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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 617件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.11
  • 出版社: 宝島社
  • レーベル: 宝島社文庫
  • サイズ:16cm/237p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7966-6161-4
文庫

紙の本

チーム・バチスタの栄光 上 (宝島社文庫 このミス大賞 田口・白鳥シリーズ)

著者 海堂 尊 (著)

東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴...

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チーム・バチスタの栄光 上 (宝島社文庫 このミス大賞 田口・白鳥シリーズ)

税込 524 4pt

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商品説明

東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。医療過誤死か殺人か。田口の聞き取り調査が始まった。第4回『このミス』大賞受賞、一気にベストセラー入りした話題のメディカル・エンターテインメントが待望の文庫化。【「BOOK」データベースの商品解説】

【『このミステリーがすごい!』大賞(第4回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー617件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

名前の由来

2015/09/14 17:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たる - この投稿者のレビュー一覧を見る

田口先生曰く、名前の由来を聞くことは相手の理解のために有効だそうだ。自分の名前はその人が一番耳にする言葉であり、それに対してどのように向かい合っているかを知る事は、生きる姿勢を知ることになる。…友達が面接で名前の由来を聞かれて、「分かりません(キッパリ」と答えたそうだ。己を顧みない格好いいな子なんだなぁ。ちなみに両親曰く、僕は生まれる直前まで女の子だと思われていたようで由 来 が な い…もとい、自分で考えろ。だそうだ。生きる姿勢を見つけるのも楽じゃない。さ、下巻読も…

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紙の本

名探偵は必ずしも人格者にあらず

2008/09/19 20:57

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 天才医師、桐生が率いるチーム・バチスタは、成功率平均六割といわれるバチスタ手術を連続26回成功させたが、直近では立て続けに3例の術死が起こっていた。医療過誤死か殺人か? 殺人であるなら、その手口は? 動機は?


 この作品、原作を読む前に映画版をDVDで観たのですが、正直あまり面白くありませんでした。しかし、映画だけ見て「これが『このミス』大賞?」と思うのは不当であろうと、張り切って原作を手にしてしまいました。
 原作は、なかなか面白かったです。上下巻に分けず1冊にしてくれていれば、星もう一つ足したのですが。
 

 映画はそもそも尺の問題があって、原作の全てを盛り込むことはできません。だからエピソードがカットされたり、ストーリーや、時に結末が変わることも有りだと思います。ただ、登場人物のキャラクターを変えてしまうのは問題。
 チーム・バチスタのスタッフだけで7名、それに主役の探偵コンビである万年講師の田口と、変人役人の白鳥。高階病院長と藤原看護師も入れて、主要な人だけでも11人になる登場人物を、どう描き分けるか? 

 最終的に明らかになる犯人だけでなく、チームのスタッフ一人ひとりについて、映画は残念ながら、表面しか人物を描けませんでした。だから共感することも、心を動かされることもなく、残念でした。
 原作は一人ひとりをじっくり書き込むことで、その人が何故そうした行動に出たのか、何を悩み、苦しみ、何を信念とし動いたか、伝わってきます。 同じ人物に対して、田口と白鳥という全く別の視点からの聞き取り調査が行われることで、人間の持つ多面性が浮かび上がって来るのでした。

 
ところで、主人公の田口とコンビを組む、厚生労働省の白鳥では、かなりの変わり者でした。鋭い観察眼と頭脳を持ち、論理で対する人を追い詰める彼は、確かに探偵として優れているのかもしれません。けれど、人間としてどうなのでしょう。
 探偵は孤高でなければならない、誰かを傷つけることになっても真実を引きずり出さねばならないのかもしれません。
 でも、チーム・バチスタのスタッフVS白鳥の場面で、私は思い切りアンチ白鳥でした。もはや、誰が犯人であるかに関係なく、「白鳥なんかに負けるな!」と声援を送ってしまいましたよ。

 結局、ペーパードクターである白鳥には、現場の医師たちの痛みや覚悟は理解できず、また理解する必要もないものなのでしょう。著者は実は、その温度差こそを書きたかったのでは、と斜めな見方をしてしまいました。

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紙の本

心臓手術中の連続死は、事故か、殺人か

2018/12/30 19:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さらさばく - この投稿者のレビュー一覧を見る

「バチスタ」は、拡張型症の左心室縮小形成術のことで、創始者の名にちなむもの。
バチスタ手術を得意とする、アメリカ帰りの天才外科医、桐生恭一のチームが「チーム・バチスタ」で、彼らの担当する患者が連続して死んだのが、事故か、殺人かが謎ときの主軸です。

病院長・高階の依頼で、不定愁訴外来の田口公平医師が調査に当たります。
著者は現役の勤務医だけに、大学病院という機関の構造や、内部の力関係、複雑な人間模様が謎解きと並行して描かれています。
ただ、同じ大学病院でも、山崎豊子の『白い巨塔』ほどの印象は受けませんでした。

「このミステリーがすごい」第四回大賞受賞作ですが、期待しすぎた感あり。

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紙の本

ドラマ見たのに。。。犯人は?

2016/11/18 11:09

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマが始まったころから積んであった本!(笑)
田口先生、なぜだか私の脳内変換は西島秀俊さん!?
仲村トオルさんふんする厚生労働省は出てこないのね??
で、犯人って誰だっけ?たしか先生の誰かの健康上の問題よね?
そう思い出しながら、下巻に続く。。。

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紙の本

まずここから

2015/06/05 21:20

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:レオボー - この投稿者のレビュー一覧を見る

発売当時、話題になった作品。
医療ミステリーはあまり読んだことがなかったですが、上下巻とも一気に読みました。

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紙の本

海堂尊のチームバチスタの栄光

2011/08/18 10:08

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:renogoo - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすがに勤務医が書いた小説だけあって、業界の裏話のような現実感のあるトピックなどがでてきて
緊迫感もあり笑いもありのなかなかおもしろい本だった。
第4回このミステリーがすごい大賞にもなったしらしいけど、納得の作品だった。

主人公はのんびりとした大学付属病院精神科医の田口公一。 
病院では愚痴外来とさげすまれている、窓際医師。
病院長の命令で田口医師はチームバチスタと呼ばれるスーパースター心臓外科医の桐生の医療事故についてしらべる。 今まで成功率100%をほこっていた桐生だが、たてつずけに患者を手術中に亡くし、自分の技量以外のなにかが影響しているのではと考え、調査を依頼する。
もちろん、あまりやりたくない田口医師。

本の3分の1ほどは、田口なりにいろいろチームバチスタを調べるところを書いている。
ここまで読んで主人公は田口、窓際医師なりに概念にとらわれない切り口で解決するのだろうと思っていた。
田口のキャラクターも十分魅力的だし。
ところがどっこい、中盤になりいきなり羽茶めちゃキャラの厚生省官僚白鳥が登場。
たしかに、彼の登場で話はおもしろくなったけど、なんか後だしじゃんけんのような姑息さがぬぐえなかった。
もうちょっと最初から出しておいてくれれば、エーっていう驚きは無かっただろうに。


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紙の本

海堂尊の名をしらしめたデビュー作!

2012/01/12 13:50

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作にして、著者・海堂 尊のデビュー作。
随分以前から話題になっていて、もう既に読んだ人も多いはず。遅ればせながらわたしも読んでみました。コレ、すごいです。面白すぎです!!今更ながら、DVDでだけど映画版を観てみたいし、この秋から始まるドラマにもかなり注目。医療小説って今まで敬遠していただけれど、この作品はなんの違和感もなく読めた。そして何より面白かった。

物語の舞台は関東地方にある大学病院。大学病院という場所柄、そこで生き残るためにはある程度の政治力が必要となる。しかし通称愚痴外来こと不定愁訴外来の田口医師は出世にはまったくもって無関心。勢力争いに巻き込まれずに日々を淡々と過ごすことを目標にしている、と言っても過言ではない。しかも医者のくせに血が苦手。

そんな彼のもとになぜか、院長の高階医師から特命が下される。病院自慢の奇跡の心臓移植チーム、チム・バチスタにおいて発生した術中死を調べろ、という。医療ミスかもしれないが、医療ミスではないかもしれない、というのだ。つまりは、誰かが故意に患者を殺していると……それだけの情報を頼りに、田口医師の調査が始まった。しかし、調査は途中で行き詰ってしまう。

と、そこへタイミングよく現れたのは厚労省の技官・白鳥。この白鳥がちょっと曲者だ。コードネームは火喰い鳥。その由来は、彼が通ったあとには草のひとつも生えない荒れ地になるから。彼はまさしくロジカル・モンスター(論理怪獣)。パッシブ・フェーズやアクティブ・フェーズなる技法を用い、理詰めで真相究明に乗り出す。果たして術中死は殺人なのか、それとも医療過誤か。



まず、あまり馴染みのない医療現場の描写がスゴイ。もちろん、不慣れな単語や専門用語もたくさん登場するけれど、それはそれで適当に読み飛ばしても大丈夫。想像力でカバーしてしまえはOK。たいした問題ではない。

穏便にすませることをモットーとする田口と、ちょっとのことでも大事に事を荒立てる白鳥のアンバランスのようでバランスのとれたコンビネーションが時にコミカルで時にシリアスで面白い。多くのひとは白鳥のようなひとが周りにいたら腹立たしく思うかもしれないけれど、わたしはきっと好きになるだろうな、こんな迷惑なほど個性的なひと。なかなか好み。ただ、見かけがゴキブリっていうのはちょっといただけないけれど(笑)。と、何がいいたいかというと、キャラクター設定が絶妙だということ。主役のコンビの他にもチーム・バチスタのメンバー、高階院長やその他登場人物のひとりひとりが個性的で、端役までもがいい味を出している。なんだか「いそういそう」というキャラクターばかりで、想像を掻き立てられて楽しい。

そしてなによりも注目すべきは、謎とその謎解き。ビデオや看護師、医師、麻酔師などに囲まれ超監視体制に置かれた、半径数センチの心臓手術という現場。真相究明までの論理的展開。一度読み始めたら最後まで止められないこと間違いなし。このミステリはすごい!です!

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紙の本

医療の世界に入り込むための序章

2009/01/03 22:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アメリカから招聘した医師桐生を中心とするチーム・バチスタは、結成以来の手術成功率100%という驚異的な数字を誇り、大学付属病院の看板だった。しかし、最近になり連続して術中死が発生。この調査が、出世レースから完全に離脱した講師田口に依頼される。全く専門外であり、外科の基礎知識もない田口は戸惑うが、高階病院長の無言の圧力により、引き受けざるを得なくなる。田口はチームメンバーからの聞き取り調査を行ったり、手術観察を行うが、全く原因がつかめない。そんな時、再び術中死が発生してしまう。

 日本の心臓移植の問題や、死因不明のまま処理されてしまう現状に対する危機感を背景として執筆されたと思われるミステリー。栄光に満ち溢れたチームの陰に潜む闇が、田口の調査を通じて少しだけ明らかになってくる。全体としてゆったりとした調子の作品だと思う。ただ、大学病院の医局制度というのをよく知らないので、そこでの生き方についてはあまり共感できなかった。

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紙の本

病院内にメスを入れる

2020/01/07 18:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

派閥争いから早々と離脱した、田口公平のキャラクターに親しみが持てます。様々な思惑が飛び交う中で行われる、高難易度の心臓手術がスリリングです。

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紙の本

医学に精通しているのでしょうか

2017/05/18 22:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公は出世欲を欠いた、大学医学部には珍しい存在。ただどうして医学部に残れているのかという理由はかなり正当性があります。確かに神経内科に必要な人材になれたのでしょう。それはかなりの僥倖だったはずです。
医学用語も素人でもわかるようにしながら登場させています。どこまで真実性のある医学事実なのかはわかりませんが、なかなか興味深いところです。
さて、術死の原因は殺人なのか。そもそも殺人の匂いがあまりしないように感じるのですが、どうなるのでしょうか。この点、通常のミステリーとはテイストが異なるように感じます。

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紙の本

医療知識に基づく臨場感と,スピード感あふれる作品。

2018/11/02 21:44

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

海堂さんが世に出ることになった記念碑的な作品。
近著もヒットを飛ばしている。キャラクターや設定をかぶせて
多くの作品を派生させている。
海堂さんに興味のある人は多いと思う。
海堂ワールドの中心となる作品なので,まずこの作品を
読んでから次を読まれる事をお薦めしたい。

最初,知人に薦めてもらったのだが,タイトルでは
サッカーの話かと思っていた。本を買ったら医療器具の表紙。
チームバチスタって何?
タイトルと表紙のギャップで,すぐに引き込まれてしまった。
ブラックジャックを愛読した血が騒ぐ。

東城大学付属病院の万年講師の田口が,高階病院長に
呼び出されて物語が始まる。二人のやり取りで,
バチスタとは手術方式を確立した博士の名前で,
心臓肥大症に対する術式という説明が入る。
タイトルのもやもやが,開始5ページで明らかにされて好感を持った。

バチスタ手術を行なうのは六人一組のチーム。
三件立て続けに,患者の死亡が発生した。
病院長直々に田口に内部監査の極秘指示が出される。
しかし,病院にはリスクマネジメント委員会がある。

田口は委員会を通すべきと進言するが,病院長はそれに対して
委員会審議に先立つ予備調査の位置付けを与える。
理由はシンプル。田口の回想が入る。

「・・・この案件は果たして当委員会で対応することが
要求されるべき案件であるかどうか,・・・(五行続く)」

いるなー,こういう人。非生産職場の委員長にぴったりだ。
保護壁を作るのが目的になってしまい,分厚い壁をかき分けると
なーんもなかったという典型的な御仁だ。
これは小ネタの一つ。本題は,田口を軸に展開される事件解明だ。

物語は,実に軽快な運びだ。リスクマネジメント委員会の件でも
分かるように,実体験がかなり入っているのではないか。
モデルの人,可哀想に。本物の輝きを乗せる文章力も見事。
あだ名を多用したり,エピソードを入れたり,エンターテインメントの
気配りは行き届いている。

海堂さんは,調子が良いと一日百枚ぐらい書いてしまうそうな。
一気通貫の雰囲気の醸成に一役買っているのは間違いないだろう。
読書感想文三枚に苦しんだ私。すごいなーというのが,
中身を含めての率直な感想だ。

作品で重要な役割を果たす死亡時画像診断処理装置,
本当に試験導入が始まったとのこと。
本編を通し,現実の医療行政に波紋を投げた事も,
一介の小説に留まっておらず尊敬した。

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紙の本

面白いですよ

2008/01/07 19:37

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hisao - この投稿者のレビュー一覧を見る

いいですね。
限りなく重い主題を軽快にコミカルに溶きほぐす文体。
人物造型が素晴らしい。
狂言回しはお医者さんには珍しい?無欲でシャイで心優しいが打たれ強い硬骨漢。(これってまさか現役医師である作者の実像?理想像?)
したたかで食えないが誠実な病院長。
医師の誉れ、“神の手”を持つ天才外科医師。
そしてプライドと実力を破天荒なまでに振りかざして
密室殺人に挑む“超”役人は“ゴキブリ”と称せられる“ロジック・モンスター”
信じられないが、こう言う人達結構居ますよね。
こう言う人達があり得ないと言うか決して有ってはいけないが、結構ありそうな犯罪現場で踊る、殴り合う、喚く、泣く。

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紙の本

思っていたより、普通でした。

2011/03/24 05:11

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 もう、映画化までされた有名作品なので、あまり説明はいらないと思いますが、
今さらながら読んでみました。

 バチスタ手術と呼ばれる心臓外科手術で、医療事故が発生。
不定愁訴外来(通称『愚痴外来』)担当の田口(窓際族の医員ですね)が調査を依頼されるのですが、
今一、成果が上がりません。
 そこへ、厚労省からロジカル・モンスターと呼ばれる、白鳥が来院しこの事件を解決します。

 「このミス」を出す宝島社が鳴り物入りではじめた、ミステリの文芸賞「このミステリがすごい」大賞。
鳴り物入りだったはずなのですが、今一歴代の受賞作にヒットが出ず、年月だけ漫然と経ていたのですが、
本書で、ベストセラー入り、&映画化&ドラマ化で、名実共に、大ブレイク!!。
 あれよあれよという間に国民的ミステリとなりました。

 なんか、噂ばかり先行して、どんなんだろう?どんなんだろう?と期待がかなり膨らんでいたのですが、
映画もドラマも見ていない、私が、読んだ一番の感想は、
ミステリとして割りと、普通。
 現役の医者が書いたということで、専門的なメディカルミステリにも成り得たでしょうが、
そこは、一般向けもねらい抑え目にした感じ。
 又、超過激キャラ、白鳥も読んでいてスゴイとは思いましたが、
凡庸で、平凡、常識人のワトソン役に、超過激な探偵役って、ご本家のホームズもそうだし、
近年では、京極堂シリーズの関口とその関口をバカオロカとののしるハイテンションな榎木津
の組み合わせでも、
(しかし、実際の謎解きは、中禅寺、(京極堂)がしますが)このパターンなんですね、、。

 でも、不特定多数個人情報開示権とかは、面白いと思いました。
また、白鳥が厚生労働省で左遷されているってのも、リアル。
 ドラマまで終わっちゃって、もうブーム過ぎていると思うけど、
読んで損はない作品だと思います。
 これで、「このミステリがすごい」大賞が盛り上がればいいけど、、、。
なにせ、文芸が本家の版元でもないし、文学賞としては、新参だし、賞金は、すごいんだけど、、、。

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紙の本

バチスタシリーズを読むきっかけになった面白い一冊。

2022/04/29 13:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る

海堂尊の海堂尊のチームバチスタシリーズはすべて読んだが、シリーズの後にもつながるし、ブラックペアンなど前段の作品にもつながるバチスタシリーズを読むきっかけになった面白い一冊。はすべて読んだが、シリーズの後にもつながるし、ブラックペアンなど前段の作品にもつながるバチスタシリーズを読むきっかけになった面白い一冊。

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2007/11/11 15:30

投稿元:ブクログ

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