悪夢のエレベーター （幻冬舎文庫）

投稿元：

レビューを見る

エレベーターはダンカンが舞台に（TO　もうりい：出演にラーメンズのもじゃもじゃの人のほうなど）、そして今秋？堀部圭介が映画にするそうです。設定もさることながら、人物像や、予期せぬストーリー展開のつくりかたが面白い方です。

投稿元：

レビューを見る

作者は劇団の脚本家ということもあり、なるほど演劇を見ているような展開です。このコメディっぽさとシナリオ風の展開が、個人的にはお気軽に読めたので、このタイミングでは大変楽しめた一作です。

気が付いたら小川は、緊急停止したエレベータの密室で、やくざ、オカマ、自殺願望者の女と一緒に閉じ込められていたと言う設定です。サスペンス的設定ですが、どこか間の抜けたメンバーのおかげでコメディ色が全面に出ていますが、「あなたの予想は１００％裏切られる」の帯の通りの結末に・・・
（もちろん、ネタばれは書けません、、この本の解説を読んでもネタばれがありません(^^;)

この作者の別の作品も読んでみたいです。

投稿元：

レビューを見る

エレベーターで繰り広げられるミステリー。登場人物が結構面白くて、エンターテイメント小説の色が濃いです。けどなんとなく最初から結末は見えてる気がしました。ので星２つ！

投稿元：

レビューを見る

作者が舞台の人なので、台詞回しやテンポなど舞台的な面白さが生きていた。シチュエーションが生かされた映画『死刑台のエレベーター』や『CUBE』などをコミカルにするとこういうテイストが生まれるんだなぁ、と思いながら楽しく読めた。だが、どんでん返しについてはズルさを感じてしまった。構成的には巧いし、よくまとまったオチだとは思うけれど、物語を集約しきれていない結末に思えるし、その視点は逃げではないかとも感じてしまう。ミステリー仕立てのシチュエーションコメディという点では面白いが、ミステリーという意味では問題山積みだと思う。

投稿元：

レビューを見る

セリフが多いしコミカルで面白くすらすら読めた。けど後半怖かったし結末もダークだった。シリーズものみたいだけど続きは読めないかな…

投稿元：

レビューを見る

プロローグの読みにくさにイラつき、その後も箇条書きのような一行ずつの文とやたら長い段落の混ざりっぷりが目につき、読むの止めようかと思うこと数回。劇団の脚本家と言われて納得しましたが、これは小説じゃなくシナリオだ、舞台を想像しようと読み方変えれば楽しめました。そこで暗転、誰々にスポットライト当てて…って自分で演出してる気分になれて。ただドラマや映画じゃ面白くないだろうな。あくまで舞台で。しかも大きな劇場じゃなくてアングラ。

投稿元：

レビューを見る

原作を読む前に、映画のほうを見てしまったのだけど。
これは、逆に、映画のほうが、ものすごい表現力高くて
映画を後で見たほうが、よりいっそう、ワクワクできたかも！と。


４人がエレベーターに閉じ込められるのだけど。
この４人の素性は？
といった背景をクローズアップしている映画版と違い
原作は、人の心が読める、本当はオカマのマッキー。
そのマッキーの心目線で描かれてる感じ。

なので、イケメン順くんへの思いが、
細かくて、原作は、そこがちょっとおもしろい。

原作を読んで、初めて、堀部監督の
表現のすごさっていうか、
想像力のものすごさに圧倒されたな～と思って
もう一度、映画のほうを見たい！！と、思わせた。
しかも、キャラが、それぞれ、もっと濃く、分かりやすく
見せるぶんだけ、描かれてたので、
すっかり、それをイメージしながら、原作も読んでしまった。

行間もわりと広くて、あっというまに読める読みやすさ。
映画よりも、残酷さも少ないので（＾＾；
どれくらい、自分の中で、残酷さを想像するか、できるか。
人によって、ずいぶん違うかも。

映画「悪魔のエレベーター」オススメです

投稿元：

レビューを見る

[購入] コメディ×サスペンスの、次々とテンポ良く展開するスピード感溢れる密室モノ。全く予想出来ない奇想天外なオチではない分、リアリティがあって最後まで「おおぉー」っと楽しめる。

軽いノリのようであって、結末でブラックに落とすプロットに、著者の脚本家・演劇人としての資質を見たように思う。
比較的短時間で読破出来、エンタテイメント小説として十分楽しめる。

投稿元：

レビューを見る

予想外のラスト。こう来たか。
で、改めてプロローグを読み返すと、ちゃんと伏線が張ってある。完全にスルーして読み飛ばしてしまっていたところに、事件の重要なヒントが隠されているのだった。

投稿元：

レビューを見る

　気がついたらエレベーターの中で倒れていた小川。エレベーターが急に止まってしまって、閉じ込められてしまったらしい。エレベーターの中には小川の他にも3人。ケイタイもなぜかなく、非常ベルも繋がらない状況で、しょうがなく4人は自己紹介を始める。すると、驚愕の事実が次々と判明していく――。

　閉じ込められた小川視点の第一章、乗り合わせた自称ニート・牧原視点の第二章、そして同じく乗り合わせた自称ヤクザ・三郎視点の第三章。同じエレベーターの中で話がどんどん展開するまるで演劇のような世界観。次々と様々なことがあきらかになっていく様子は最近観た中だと「キサラギ」のような手法。第一章と第二章は同じところを違う視点からなぞるのかと思っていたが、それも途中でびっくりするような展開に。たしかにおもしろい！おもしろいんだけど、第三章のさらなる発覚までいくと、やりすぎな感じがしたな〜。そこまで無理矢理どんでん返しを作らなくても十分おもしろかったのに。第一章第二章＋αくらいで終わらせていたら、評価はもっと高くつけていたと思う。あと、この装丁も好きじゃない。

投稿元：

レビューを見る

本屋さんでなんとなく気になって買った本。
読んでて情景が浮かんで来ておもしろくて一気に読めた。
とっても読みやすい。
エレベーターでこんなことには遭遇したくないなと思った。
「悪夢のドライブ」もちょっと気になってます。