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商品説明
ハイデガーは、存在するものからそれが存在することへと関心を転じ、「ある」とはどういうことかを問うた。ハイデガーの思考に循環と転回という視点から接近し、そこから他なるものの声への呼応を浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- 序論
- 一 語る、問う、答える
- 二 合致する、対話する
- 三 循環、転回
- 四 以下の論述の歩み
- 第一章 循環−初期フライブルク時代を中心に−
- 一 「存在と時間」における循環
- 二 リッカートとフッサール
- 三 周囲世界体験と循環
- 四 生の現象学
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2008/10/07 14:42
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投稿者:東北大学出版会 - この投稿者のレビュー一覧を見る
20世紀哲学の最高峰とも言うべきハイデガーの思考の歩みに循環と転回という視点から接近し、他の哲学者たちとも対話しつつ、その歩みから他なるものの声への呼応を浮き彫りにした、長年にわたる著者の哲学研究の結晶。ハイデガー哲学をあくまでも可能性として受け取る本書がハイデガーの循環の存在論と転回の思考から引き出す他なるものの声への呼応とは、隠されたありさまでしばし存在するもの(他人でも、自己でも、人間以外のものでもありうる)による、「ありのままのものであらしめよ」というひそかな呼びかけへの、つねにすでに立ち遅れた応答である。
《目 次》
はじめに
序論
第一章 循環―初期フライブルク時代を中心に―
第二章 原始キリスト教とギリシャ哲学―宗教現象学における固有なものと固有ではないもの―
第三章 生の存在論としての<存在と時間>―マールブルク時代の古代哲学解釈―
第四章 循環から転回へ―『哲学への寄与』を中心に―
第五章 制約された主体性―二つのデカルト像―
第六章 非現前の現前あるいは存在することの彼方―レヴィナスとの対話―
第七章 他なるものの存在の論理―存在しようとするコナトゥス(努力・衝迫)をめぐって―
第八章 循環とその外部
第九章 相互理解とは別な仕方で―ハイデガーとガーダマーの解釈学
第十章 所有すること、存在すること―自らに固有なものをめぐって―
第十一章 他なるものの声―ハイデガーの転回とアドルノの否定弁証法―
おわりに