水滸伝 １５ 折戟の章 （集英社文庫）

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宋軍の総攻撃。いかに耐えるか・・・

ぎりぎりの攻防の中、ただひとつの光明が！
果たして成功するのか！？はらはらどきどきの15巻！

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（注意※ネタばれしてます。）
前巻から引き続き花栄の矢がうなりまくります。
すごいですね。あたしもちょこっと弓をやってるけど、花栄の弓はもうぜんぜん別物ですね。
ほんとに人間？ｗ

そして気になるのが黄信。
ちょっと体の調子がおかしいな〜〜と思いながら戦ってたら、
「！？」って感じで口からよくわからん変なものをだらだら吐き出し始めた。
もうでぇへんわーってくらい吐き出したら、アラ不思議。
今まで調子悪かったのが嘘のように完全回復♪

・・・って。いったい何を吐き出したんですか？

ほんとに気になる。。。

この巻はほかにもかなりあついシーンがたくさんあります。
前回盗癖が直らず苦悩していた子供がすこしずつ周囲に目を向け始め、成長していく姿や、
こ三娘の結婚。
こ三娘は晁蓋といい感じだったときがあったことが忘れられへんので、これは正直ショックでした。

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あの漢の矢が炸裂！！
最後まで守り抜こうとする漢の自信の技！！
軍師宣賛、起死回生の策に出る！！

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【私の死の使い道を考えてくれたら、ありがたいのだが】

ついに総攻撃の終幕。多大な犠牲を払いながらもしのぎきる。
そして官軍側の不和。
また新たな策略がめぐらされる。

漫画喫茶にいったついでについつい横山光輝の水滸伝をさらっと読んでしまった。。。

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裴宣の奇策、北京大名府占領という、怪我人、女子供まで動員した梁山泊の総力戦により、宋軍は撤退、これからはまたお互いの駆け引きと軍の編成変え。今後も厳しい状況は続く中、コ三娘が王英と結婚する。何かそぐわない。

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北京大名府を陥して停戦に持ち込む。田虎の叛乱を鎮圧し、張清を仲間に引き入れるまで。

とにかく人が死ぬ。悲しい。

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　梁山泊も負けていくんだねえ。物量が圧倒的だから仕方がないわけではあるが（まあ、そういう差をはっきりさせないと物語にならないのだが）。もうダメだと言うときに繰り出されるトリッキーな逆転手段がすごい。そのたびにまた死者がでるわけだが。

　心の中に敵を持つ人たちが、それと戦い克服するいくつかのエピソードが印象深い。扈三娘が結婚するエピソードも好きだが。
2009/8/14

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北京大名府を占拠することにより、梁山泊の危機は救われる。全ての塞を失うことなく停戦を迎える。それに伴いまたしても多くの漢たちの死が訪れる。死ぬものと生きるものの紙一重に運命を感じる。そして、楊令伝への伏線も多く見られる。張平のエピソードもなんとも言えず感動的である。

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圧倒的に不利な形勢だった梁山泊軍は、軍師宣賛の計により北京大名府を占領したことにより一気に戦局が変わり、お互いに軍を引くこととなる。特にターニングポイントとなったのは、黄信が審亮を一騎打ちにより討ち果たしたことだ。
なかなか軍師が活躍しないなと思っていたが、宣賛の計で梁山泊軍は壊滅を免れる。

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わずか1週間での読了ということで、読むペースが上がってきた。それだけ楽しめたということである。
官軍VS梁山泊軍の全面対抗戦のまっ最中である。梁山泊軍はまたも奇策を用いて北京大名府を制覇する。少ない人数、女性陣、負傷兵といった非戦闘員を総動員しての制圧であり、読んでいて痛快感すら感じた。
そして、水滸伝における最後の官軍からのとらばーゆと思われる張清が魯達の策謀によって梁山泊軍入り。礫を投げるのが得意という一見分かりにくいキャラクターで、いまいちイメージ出来ないが、今後終盤の闘いにおいて活躍してくれることだろう。
順調に見える梁山泊軍の闘いであるが、その実疲弊が激しく、回復のために何と官軍と講和を結ぶことを画策し始めた。当然、官軍も一筋縄ではなく、丁々発止のやり取りが見られるだろうが、この策がどう功を奏すのか、次巻以降の楽しみである。

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多くの人が死に、追い詰められる中うたれた賭けの一手。ほっとしました；；宋清さんが死んだのが自分でも意外なほど衝撃でした…。