Ｒｅ‐ｂｏｒｎ はじまりの一歩

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あまり自分の好みでないのもありましたが、全体的によかったです。
どなたのか忘れましたが、プールの話が特に好きでした！

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　新しい何かが始まるときを描いている短編集。私の好きな作家さんである宮下奈都さんの作品があるので手にとってみた。自分の行きたい学校ではない学校に通う毎日の磨りガラスのようなもやもや感がラストの数ページで、ぱぁっと明るく輝き出す音に彩られる。その劇的な変化が喜びやどきどきや、そして生きている鼓動なんだろうと思う。押し黙らせてしまうほどに、青春は弱いものではない。飛び出してしまいそうなジャンプ力がある。伊坂幸太郎さんの作品は家族がばらばらになる最後の日に、なぜかいままで以上に家族が繋がった気がする。とんでもない展開だったりもするんだけど、それでもなぜかいいかなって思える穏やかさがある。思い切ったからこそ、いままでにないカタチが見えるんだろう。

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ＧＷも終わり新学期、新生活に少し慣れ、自分の今の立ち位置に少し疑問をもった時、
もしくはちょっと何かに煮詰まって立ち止まった時に読むのにいい本。

副題が「はじまりの一歩」だけど、どちらかといえば「再生の一歩」という印象を受ける短編が多かった。
宮下さんが描く、音大の付属高校受験に失敗し音楽とは無縁の女子校に通う少女も、
福田さんが描く、志望校ではない大学に入学したけれど、結局大学に全然通わず日々プール通いの青年も、
瀬尾さんが描く、優等生で何でも器用にこなす兄と全く正反対の弟の未来も、
全部応援したくなる。

応援しながら、自分もよし、がんばろうという気になる。

伊坂さんと豊島さんのお話はそれぞれの作風通りのエールを感じた。

少し変わったところでは中島京子さんの『コワリョーフの鼻』。
これは夫婦の再生のお話。
何気なく会話をかわす夫婦が、自分達の言葉に本当の意味を込めた時、二人は初めて夫婦になれる。
うらやましいな、って思った。

どの作品も読み応えがあり、大変満足でした。

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伊坂幸太郎の『残り全部バケーション』が読みたくて図書館で借りました。

相変わらずセリフのひとつひとつが魅力的で、短い作品ながらも引き込まれるものがありました。

なかでも、
「過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラー見てたら、危ないじゃないっですか。事故りますよ。進行方向をしっかり見て、運転しないと。来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいいんですよ」
は本当に素敵な言葉だと感じました。

読み終わったあとは、『フィッシュストーリー』に似たものがありました。

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伊坂幸太郎に惹かれて読んでみる。7人の作家さんの中で好きだったのが・・・
福田栄一「あの日の二十メートル」少年が泳ぎを老人に教える話。瀬尾まいこ「ゴーストライター」中華飯店の家族の話。兄の気持ち弟知らず。伊坂幸太郎「残り全部バケーション」PHSにメールが届く〜お友達になりましょう〜若い男と解散当日を迎えた家族がドライブ。お母さんとお父さんのバランスが絶妙でやっぱり一番好きな話だった。バックミラーばっかり見てたら事故をおこす。正面を見てなくちゃ！だってレバーをドライブに入れておけば、自然に前に進むんだから！！08.5.22読了

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短編なのに惹きつけられる内容だった。はじまりの一歩という題を
忠実に守っているし、どの著者よりもさすがだねと言いたくなった。

毒島ってだれだっけな〜と悩んでいます。誰か教えてください。
なんかに出ていたような･･･

一歩を踏み出す人にお勧めです。

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伊坂幸太郎の参加する短編集ということで読書再生をテーマにした短編集。伊坂幸太郎、瀬尾まいこなどの著名な作家に加え、若手作家も数多く参加し、家族、学生など多くの再生が描かれている。伊坂幸太郎、瀬尾まいこ、宮下奈都を目当てに読んでみました。期待の伊坂さんはちょっと不思議な家族の再生(?)を描いています。期待ほどじゃないけど、なんだか小気味のいいテンポのある展開がさすがです。どれもそこそこの面白さだったけど、気になった作家さんは豊島ミホさんかな。前々から気になっていたんだけど、甘酸っぱい青春が上手な作家さんだなぁと。こういった短編は新しい出会いを与えてくれるから楽しい。

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これも短編。
I LOVE YOUと同じく。

こちらは、ラストに収録されています、「残り全部バケーション」。
伊坂幸太郎はタイトルのセンスもいいなと思います。

ただ、これ作品としては物足りなかったかなあ。
透明ポーラーベアがすごく良いできだけに。

こういう、どこかリアリティの無い家族やキャラクターを見事に操れるところに、
伊坂幸太郎の魅力があると思います。

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伊坂作品が読みたくて借りました。他の作家さんは、読んだことがない人が多くて、結構新しい出会いがありました。また、探してみよう。2008.6.19読了

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伊坂幸太郎「残り全部バケーション」収録
「実はお父さん、浮気をしていたんだ」と衝撃の台詞から始まる物語。家族として過ごす最後の日に、「適番でメールしてみました。友達になろうよ。ドライブとか食事とか。」というメールがとびこんできて物語は思わぬ方向へと進みだす。伊坂節も短編だからか少し中途半端で終わる気がする作品であるが、現代のありかたが垣間見られる気がする。

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すごくいいお話ばかり載ってました。
さっぱりして,なにかをふっきれそう。
一歩が踏み出せなくて悩んでるひと、とりあえず本でも読みましょう。

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「明日からは全部バケーション」―――…岡田/残り全部バケーション

宮下奈都、福田栄一、平山瑞穂、中島京子、豊島ミホ、瀬尾まいこ、伊坂幸太郎。
７人の気鋭によって描かれる、短編小説、それぞれの「はじまりの一歩」とは――？

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★…4.5くらい。一番好きなのは福田さんの「あの日の二十メートル」。中島京子さんの「鼻」のお話もウププって笑えて微笑ましくて。平山さんの「会ったことがない女」もとても良かったし、伊坂さんのお話も、すごくウケた。家族総出なんて…(笑)