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盗まれた街 新装版(ハヤカワ文庫 SF)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.9
  • 出版社: 早川書房
  • レーベル: ハヤカワ文庫 SF
  • サイズ:16cm/382p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-15-011636-1
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

盗まれた街 新装版 (ハヤカワ文庫 SF)

著者 ジャック・フィニイ (著),福島 正実 (訳)

アメリカ西海岸沿いの小都市サンタ・マイラで、奇妙な現象が蔓延しつつあった。夫が妻を妻でないといい、子が親を、友人が友人を偽物だと思いはじめる。はじめ心理学者は、時おり発生...

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盗まれた街 新装版 (ハヤカワ文庫 SF)

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商品説明

アメリカ西海岸沿いの小都市サンタ・マイラで、奇妙な現象が蔓延しつつあった。夫が妻を妻でないといい、子が親を、友人が友人を偽物だと思いはじめる。はじめ心理学者は、時おり発生するマス・ヒステリー現象と考えていた。だがある日、開業医のマイルズは友人の家で奇怪な物体を見せられた。それは人間そっくりに変貌しつつある謎の生命体—宇宙からの侵略者の姿だったのだ!奇才フィニィが放つ侵略テーマSFの名作。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー25件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

スティーブン・キング大絶賛のファンタジー・ホラーの古典

2012/04/09 21:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 このSF小説の古典は、映画で『ボディ・スナッチャー』として何度も映画化されていたので
知っていましたが今回、原作を読んでみました。

 この小説が書かれたのは、1955年。
この小説が、その後の作家や小説に影響大だった、という意味ではアイザック・アシモフの
『われはロボット』に近いものがあるかもしれません。

 のどかなアメリカの小さな街、サンタ・マイラ。
そこで開業医をしている医者、マイルズが主人公ですが、街のお医者さんということで「どんな患者も診る」医者です。
だからこそ、この物語の発端となる患者が「家族が家族でなくなった。同じなのに別人だ!」
という訴えが続々来るのを不思議に思う。
カウンセラーの役割も果たしている訳ですが、だんだん、その「同じ人なのに違う人」というのが
あまりにも多いのに、ひとりの妄想や思いこみではない、と気がつきます。

 ベッキィという女性も、そんな患者のひとりでしたが、マイルズが若い頃から好感を持っていた女性でした。
ところが、ぴたり、と「あれは間違いでした」と意見を翻す人がたくさん出てくる。
どういうことか・・・という事から始まるのですが、ハイ・テクノロジーを駆使した近未来ものでは
ないのです。あくまでも、1950年代アメリカ。

 マイルズとベッキィは、「変わってしまったひとたち」から逃げ回ることになります。
あくまでも闘ったりするのではなく、女性を守り、攻撃的にはならない、誠実な男という男性像と
美しくて賢くて、思慮深い女性という、今の時代ではなつかしいと思う、のどかさが感じられます。

 男は女を守り、女は家を守る・・・そんな関係がずっと保たれていますが、マイルズもベッキィも
お互い離婚したばかり、ということですぐに逃亡の最中に熱烈な愛は生まれはしません。
昔の映画で、逃亡する男女が結ばれる・・・という安直な方向へは行っていないのです。

 しかし、マイルズがいつも考えていることは「ベッキィ(女性)を守る」ということです。
それがフィニィの持ち味のノスタルジアに感じられてしまうのでした。
スティーブン・キングがこの『盗まれた街』の大、大、大ファンだそうで、スティーブン・キングへの
影響も大きいのでしょうが、無機的な世界のSFというよりファンタジック・ホラーというべき
世界です。ハインラインだったら、「父のような頼もしい男、優しくて美しい女、かわいい猫」という
ところになるのでしょうが、フィニィの場合は、離婚を経験した2人が苦々しく結婚というものを
振り返るところなど、ただのホラーにはせず「人間というものの心理」は微妙でり、
「形をぬすんだところで、心はぬすめない」というテーマが見えるような気がします。

 映画版はもっと激しいアクションシーンを付け加えたり、舞台を都会にしたりしているそうですが、
のどかな田舎に近い、つまり人間関係が狭い、街の人はほとんど知っているという
狭さが、怖さにつながっていきます。
都会で通り過ぎる人はほとんどが知らない人です。
しかし、この物語では図書館に行けば子どもの頃からのなじみの司書の女性が「本を読む気になった?」と
声をかけてくるような世界。
そんな街の人々は見た目は同じでも変わってしまったら?
人間と人間でないものの違いとは何か?
マイルズの心理は、疑問から恐怖へと変わりますが、やはり、守る者がいる、という志が
一本貫かれていて、その部分はいつの時代になっても変わらない冒険譚の動機かもしれません。

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紙の本

色んな人に読んでもらいたい

2017/02/10 16:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

恩田陸さんの著書「月の裏側」を読み興味が出て読んだ作品。
「月の裏側」とはまた違う魅力があり、あっという間に読み終わりました。
もし自分が同じ状況になったら…と考えると正気でいられる自信がないです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2007/11/26 21:37

投稿元:ブクログ

密かに染めつくされていくなか、他人が信じられなくなることは恐ろしい。
抗うことが一つの道。あっけないといえばそれまで。

2009/01/05 15:04

投稿元:ブクログ

アメリカ西海岸沿いの小都市サンタ・マイラで、奇妙な現象が蔓延しつつあった。夫が妻を妻でないといい、子が親を、友人が友人を偽物だと思いはじめる。はじめ心理学者は、時おり発生するマス・ヒステリー現象と考えていた。だがある日、開業医のマイルズは友人の家で奇怪な物体を見せられた。それは人間そっくりに変貌しつつある謎の生命体――宇宙からの侵略者の姿だったのだ! 奇才フィニイが放つ侵略テーマSFの名作。

2010/05/23 09:50

投稿元:ブクログ

79051.51

荒筋のわかっている有名なSFを実際読んでみると考えていたイメージと随分違うものだ。

2013/05/25 21:05

投稿元:ブクログ

自分の親しい人たちが徐々に違う人間になっていくという相談が増えてくるサンタ・マイラの街。状況に疑問をもったマイルズの捜査。ベッキィの相談。ジャック・シオドラ夫妻の家で見つかった「生きたことのない死体」。ベッキィの家にも同じベッキイの死体らしきものが発見される。自分たち以外が何か他のものに入れ替わってしまったサンタ・マイラ。宇宙から降る謎の胞子の謎。

2010/08/21 00:44

投稿元:ブクログ

SFというよりは、サスペンス・ホラー。
主人公が医者なので、医学的・解剖学的な部分に現実味が出てくるのが良いかも。
かといってウンチクだらけの内容ではなく、ちゃんと主人公達の心理描写や会話がいきいきとしているのは作者の力量なのだろう。
リメイクなどが多くあるのは、今となっては古典的ではあるけれど、ストーリーや展開がしっかりしているからだと思う。

オチの後の結びが、「そんなに簡単に済むのだろうか?」と思ってしまった。
けれどもソレはそれ、最後に向かうまでのプロセスで楽しめる作品だから、ヨシとしましょう。

2013/01/29 18:03

投稿元:ブクログ

2013.1.26読了。
田舎の小さな町で、知っている人が姿形は同じでも、違う人になったと訴える人が続々と出てくる。
医者である主人公は、それが宇宙から流れ着いた生物が地球に繁殖しようとしているところだと発見してしまうが…という話。
最後、宇宙生命があんまりあっさりと地球を去って行くのが不可解。。せっかく何年も宇宙を旅してたどり着いたのに、火をつけられただけで退散だなんて、生命力ってそんなもん??

2010/10/01 02:42

投稿元:ブクログ

昔見た映画がずっと頭に残っていたので、原作を読もうと探した本。なによりも読みやすかった。話のテンポもなかなか良い。異星人の侵略が地方都市から行われているという設定も個人的に好きだった。宇宙人の元になるものが畑でいっぱい生えているという設定も想像したら面白い反面それが人間に擬態するのだと思うと不気味であると感じた。よくわからない部分もあるが、それもSFだと思えば大して苦にはならなかった。

2010/07/29 02:15

投稿元:ブクログ

だらだらとした言い回しがなければ満点なのだが。
もったいぶった書き方でページ数稼いでるのかな。
話はストレートなSFでミステリー要素もあり楽しめる。
人間の心理までストーリー全体のテーマとなっているので適当に読み飛ばすわけにもいかない。
時代背景を感じながら読むのもよい。
古い作品だが是非一読を。
小野不由美の屍鬼に通じるものを感じた。

2010/10/10 08:08

投稿元:ブクログ

 “それ”は、何の変哲も無い一瞬に
 家族に、友人に、隣人に成り代わり、
 静かに街に広がっていった。 

・・・・・・・・・・・・・・

 恩田陸さんの『月の裏側』の中で登場人物が読んでいたので、一度読んでみたかったSF小説。
 描かれているのは、侵食と抵抗。

「その中には真実が混ざっている」
 って一文で止めを刺していく辺り意地が悪いというか、
 とことんエンターテイメントというか。
 でも終わり方的に、あんまり不安感を残していかないのは、『火星戦争』なんかに通じるものがありそうな気がします(標本が少ないのでなんとも言えませんが)。

 一人の男が、ある切実な体験を備忘録のような警鐘のような形で書きとめ発表している、という形式ではじまるこの本は、最後までそのスタンスが貫かれているだけなのですが。
 冒頭から中間部に渡っての少しずつ追いつめられていく恐ろしさに震えました。

2012/05/26 16:39

投稿元:ブクログ

図書館で見かけて読んだ。
●面白かった点
ジワジワくる恐怖感が良い。
●気になった点
侵略者が破壊的なのがイマイチ。もっと寄生するようにならないと支配者とは言えないね
ラストが拍子抜け。

2017/05/07 05:54

投稿元:ブクログ

冷戦時の時代背景を持つSFホラーの古典。1Q84のサナギもこの作品へのオマージュか。

昨日までの知人が・仕草そのままだけれども、全く違う人と思われ信じることができなくなくってくるその時代背景が非常に恐ろしいけれども、今だから通じる恐ろしさもあり非常に面白い作品。侵略とはいううものの悪意はなく(だからこそ恐ろしい)進化の過程で適応した生物との戦いになるところがSFたる所以か。さすが古典。

2012/07/26 20:32

投稿元:ブクログ

間違いなく古典。
けど、長い!370Pもいらないなー
サヤエンドウ好きだね、なんかね


創造力がなくなり、寿命5年になるのは問題だが、異種族との共生はあってもいい

最後には取り込まれていた人達が解放され、サヤエンドウが宇宙に飛んでいくのは、さすがにご都合主義。

2013/07/09 01:40

投稿元:ブクログ

一度は危機から逃げだせたのに、地元愛のために再度地元に戻るというのは、本当に恐怖を感じている場面では絶対取らない選択だと思う。

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