはどう立ち向かうのか。【「BOOK」データベースの商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ボッシュ イズ バック!
2008/01/27 21:25
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KOMSA - この投稿者のレビュー一覧を見る
われわれは9回裏、試合の勝負がかかっているときに
投入されるクローザー=終決者だ。失敗すれば試合は終わりだ。
マイクル・コナリーの「終決者たち」は、
ハリー・ボッシュを主人公にした待望のシリーズ第11作だ。
私立探偵ボッシュは3年振りにバッヂを取り戻す。
復帰後はじめての事件は、17年前の女子高生殺人事件だ。
現場に落ちていた拳銃から DNAが抽出され、
ある人物の関与が判明する。ボッシュは当時の捜査を逐一さかのぼる。
被害者の発見場所、自宅、両親、母校、当時の捜査担当刑事など、
関係者を訪問し、見落としがないかを相棒ライダーと検証してゆく。
ロス市警「コールド・ケース班」に復職したボッシュの
未解決事件を追う執念の捜査が始まった。
未解決事件を「コールド・ケース」と呼び、
「コールド・ヒット」とは警察、FBIや司法当局のデータベースから、
迷宮入り事件の容疑者などが浮かび上があがることをいう。
「コールド・ヒット」の人物は犯人なのか決め手がなく時間が過ぎてゆく。
何度も何度も当時の調書を読み返すボッシュ。
マイクル・コナリーの創造したハリー・ボッシュは、
決して器用な人物ではない。しかし猟犬の嗅覚で、
一歩一歩真実に近づく姿がシリーズの醍醐味だろう。
未解決事件の死者の声を聴くように、
捜査に取り組むボッシュは“代弁者”だ。
そして“終決者”となることで、
自分探しの旅へと導かれていくのである。