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あまりにも騒がしい孤独
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 17件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.12
  • 出版社: 松籟社
  • サイズ:20cm/156p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-87984-257-2

紙の本

あまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力)

著者 ボフミル・フラバル (著),石川 達夫 (訳)

ナチズムとスターリニズムの両方を経験し、過酷な生を生きざるをえないチェコ庶民。その一人、故紙処理係のハニチャは、毎日運びこまれてくる故紙を潰しながら、時折見つかる美しい本...

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あまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力)

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商品説明

ナチズムとスターリニズムの両方を経験し、過酷な生を生きざるをえないチェコ庶民。その一人、故紙処理係のハニチャは、毎日運びこまれてくる故紙を潰しながら、時折見つかる美しい本を救い出し、そこに書かれた美しい文章を読むことを生きがいとしていたが…カフカ的不条理に満ちた日々を送りながらも、その生活の中に一瞬の奇跡を見出そうとする主人公の姿を、メランコリックに、かつ滑稽に描き出す、フラバルの傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】

故紙処理係のハニチャは毎日運び込まれてくる故紙を潰しながら、時折見つかる美しい本を救い出し、そこに書かれた美しい文章を読むことを生きがいにしていたが…。シュールでグロテスクな愛と死と孤独を鮮烈に描く。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

ナチズムとスターリニズム、アカーキイ・アカーキエヴィチの末裔

2010/05/24 23:42

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:king - この投稿者のレビュー一覧を見る

チェコ文学といえば日本で有名なのはミラン・クンデラだけれど、クンデラはフランスへ亡命して今ではフランス語で書いているし、もう一人チェコで著名というヨゼフ・シュクヴォレツキーはカナダに亡命したので、国内に留まったものとしてはフラバルは最大の作家となり、チェコ国内ではクンデラよりも人気があるという。1997年に亡くなっている。

作品は130頁程度の中篇くらいと短いけれど、主人公の饒舌な一人称スタイルで中身は濃い。語り手のハニチャは故紙の山を潰し続ける仕事についていて、「心ならず教養が身についてしまっている」ため、カントの本の一文を味わい、ゴッホの「ひまわり」で故紙のかたまりを飾るなど、仕事の能率を犠牲にしても自分のやり方にこだわる。ハニチャはさらに老子やイエスやらの幻を見たり、またまわりではネズミたちが果てしない争いを繰り広げたりしている、そういう「あまりにも騒がしい孤独」のなかで、昔の恋愛のことを思い出したり、肉汁の沁みた紙にたかる肉蠅にまみれて仕事をしている。そして家には故紙の山から持ち帰った三トンの本を持っている。

特に面白いのがハニチャの昔の恋人が「クソまみれのマンチャ」と呼ばれるようになったどうしようもなくひどい(ほんとうにひどい)エピソードと、四十年間信号手として働き、その仕事だけが楽しみだったので、引退後も廃物の信号扱い所を買い取って自宅の庭に設置した叔父の話だ。叔父は元機関士の友達を誘い、レールと小さな機関車をも揃え、休日には機関車に火をおこして子供たちを乗せたり、酔っぱらいながら走らせたりしていた。

このシーンがなかなか良くて、小さな、つまらないように見える仕事に些細な喜びを見いだす人物、というのにはなんだか妙に惹かれることがある。思い浮かぶのはゴーゴリの「外套」のアカーキイ・アカーキエヴィチとか、ちょっと違うけれどジャン・パウルの「陽気なヴッツ先生」のヴッツ先生で、この人物たちには似たところがあると思う。

三十五年間勤めてきたハニチャもその叔父のような将来まであと少し、というところだったのだけれど、巨大で効率的な文明の利器が彼から仕事を奪ってしまう。そんな時彼はプラハの崩壊の幻を見る。それが表紙の絵になっている。

丁寧な解説ではカフカ等とともにドストエフスキーの「地下室の手記」が参照されているけれど、むしろこのハニチャという人物は、ドストエフスキーに先行するゴーゴリの「外套」のアカーキイ・アカーキエヴィチの末裔に思える。ゴーゴリの「外套」では彼を外から眺めて書かれていたけれど、今作では人物の内面から語っているという転換がなされているし、この後半の悲劇的な展開はやはり「外套」を思わせるところがあるからだ。その点では「われわれはみなゴーゴリの「外套」から出てきた」とも言われる、ドストエフスキーの登場人物とは兄弟のような関係にあると言える。

そしてとても印象的なのが、この作品にはしばしばジプシーたちが出てくるところだ。名も知れないある女性は毎日ハニチャのもとを訪れていたのだけれど、ある日突然来なくなってしまう。後になって彼女は他のジプシーたちと一緒に捕らえられ、強制収容所に送られて「焼却炉で焼かれ」たのだと分かる。この叢書第一弾のダニロ・キシュもそうだし、東欧という場所柄、ポスト・ホロコーストのモチーフを見いだすことができる。同時に、社会主義時代を匂わせるイメージや記述がさまざま書かれているのは解説を見て気づいたものも多かった。

解説に「ナチズムとスターリニズムという人類史上まれに見る過酷な政治体制の両方を経験しなければならなかったチェコの作家だからこそ書き得た」とあるけれど、確かにそういった過酷な状況をひとつの背景として成立した作品だ。

口語的な文章と翻訳の相性が悪かったのかやや読みづらいところもあったけれど、妙にこの作家には興味を惹かれるものがあり、他のもいろいろ読んでみたいと思わされた。と思ったら河出の世界文学全集の第三期には映画化もされた「私は英国王に給仕した」が刊行予定とある。期待。

Close to the Wall

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2008/08/29 23:56

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2008/03/16 18:39

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2014/12/13 21:46

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2011/12/30 21:16

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