- カテゴリ:一般
- 発売日:2007/09/27
- 出版社: 新潮社
- サイズ:31cm/135p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-305551-8
- 国内送料無料
紙の本
南方熊楠菌類図譜
著者 南方 熊楠 (著),萩原 博光 (解説),ワタリウム美術館 (編集)
鬼才にして奇人、世界にその名を知られた博物学者が、熊野の森で40年間をかけて描き続けた執念のライフワークから120枚を厳選し、「菌類図譜」研究の第一人者、国立科学博物館の...
南方熊楠菌類図譜
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商品説明
鬼才にして奇人、世界にその名を知られた博物学者が、熊野の森で40年間をかけて描き続けた執念のライフワークから120枚を厳選し、「菌類図譜」研究の第一人者、国立科学博物館の萩原博光博士の解説とともに収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
南方 熊楠
- 略歴
- 〈南方熊楠〉1867〜1941年。植物、地衣類、変形菌等の研究をおこなう。
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おこがましいと言われましょうが
2008/08/18 00:33
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶賛の声があるようだが……はたして。
まずこの本は明治期の巨人・南方熊楠のキノコ図譜を芸術作品として扱っておられるという点が一点。つまり、学術的に価値が高いにもかかわらず、その点についてはあまり触れられていないことになる。したがって、キノコに詳しい者が資料のひとつとして利用するのは難しい。なにせ熊楠の手書きの記載が英文なので、ざっとした内容でも訳してもらえると助かったのだが。
またこの図譜を描いたのが熊楠でなかったらどうだったろうか、という点がもう1点。キノコの描画そのものは、比較的ラフに描かれているものが多く、芸術として見るならばそれほど優れているものとは思えない。少なくとも『原色日本新菌類図鑑』(保育社)の本郷次雄氏によるスケッチの方が上と見る。はたして熊楠のネームバリューがなければ評価されたのかどうか。
熊楠ファンは買い、キノコファンは見送るが吉。