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死神の精度(文春文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 1,715件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2008/02/01
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/345p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-774501-1
文庫

紙の本

死神の精度 (文春文庫)

著者 伊坂 幸太郎 (著)

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない—そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査の...

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死神の精度 (文春文庫)

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商品説明

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない—そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。【「BOOK」データベースの商品解説】

【日本推理作家協会賞(第57回)】【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

死神の精度 7−47
死神と藤田 49−92
吹雪に死神 93−150

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みんなのレビュー1,715件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

死神はひとりではない。

2008/06/30 20:01

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神の精度 伊坂幸太郎 文春文庫

6作品です。
「死神の精度」読み進めるうちになんとなくオチがわかってくる。ところが、読み終えてみると自分の予想したオチとは違っていました。残念。
「死神と藤田」日本語の構造について考えた。いや日本語でなくともいい。外国語でも記号でも。この作品には表記の構造について考えさせられた。
「吹雪に死神」死神物語の背景は何だろう。作者はなぜ「死神」を選んだのか。だれかはだれかの死を望んでいる。必殺仕置き人とか仕事人みたいだ。死神は何でもできる。やはり神だ。しかもこの物語では死神が複数いる。読み終えた。わたしは、密室殺人事件を全員集合して解くという設定が好きではないのですが、この作品にある人物たちの心情交錯のありようは、心にとても重い。
「恋愛で死神」死神=疫病神で、厄病神は空中を飛んでいる。本を読んでいる自分のそばに死神がいるような気になってくる。
「旅路を死神」現実の出来事のようでもある。死神はターミネーターのようだ。容疑者青年は周囲との意思疎通に欠ける。東北の名所に強引に結びつけようとしたきらいあり。
「死神対老女」こういうシリーズはワンパターンに陥りがちだが、多様かつ機敏に変化している。作者の才能と努力を感じる。音楽へのこだわりは何を意味しているのか、最後までわからなかった。作者はどうしてこんなに老人の気持ちがわかるのだろうか。読んでいてうっすらと涙がにじんでくる。文章はどんな世界でもつくることができる。全体をとおして、十分堪能させていただきました。

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紙の本

面白い

2016/05/23 21:16

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しろお - この投稿者のレビュー一覧を見る

この世界では、病死、自殺以外の人の死は死神によって決められているらしい。しかもたった1週間の調査で。そんなに短い間で決めるなんて何様だ!と思うけれど、そうか、死神も神様だった。でも、神様なのに調査(仕事)をしているとは、何だか人みたいな神様だ。

そんな神様、死神と数人の男女とのそれぞれの物語。
死神は人の死に意味はないと言うし、人があれこれ悩むことを疑問に思う。そう言われると確かにそうかも、人はおかしなことに思い悩んでいるなとは思うけれど、そう簡単には割り切れない機微があるのが人生なのか?それは神様には分からない、人だからこそ分かることなのかもしれない…
なんて考えさせられたり、させられなかったりする一冊。

とにかく、一つ一つの物語が面白い。面白くて温かい。

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紙の本

ラストに感動!!

2015/11/21 12:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:むーみん - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画が好きで、原作も読みたくなり、購入。どちらもとても面白かったです。人間からみるとどこか世間知らずな印象を持つ、こちらの死神ですが、時としてとても人間くさく、彼のキャラクターに引き込まれていきます。短編小説のようですが、最後に1つの話として繋がった時、本当に感動しました。

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紙の本

助けてくれるわけじゃないところが死神

2017/05/10 20:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

淡々と仕事していく死神さんがいい味出しています。対象人物と行動をともにしようと情に流されない。そんな彼の音楽に対するこだわりが物語を鮮やかにしていますね。気持ち良いラストにニヤリ。

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紙の本

なんていい本なんだ

2017/03/19 13:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Mr.天才バブッコ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の区切りになる写真がいい

内容も、短編的でいい

本当にいい

雨にまつあるお話で、とてもいいです

雨が好きな人はぜひ

この本を読むと、世界が変わりますよ

【死神の精度】に続いて

【死神の浮力】も、おすすめです

最後のシーンが一番大好き

ダムの端にある道を、豪雨の中死神の超すごい力で、駆け上っていくシーン

車を追いかけるんです

ビショビショになりながら

死に神の、千葉さんは どこかずれています

でも、そこが魅力的です。


死神の精度、ぜひ読んでくださいな

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紙の本

切ないのにあったかい

2016/09/25 21:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PPM - この投稿者のレビュー一覧を見る

続編を購入したので、そちらを読む前に再度1作目を読んでみました。
やはりいいです。
主人公が死神で、死神は対象者を1週間見張り、死んで可か不可かの決断を下すのが仕事。ただしいつも可を選ぶ。
という設定だけあって、切なさがつきまといます。でも、その生き方やちょっとしたありようで、切ないだけではないなにかが残ります。
続編、早く読みたくなりました。

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紙の本

読み易い!

2016/09/07 16:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:idontliketoread - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公目線で書かれており、たくさんの短編に分かれているのでとにかく読み易いです!
それぞれの短編が最後につながる!?
伏線まみれです

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電子書籍

おもしろい!

2015/12/29 07:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編がたくさん入っていてとても読みやすいです。死神の狙っていない面白さにはまります。個人的には、犯罪者の章がおもしろかったです。

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紙の本

千葉さん 素敵です

2015/08/08 23:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きらきら - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだ伊坂幸太郎作。
その後色々読みましたが、今の所これが一番好きです。千葉さんのまじめなコメントが、人間にとっては冗談に聞こえ、それが解せない千葉さん。
でも、怒ることなく、おごることなく、笑うことなく、泣くことなく、淡々と自分の仕事を履行する千葉さんがとてもクールなのに、親しみがわきます。
もう一度、このような遠くて近い人物を主人公にした作品を是非書いて欲しいです。

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紙の本

映画

2013/06/09 23:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tk - この投稿者のレビュー一覧を見る

は見てないけど、映像化は難しい感じがする。
読後感が伊坂っぽい。

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紙の本

高い精度と上質、洗練に充たされた方程式

2008/03/07 08:09

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

上手いなあ、とつくづく。そしてわかりやすい。エンタテイメントに徹したプロの作業であると思う。
「旅路を死神」が白眉。「死神と藤田」「死神対老女」もやはりいい。うるっと来るようなところも確かにあり、ミステリ仕立ての語りではそつない仕上がりのものに思う。全編を通してのものもすばらしい。精度は高く、とても上質。
 
しかしながら、例えば数十年持つだけの耐久力があるかと云われれば、答えに詰まる。
軽妙洒脱と云われること多い伊坂に思うが、この作も短編集という構成を置いたところで、そのものは思えど、太さ、のようなものはあまり感じられない。物語は物語として上手であるが、熱の入り方がドライである。淡白、というのも違う。別地にあるクール。ある種現代的であり、機械的、という言葉が適すだろうか。
 
この作と、伊坂についての印象がある。
例えば試験をしたならば、求められている範疇で90%の点を取る。ポイントを抑える。論旨も明確。そつなく巧妙、精度も高い。前から思っていたものだが、大衆性、人気が高いのも頷ける。
しかしながら、世界自体を狂わすほどの大きな力は無く感じる。数学で例えを云うならば、ゼロでその数を割ってしまうごときの力は持ちはしない。方程式の解法を見せられている快と不快。
割り切ったエンタテイメントとしては非の打ち所がないものだが…。しかし勢い、というか、一点突破、というかの…。違うな。突き抜けた、ものであること。範疇を超えているもの。暴力的なまでの。崇高な、神懸りな、というかの。…そうしたものではないということ。
慣れている、巧妙である。読後感も優れ悪くない。しかしながら、この作も妙に軽く思う。テーマは面白い。なのに不思議なことだ。
優れた才、秀才が持つもの。既に存在する世界のなかにある規定。冒険心は感じない。良かれ、悪しかれ纏まったイメージが残る。例えば『グラスホッパー』『魔王』にしてすら。『オーデュボンの祈り』『アヒルと鴨のコインロッカー』ならそれでも一考するのだが…。
 
伊坂は秀才のイメージがとても強くなった。
破綻すれすれの限界。未然偶然の彼岸にあり、臨界値にある気配を醸す。若しくは天上をゆらり漂う。そのような世界を書物に求めるが、伊坂は枠の内にある。遠く彼岸の極北より、近きのポップを軽やかに仕上げる。掬いし救っているのだが、そのものがどうも軽く感じる。
破綻はしないのだろうな、と思う。「都市的」「現代的」な作家だ。良かれ悪しかれ、優れた工業品のよう。この作も都市の現代に馴染むものだが、深い罅割れや抒情を永年に残すものであるかは疑問に思う。
 
個々人の求めるものにも依るのだろう。
『死神の精度』この作品のレヴェルも大変高い。
上手く、とても上品。優れた職人、プロだとつくづく。
ただしこの作にとって、彼は芸術家ではない。僕が言うまでもないことだが。感じるでなく、考えて構築されたものの印象。
それはそれで悪いものではないのだが…。
 
オーデュボンや、アヒルと鴨~のような作品を再度読んでみたく思う。
何か大きなものを感じた、当時の伊坂を再び見たく思う。

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紙の本

ミュージックを愛す死神の物語

2008/02/23 21:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:久我忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 伊坂幸太郎の作品はどれもとても好きなのだが、いつもいつもどのジャンルにカテゴリすべきか悩むものが多い。そして今回読んだ『死神の精度』もまたそんな印象だ。


 短編という形で雑誌掲載された『死神の精度』『死神と藤田』『吹雪に死神』『恋愛で死神』『旅路を死神』『死神対老女』の六編を収録した一冊。短編それぞれも出来はいいが、やはり一気に全部を読んでこそ、だと改めて実感した。
 主人公は『死神』である。とはいえその単語から連想されるファンタジックなイメージと主人公が重なることもないし、作品がファンタジーなのかといえば少し悩む。本作品に登場する死神は、『職業』といった意味合いの方が強いようにも思える。とはいえ人間なのかといえば、殴られても痛みは感じない、味覚はない、そして死神の中でもこれは主人公だけの特徴だが──彼が仕事をするときはいつも雨が降る。
 彼ら死神の仕事は、死を予定されている人物の調査だ。死神は対象が何故選ばれたのかなど知らない。ただ与えられた仕事を──調査対象の死期一週間前に当人に接触し、その人物が本当に死ぬべきなのか否かを調査し、『可』か『見送り』という報告を行う。そして『可』という報告をした場合のみその死が実行されるのを見届ける。
 そして人の生死を左右する調査もかなりいい加減なものだ。彼らは調査期間ギリギリまで地上のCDショップの視聴器にかじりついて愛すべきミュージックに触れるために、たいていは『可』という報告を行う。


「死んじゃいたい」と呟くクレーム処理係の女性。
「弱気をたすけ、強気をくじく」という言葉を信じ続けるやくざ。
「俺は人殺しなんだっての」とあっけらかんと告げる逃亡者。
 そして主人公を『人』ではないと見抜く美容師の老女。
 さまざまな調査対象や、さまざまな人物との出会い──それを見つめる主人公の視点は冷めているようにも見える。人の生死を決定するという仕事に従事する主人公は他の死神と同じく調査結果はほとんどが『可』だ。
「人の死には意味もなく、価値もない」
 そう独白する冷めた印象の死神は、出会う人々や調査対象に人や死についての質問を繰り返す。もしかしたら死というものの中に意味や価値を見出したいのは主人公なのかもしれない。


 そして、私が仕事をするといつも雨が降る──そうぼやく死神はこれからも、淡々と降り続く雨の中でじっと愛すべきミュージックに耳を傾け、対極にある渋滞を毛嫌いし、そして淡々と死を間際にした人々のありようをその目に留めてゆくのだろう。
 

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紙の本

精度

2014/07/07 09:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:航也 - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めてこの本を手に取った時は『死神の“制度”』の誤字でないかと思ったが、いざ読み終えるとそうでないことがすぐに分かり、これ以上ないほど“精度”という単語が適切な内容だった。主人公の視点が変わらぬ短編仕立てで、これがこの手法故の読みやすさと面白さの両方を兼ねている。気軽に読み返せる作品。

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紙の本

死神にヒューマニティー?

2017/04/29 17:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山好きお坊さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神界の外回り役が、上部の命により、一週間後に死を迎える候補者の身辺に張り付き、死が可か不可かの最終決定を報告する。対象の死には病死や寿命死を含まず、本人の状況いかんでは「不可」と報告され、その死が先延ばしとなる場合もあるそうだ。一見仕事に身が入っていない死神が、指名された人の生活に深く関与しながら、時には同情し時には相談役的友人としての持ち回りを演じる。これはひょっとすると「不可」と本部に報告するのではとしばしば期待を持たされる。この期待感が本書の醍醐味で、助けてあげてとテンション高めて読み進む。中でも「恋愛で死神」が秀逸、清純な恋とストーカー、読んでのお楽しみ。著者に拍手。

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紙の本

2作目

2017/04/25 17:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:娯楽 - この投稿者のレビュー一覧を見る

死神の浮力を読んでください

続編に当たります。

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