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仏果を得ず
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 322件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.11
  • 出版社: 双葉社
  • サイズ:20cm/284p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-23594-4
  • 国内送料無料

紙の本

仏果を得ず

著者 三浦 しをん (著)

“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。【「BOOK」データベースの商品解説】“好...

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仏果を得ず

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商品説明

“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。【「BOOK」データベースの商品解説】

“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春の物語。『小説推理』の連載に加筆修正し単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

三浦 しをん

略歴
〈三浦しをん〉1976年東京都生まれ。早稲田大学卒業。「格闘する者に○」でデビュー。「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞。ほかの著書に「風が強く吹いている」「きみはポラリス」「人生激場」など。

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みんなのレビュー322件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

「風が強く吹いている」につづく爽やかな青春小説

2008/02/03 06:26

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アナスタシア - この投稿者のレビュー一覧を見る

三浦しをんさんは本当に不思議な作家で、読む作品ごとに傾向が大きく異なる。妄想がとてつもなく広がって行くエッセイや落ち着いた味わいのじっくりと楽しめる小説も書くし、この小説のように勢いのあるがむしゃらに生きる若い人を書く作品もある。共通しているのは確かな文章力と細部まで虚構のはずの世界を生き生きとつくり込める構成力のように思う。

「風が強く吹いている」も勢いよく読め、駅伝に参加する一人一人の姿とチームワークに感情移入したり、皆の頑張る姿に感動したりと大好きな作品だった。
この作品も同様に勢いがあるし、一生懸命に生き、一つのことに誠心誠意努力し、周りの人々とたまには反発しながらも協調する素敵な男性達の姿が書かれている。ただし、舞台設定も人物の造詣も話の展開も全く異なるので、「風が強く吹いている」を連想させる部分があると言うだけで決して類型的にはなっていない。2つの作品を並べてみたのは、「風が強く吹いている」を読んで気に入った人はきっとこの作品もお気に召すと思うので是非読んで欲しいと推薦するためだけである。

文楽に打ち込む駆け出しの太夫である健とその相三味線となる兎一郎(といちろう)を中心として、文楽の世界を舞台に話は展開する。そこに健の師匠の銀太夫にその相三味線の亀治を始め文楽関係者やその家族、健の友達や恋人がからんでいく。文楽関係者は必ずしも人間的に優れた人ではないが、皆芸に真摯に取り組んでいて清々しい。
健達の日常は文楽の公演を中心に進んでいき、作中でも実際の文楽作品が多数登場する。健の心情と健の演じる登場人物の心情がシンクロして高まりあっていく感じがとてもよい。

あまり具体的な内容を書いてしまうと読む楽しみが減ると思うし、どちらにしろ私の筆力では面白さの一割も伝えられないと思うのでしない。本当によい小説なので、文楽に詳しい人もそうでない人も是非一読してもらいたい。文楽に詳しくない私にとっては、ついでに文楽についての興味もかきたてられるという余禄もあった。

「あやつられ文楽鑑賞」の中で、仕事として見始めた文楽に心から傾倒していく心境を述べているが、この作品には文楽と文楽に関わる人々の深い愛情が感じられる。併せて読むと彼女の個々の作品や文楽全般に対する思い入れが分り、DVDのBehind the scenesを観てるような気分になり、また楽しい。

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紙の本

いろはにほへとちりぬるを

2010/02/02 15:30

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

作品毎に文体から作風まで変えてくる驚異の作家三浦しをんさんが、
伝統芸能【文楽】の世界に挑んだ!と聞き、強い関心を持った本。なんでこうも上手に、

ヘンテコな人ばかり生み出せるのだろう!主人公健太夫(たけるたゆう)の、相三味線、
つまりはパートナーとして選ばれた三味線の兎一郎兄さん。兎にも角にも、珍妙な性格の男なのである。

何せ健とは十年、ほとんど毎日顔を合わせているのに、挨拶以外は一度として話した事がないのだ。
いつもふらふらと楽屋からいなくなってしまい楽屋の食堂で、

五つぐらい並べたプリンをうまそうに食べているのだから。妙な噂も、枚挙にいとまがないし…。
それに頑固さも天下一品で三味線や太夫の長老連が口を酸っぱくして、健大夫と組む事を促しても、

自分が納得するまで、何編でも、真っ向から堂々と反論してみせるだけあって、巧さだけでなく、
演目への完璧な解釈に基づいた演奏力をも、持ち合わせた凄腕の奏者なのである。それに付け加えて、

本番まで一月を切っても、本番とは丸で関係ない、基礎中の基礎の演目の解釈を巡って、
健の認識を確かめては、逐一その作品を稽古させる。怒髪天を衝いたのが、

健の師匠かつ文楽の人間国宝である笹本銀太夫。齢八十を超えて、益々芸の道を真っ直ぐに歩いている所か、
「遊びは芸の肥やしじゃ」と広言して憚らない。

そんな奔放な師匠の思惑を外した兎一郎がした事を我慢出来る訳がない!健の頭を扇子で叩きに叩きまくる。
理由は「お前は俺の弟子だからや!」 だそうである。世間並の常識なんてものは通用しない、

それが芸の世界である。主役の健にしても一風変わっている。東京から文楽やりたさに、
大阪まで出て来てから十年以上、でもまだぺーぺーの身分なので、

友人からラブ・ホテルの一室を友情特価の激安家賃で借り、
いくら義太夫を唸っても大丈夫な環境下に住み暮らしている。

けれどもこの事は、健がボランティア活動として続けている小学校での義太夫教室で、
一番弟子を自認してくれている、ミラちゃんには絶対の秘密にしてある。

そんな芸道バカ一代な健大夫だからか、兎一郎兄さんも次第に心を開き始め、
自分の芸論を話し出すまでになる。その際語られる、

「ならず者」と「色気」についての考察は一読の価値ありです。なるほどなぁ、と思いました。
しかし、健の「色」となるオカダマチは大夫の目の前に、唐突に道を開いて、

あれよあれよと言う間に、健は飲み込まれてしまいます。
が、カタカナだったマチさんとの間柄が真智さんに変わる頃、

健の大夫としての芸も飛躍的に向上していきます。文楽の有名な演目や内容も知る事が出来るし、
自分なりの語りや解釈を探して奮闘する健の姿から、読んでいると直接生で文楽を聴いてみたくなりました。

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紙の本

「文楽とともにある日常」

2009/10/02 13:58

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yuki-chi - この投稿者のレビュー一覧を見る

大夫である健を主人公に、個性豊かな師匠、兄弟子たち。
健の相三味線を努める変人兎一郎。
そこに小学生のミラちゃんと母親の真智との奇妙な三角関係も絡んで、
愉快でハチャメチャな日常が繰り広げられる。

高校卒業とともに人間国宝笹本銀大夫に弟子入りした健。
一人前の大夫となる為に、
芸一筋で精進する情熱も
表現者としてのストイックさも魅力的である。

演目を語るうえで、物語の主人公の心情や男女の機微を
健は自分なりに悩んで解釈し、感情移入して演じる。
そして、300年前の物語と、
現在の健の日常の出来事がどこかリンクして、
そこから解釈のヒントをもらったりする。
そんな時代を超えた繋がりがとても温かくて、
文楽が身近に感じられる。

大きな展開や事件が起きるわけでもないけど、
この個性豊かな魅力が溢れる登場人物たちの輪の中に、
いつの間にか自分も溶け込んでいて、
家族のような愛着を持って、読み進めていけるのが
三浦しをんの小説のいいところである。

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紙の本

ありがとう三浦しをんさん。この作品のおかげで文楽に巡り会えることができました。

2008/01/29 00:35

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 恥ずかしいことにもう何十年と日本人をやっていながら文楽を一度も観たことがない。勿論知ってはいる。しかしその知識は教科書で習った文字としての薄っぺらい物だった。この作品を読んだことで文楽について悟った訳ではない。ただほんの糸口をつかませて貰えただけだがそれで充分。この作品に出会えなければおそらく私は文楽に出会えずに一生を終えてしまったことだろう。
 高校生の時に文楽を観たことがきっかけとなり太夫になった健。彼が考えるのはただ義太夫として上手くなりたいという一心の文楽バカ。その彼の相三味線として選ばれたのは腕はよいが変人との噂も高い兎一郎。そんな二人が徐々に互いを認め合い信頼をよせていくのを軸として洒脱な師匠や兄弟子達や文楽好きな小学生の女の子や一目惚れしたその母親との物語がまさに文楽の演目と共に綴られていく。
 私みたいにへえ~文楽って三味線と義太夫さんがセットになってるんだあなんて知っている人からみたら失笑をかうような超ど素人でも充分に楽しめる作品だ。それどころかこれを呼んだら是非一度観てみたいと思った。今では古典だが文楽ができた当時は現代劇。いま私達が観ているテレビドラマみたいな物。時代背景は変わろうとも人の愛や憎しみは変わらない。それをどうやって自分の語りで伝えるのか。舞台の上でどうやって息を吹き込み蘇らせるのか。そんな文楽の世界に生きていこうとする健達の姿を熱情を持って清々しく描いている。
 それぞれ文楽の演目についても簡単な粗筋が紹介されているので素人でも判りやすい。是非一度舞台を観てみたいという気持ちにさせた作品である。

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紙の本

一途な想い

2008/01/26 00:26

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の健(たける)は文楽の太夫だ。その健が師匠の銀大夫から三味線の兎一郎(といちろう)と組んでみろと言われるところから物語は始まる。文楽は、詞章を語る太夫、三味線、人形の三位一体で成り立っている。登場人物は他に、健の兄弟子である幸太夫、銀大夫の相三味線である亀治、健が文楽指導に行っている小学校のミラちゃん、そしてミラちゃんの母親の真智さん、など。

私はある程度文楽に関する知識があるのですんなり話に入って行けたが、そうでない人でも楽しめるようになっている。文楽に関するしきたりや、演目の解説などはさりげなく物語に組み込まれているのだ。そんな文楽のしきたりの中で私が一番好きなのがこれだ。

しっかりと紐を締め、隙なく着付けを終えると、銀大夫は楽屋に正座した。畳に手をつき、銀大夫は出番前の挨拶をする。もちろん、師匠である銀大夫が健に向かって頭を下げるのなど、このときだけだ。
「おねがいします」
「ご苦労さまです」
と、健も両手をついて丁寧に返した。舞台で自分の身になにかあったら、あとを頼む、という意味の挨拶だ。半ば形骸化した慣習だが、銀大夫はいつも、「今日が最期」という真剣さで挨拶する。芸にかける思いの深さと激しさが伝わってくるから、健は扇子で何度はたかれようとも、銀大夫についていこうと決めている。

「実力はあるが変人」である兎一郎と組まされることになった健の苦悩から始まり、芸への探求心、そして恋愛と、魅力的な脇役たちに彩られて物語は快調に進んでゆく。「女殺油地獄」や「仮名手本忠臣蔵」などの有名な演目の筋を紹介しながら、健の恋愛模様をそこに重ね合わせてゆくところも、ベタとは言えなかなか読ませる。

最後の方は文楽なんだけど何だかスポ根のようになってきて、健と兎一郎に『風が強く吹いている』の灰ニと走(かける)がオーバーラップしてくるかのようだった。

文楽を知らなくても楽しめるとは思うが、事前に『あやつられ文楽鑑賞』(三浦しをん)を読んでおくと、より楽しめること請け合いだ。読後感も爽やかだったし、読んでいてとても楽しかった。

k@tu hatena blog

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紙の本

もし『あやつられ文楽鑑賞』がなくて、これを田中啓文が書いた、っていえば私は肯いてしまいます。面白いけれど、しをん、が見えないお話ではないでしょうか。

2008/03/07 19:46

6人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

真っ先に書いておけば、これは『風が強く吹いている』と『あやつられ文楽鑑賞』を合体させたお話だということ。ついでに書いておけば、もしこれを田中啓文が書いたとしても、納得はいくんじゃないか、っていうシロモノなわけです。ま、乱暴だ、文楽と落語を一緒にするな、とか、女と男を混同するなとか、色々言えるんでしょうが私にとっては一つ。

もし、『あやつられ文楽鑑賞』が伏線として存在していなかったら、他の人の作品でもおかしくはない。いえいえ、よくは出来ています。思わず読んでしまうし、文楽の舞台裏というのもよく分るし、鷺澤兎一郎も格好いい。笹本銀太夫のシュトレーゼマンぶりも悪くはないし、ミラちゃんも可愛い。

ただし、しをん、が何処にいるかといえば見えてきません。文章もですが、人物の作り方もニュートラル。無論、良質のエンタメにとってはこれで十分なんですが、『風が強く吹いている』が出てきたときの驚きはありません。登場人物が絞られたせいでしょう、伏線の張りかたには納得しますが、それ以上ではありません。料理の名人が、気負わずに技を披露したという感じでしょうか。

そういう意味で、三浦作品としては平均的なものですが、ブックデザインは秀逸です。勝田文の装画もいいのですが、松昭教の装丁がいいです。特に巻頭の演目が書かれている頁がいい。幕を模した意匠ですが、紙質と色合いが実にいい。ま、難を言えば製本段階での折込が良すぎて、そこの工夫に気付かない人もいるかもしれません。

私などは、まさかそこを開けば目次にあたる演目があるとも知らず、さっさか本文のほうから章のタイトルを書き写していたのですが、最後になって???と思い、あらためて調べれば袋綴じみたいになっています。下からそっと指を差し入れて見ると・・・(なんだか林真理子『本朝金瓶梅』みたい)。いやはや、本を大切に扱わなければあっさり分ったトリックかもしれませんが、よくできていることに感心かんしん・・・

話は、目次の通り5月から12月まで、演目と場所を写しながら展開していきます。一応、公演のあった月を( )の中に書いておきますが、綺麗に一月づつ移っていきます。

一、幕開き三番叟 国立劇場・東京公演 (5月)
二、女殺油地獄 国立文楽劇場 千日前 (6月)
三、日高川入相花王 京都南座     (7月)
四、ひらがな盛衰記 愛媛県内子座   (8月)
五、本朝廿四孝 東京公演       (9月)
六、心中天の綱島 名古屋市芸術創造センター (10月地方公演)
七、妹背山婦女庭訓 (11月国立文楽座) 
八、仮名手本忠臣蔵 (12月)

初出は「小説推理」'06年8月号~'07年3月号です。先ほども書きましたが、伏線が上手に張られていますが、ミステリではありません。下町人情物語ならぬ下積文楽物語で、涙よりは笑い、どちらかというと微苦笑を誘うお話です。青春小説という謳い文句は、年齢不詳の主人公を含め、若さが感じられないのでドーカナと思いますが、ミラちゃんに免じておきます。

主人公は健こと笹本健太夫で、文楽の太夫です。修業中の身で、その師匠と言うのが笹本銀太夫。黄金に勝る銀太夫ともいわれる人間国宝です。といっても、枯れきった老人を思い浮かべては行けません。周囲の目を掠めては禁じられている甘味に舌鼓をうつは、京都に福子という妻がありながら赤坂のアケミと女遊びをするは・・・

とはいえ、人柄が陽性なので少しも暗くはありません。そんな師匠が健の新しい相三味線に選んだのが、色々と噂の多い鷺澤兎一郎です。どちらかというと健は銀太夫の相三味線である亀治と組みたいのですが、それを認めてくれる師匠ではありません。新しい相棒は、少しもものを教えてくれる気配もないし・・・

そんな健が気持ちをリフレッシュできるのが、市立新津小学校で行なっている文楽指導のボランティア。そこには小学三年生になるこましゃくれた岡田ミラや、ミラのクラスの担任で30半ばの美女・藤根先生が健の教えを楽しみにしています。このミラちゃん、密に健に思いを寄せて・・・

遊び好きの師匠、普段は優しいけれど一旦怒れば恐い師匠のおかみさん、不親切な相三味線、調子のいい兄弟子、師匠失踪の影にいる若くグラマラスな水商売風の女、年の差なんてなんのその、主人公に思いを寄せる可愛い小学生、そして主人公に任せられる大舞台。日本中を移動しながら、主人公は修業の道を邁進できるのでしょうか・・・

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紙の本

たとえ「文楽」を知らなくても楽しめます

2016/09/29 02:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「文楽」の人形使いの、師匠や弟子同士の、お話。 テンポが良くて切れ味のいい文体で読み易い。

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2008/01/09 20:28

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2008/01/03 20:10

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2008/12/05 07:50

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2008/04/06 00:18

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