「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
紙の本
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ (ハヤカワ文庫 SF)
著者 カート・ヴォネガット (著),浅倉 久志 (訳),伊藤 典夫 (訳)
世界中を旅する男が、久しぶりに元妻のつつましやかな家庭を訪れた。生活に疲れた元妻に、男は胸躍る冒険の数々や、途上国での豪奢な暮らしなど夢のような土産話を披露する…ユーモア...
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ (ハヤカワ文庫 SF)
バゴンボの嗅ぎタバコ入れ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
世界中を旅する男が、久しぶりに元妻のつつましやかな家庭を訪れた。生活に疲れた元妻に、男は胸躍る冒険の数々や、途上国での豪奢な暮らしなど夢のような土産話を披露する…ユーモアに辛辣さを織り交ぜた表題作ほか、著者自身の戦争体験を反映した「記念品」、音楽を愛するあまり暴走する高校教師の苦悩を描く「女嫌いの少年」など、ヴォネガットならではの、優しくも皮肉な視点で描き出される珠玉の初期短篇を23篇収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
死圏 | 伊藤典夫 訳 | 41−67 |
---|---|---|
記憶術 | 浅倉久志 訳 | 69−77 |
お値打ちの物件 | 浅倉久志 訳 | 79−99 |
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
短編小説
2017/07/11 12:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
カート・ヴォネガットの講演集を以前読んでいたので、講演の内容が短編小説になっているような印象を受けた。特に気になった作品は「貧しくてゆたかな町」、「ジョリー・ロジャー号の航海」、「恋に向いた夜」「失恋者更生会」。
「貧しくてゆたかな町」
田舎あるあるですかね。個人的に似たような経験があるので、身につまされるというか、印象に残った。追求すべきは効率よりも、当事者の納得なんだろうな。人の仕事のやり方を変えさせるのは本当に難しい。
「ジョリー・ロジャー号の航海」
戦争は憎むべき存在だが、国家のために命をささげる人には敬意を払わないのは恥ずべきことだ、という従軍経験のある著者の戦争に従事する人間への同情みたいなものを示しているように思う。
「恋に向いた夜」
女性が結婚相手を選ぶ基準って、お金ですか?ロマンスですか?的な話。どちらでもないよね、というのがこの作品の答えになっているような気がする。
「失恋者更生会」
ウーマンリブとか、新しい女性に対する男性側の戸惑いが表現されている作品。現在の日本の状況とよく似ているんじゃないかと思わずにはいられない。女性の学歴って何のためにあるんでしょうね。勉強好きのふりをするため、でないことを祈ります。