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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2007.10
- 出版社: 第一法規
- サイズ:19cm/249p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-474-02345-1
読割 50
紙の本
地方自治に生きる 宮澤弘回顧録
著者 宮澤 弘 (述),御厨 貴 (編集),飯尾 潤 (編集)
千葉県副知事、自治省官房長・行政局長、消防庁長官等を経て自治事務次官に就任、法務大臣も務めた宮澤弘。幼年、青年時代から法務大臣時代までの自身の体験を語る。【「TRC MA...
地方自治に生きる 宮澤弘回顧録
地方自治に生きる-宮澤弘回顧録-
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商品説明
千葉県副知事、自治省官房長・行政局長、消防庁長官等を経て自治事務次官に就任、法務大臣も務めた宮澤弘。幼年、青年時代から法務大臣時代までの自身の体験を語る。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
退屈
2008/05/04 09:30
11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮澤兄弟というのは、どうして、こう、退屈な連中が多いのか。本書は、権力の中枢を歩んだ元内務官僚の証言という学術的価値はあるのだろうが、「読み物」としては、これほど盛り上がりもドラマもない平板な書物は読まされるほうもつらい。読みどころとしては、千葉県に出向し、京葉工業地帯の造成を著者が主導し完成させたあたりと、法務大臣としてオウム真理教に対し破防法の適用に踏み切るあたりか。気になるのは破防法の適用の権限が内閣に存せず、内閣総理大臣にも法務大臣にも公安調査庁長官にも存せず、公安審査委員会なる「合議体」にあるなどという馬鹿げた解釈がいまだに生き続けていることだろう。これは早急に改正の必要がある。やはり権限は内閣総理大臣に集中すべきだと私は思うのだが。あと、性質が悪いのは、この宮澤弘という男、兄の喜一同様、人生を一貫して権力の中枢を歩んでいるにもかかわらず、権力の行使に違和感を持ち、権力に距離を置きたいなどという偽善を口にしていることだ。んならはじめから内務省なんかに就職するなよ、広島県知事なんかになるなよ。国会議員になんかなるなよ。権力の座を目指す以上、権力を愛していなければならない。権力を愛するからこそ、権力を行使する恐ろしさをも身につけることが出来るというものなのだ。権力を手にしながら「私は権力が嫌いです」などとほざくのは、ただの責任逃れにしか過ぎない。要するにこいつ等兄弟は、ヒトの上に立って偉そうに説教たれるのは好きだが、権力を行使して、後からその結果責任を追及されるのが死ぬほど嫌いな根性ナシに過ぎないように私には思える。こういうヤツが組織のトップに立った時、天変地異や戦争が起きると組織は悲劇に見舞われる。トップがビビリまくり決断が出来ず、組織全体が滅びるという目にあうからだ。権力の座を目指すものは、頼むから「私は権力の行使が嫌いです」などと言わないで欲しい。何度も言うが、それならはじめから権力の座なんか目指すな。権力の座を目指す以上、権力の行使そのものに「喜び」を思えるような人間でなければならないのである。