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紙の本
虹の刺客 小説・伊達騒動 下 (講談社文庫)
著者 森村 誠一 (著)
藩政を壟断する兵部の非道を伊達安芸は幕府に訴え出る。兵部と酒井忠清の伊達家分割の密約念書を入手したのは原田甲斐。思わぬ窮地に忠清は、自邸に誘び寄せた伊達家家臣団皆殺しを謀...
虹の刺客 小説・伊達騒動 下 (講談社文庫)
虹の刺客(下) 小説・伊達騒動
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商品説明
藩政を壟断する兵部の非道を伊達安芸は幕府に訴え出る。兵部と酒井忠清の伊達家分割の密約念書を入手したのは原田甲斐。思わぬ窮地に忠清は、自邸に誘び寄せた伊達家家臣団皆殺しを謀る。一度は武士を捨てた絵師虎之助は主家の命運を担い、再び剣を取った。権力への妄執と悽愴なる士道を描ききった歴史巨編。【「BOOK」データベースの商品解説】
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権力のはかなさ
2015/04/14 22:03
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投稿者:ビル - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊達騒動とその時代の徳家綱、綱吉の時代の権力者とその取り巻きとの権力闘争に付いて、そのはかなさを、痛感した。ある意味この時代の栄枯盛衰は健全だったように思う。翻って、現代日本というと、ただ権力者が入れ替わるのみで取り巻き、特に役人は首を切られることもなく、失政の責任も感ぜず、のうのうとしているように感じる。ある意味、極めて不健全なような気がします。