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- カテゴリ:一般
- 発売日:2007/09/19
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/263p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-282064-6
紙の本
裸でも生きる 1 25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
著者 山口 絵理子 (著)
イジメ、非行、偏差値40から慶應大合格、卒業後にアジア最貧国バングラデシュで起業…。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発のブランド「マザーハウス」を...
裸でも生きる 1 25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
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商品説明
イジメ、非行、偏差値40から慶應大合格、卒業後にアジア最貧国バングラデシュで起業…。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発のブランド「マザーハウス」を軌道に乗せた女性起業家がその半生を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
一歩踏み出す勇気がここにある!
イジメ、非行……居場所がなかった青春。強くなりたいと入部したのは「男子柔道部」。そして偏差値40から3ヵ月で一流大学合格。大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国バングラデシュ。腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも歩みを続け、途上国発ブランド マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで最注目の女性の、明日へ向かう力に溢れたノンフィクション!
「途上国発のブランドを創る」。こんな突拍子もないアイデアを実現させるべく奮闘中の女性社長・山口絵理子さんの自伝エッセイです。
まだ20代半ばですが、ここまでの彼女の歩みは、まさにジェットコースターのように波瀾万丈。涙と笑いがぎっしり詰まっています。何度号泣するような絶望的な事態になっても、つねに前を向く生き方は、いまや多くの学生や若い社会人に感動を与えています。
小学校時代は陰湿なイジメにあい、校門をくぐれないような子供。その反動から中学で非行に走ります。しかしそこにも居場所がなく、偶然出会った柔道に打ち込みます。どうせなら強くなりたいと、進学した先は「男子」柔道部が強かった工業高校。何度も監督に直訴して入部し、地獄のような特訓を重ね、3年生のときに全日本女子柔道ジュニアオリンピックカップ-48kg以下級で7位に入賞します。
そこからまた一転、まだ自分にはできることがあるはずだと思った彼女は、ほとんどの生徒が就職する偏差値40の工業高校に在籍していたにもかかわらず、3ヵ月の猛勉強で慶應義塾大学総合政策学部に合格します。竹中平蔵ゼミで開発学という学問に出会い、発展途上国の経済成長理論を学び、途上国援助に目覚めます。
しかし、大学のインターン時代に夢かなって働くことになったワシントンの国際機関で、途上国援助と言いつつ誰一人途上国に行きたがらない現実に大きな矛盾を感じてしまいます。有名大学を出たエリートじゃ本当の援助なんてできない! いても立ってもいられなかった彼女は、「アジア」「最貧国」で検索して出てきた「バングラデシュ」に突然渡ります。
バングラデシュで彼女を待ち受けていたものは、開発学の教科書には載っていない、すさまじい腐敗と格差でした。役所に水道を通してもらう【商品解説】
目次
- 第一章 原点。学校って本当に正しいの?
- 第二章 大学で教える理論と現実の矛盾
- 第三章 アジア最貧国の真実
- 第四章 はじめての日本人留学生
- 第五章 途上国発のブランドを創る
- 第六章 「売る」という新たなハードル
- 第七章 人の気持ちに甘えていた
- 第八章 裏切りの先に見えたもの
- 第九章 本当のはじまり
- エピローグ 裸でも生きる
著者紹介
山口 絵理子
- 略歴
- 〈山口絵理子〉1981年埼玉県生まれ。バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。「株式会社マザーハウス」を設立。「フジサンケイ女性起業家支援プロジェクト2006」最優秀賞受賞。
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ふーん
2020/03/30 23:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
企業家を夢見ている人は読んでみるといいかも。輝ける部分だけじゃなく、こんなに大変なんだよ、という部分も書かれています。
紙の本
ただ生きるために生きる
2009/07/04 12:36
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
バングラディシュで作られたジュートのバッグを販売する
株式会社マザーハウス。
そのデザイン性と発展国での生産という珍しさから、
女性にとても人気のあるバッグです。
そのマザーハウスを立ち上げた山口絵理子が
半生をエッセイで綴りました。
半生といっても彼女は、まだ20代。
しかし、小学校でのいじめ、非行に走った中学生時代、
柔道一筋の高校時代、4か月の受験勉強で慶応大学合格、
ワシントンの国際機関で働き、バングラディシュの大学院留学。
そしてバッグの製造を手掛けるようになります。
猪突猛進ぶりには、唖然としながら
でも引き込まれていきます。
本書ではフェアトレードを否定しているのですが
すべてのフェアトレード製品が粗悪なわけではないですし
すべての人が同情でフェアトレード製品を買っているわけでもありません。
その点は納得できないですし
マザーハウスのバッグを買っても
バングラディシュの最底辺の人々の生活がよくなるわけでもありません。
ただ彼女には、この売上から数%を積み立てて
バングラディシュに学校を作るという夢があります。
欠点もたくさんあり、めちゃくちゃな暴走から失敗も多い。
けれど、彼女が成し遂げたことはやっぱりすごい!
紙の本
君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?
2008/10/27 00:29
15人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブライアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今、オイラの手にはバングラディシュ製のバッグが握られています。マザーハウスという小さなブランドが作ったジュートでできたオレンジ色のバッグ。柔らかくて軽くて、非常に気に入っています。
マザーハウスは途上国から世界に通用するブランドをつくる。という理念から、バングラディシュ製のカバンを日本にフェアトレードし、現地のビジネス創出や雇用環境改善を働きかけている会社です。そんなマザーハウスを創設した山口絵理子さんの自伝的著作が『裸でも生きる』です。幼少時代から波瀾万丈の学生時代、そしてバングラディシュに単身乗り込んでどのようにビジネスを立ち上げていったのかが描かれています。
最初にマザーハウスを知ったときには、「どーせどっかの雑貨ショップみたいに東南アジアの安い雑貨を大量に買い付けてきてテキトーに売ってんだろ」くらいのイメージでしかありませんでした。それが実際にバングラディシュで工場を探して、自らデザインをして、品質までしっかりと保証するといったバッグ1つに対して並々ならぬ企業努力を行なっていることが分かり、一気にファンになりました。
実際にマザーハウスのバッグはそれほど安くありません。でも品質もデザインも素材もその辺に溢れているバッグとは根本的に異なり、オイラのような個性を重視するタイプの人間にとっては非常に魅力的かつリーズナブルに感じるような商品です。実際に仕事で使っているビジネスバッグも、「さわやかだね」とか「使いやすそう」とかよく言われます。
そう、それこそがビジネスを継続して成立させる努力として品質やデザイン、機能性に至るまで徹底的にこだわり抜いた結果なのでしょう。今や直営3店舗、全国の百貨店やセレクトショップにまで展開するようなブランドに成長しています。そしてこれらの売上げは再びバングラディシュに還流され、現地の雇用拡大やビジネス創出、さらには国際展開まで支援するような流れに繋がっています。
社会起業がボランティアと違うところは、慈善事業だから品質がイマイチでも、、といった甘えが一切ないところです。ビジネスはビジネスとして品質が担保されて当然であり、継続的にキャッシュフローが回っていく仕組みこそが不確定要素を排除して安定的に社会発展に貢献し続けることができます。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」最低限の衣食住が保障されている日本社会において、この問いにキチンと答えられる人は何人いるのでしょうか?他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く、山口絵理子さんの姿はこれから益々輝きを増していくに違いありません。